薬師岳〜黒部五郎岳〜三俣蓮華岳〜双六岳（室堂→新穂高温泉）

2016年08月01日(月) 〜 2016年08月04日(木)

• GPS: 80:00
• 距離: 54.6km
• 登り: 3,962m
• 下り: 5,286m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:00

11:10 室堂
11:50 11:50 浄土山
12:50 12:50 鬼岳東面
13:20 13:20 獅子岳
14:15 14:15 ザラ峠
14:50 14:50 五色ヶ原山荘
15:10 五色ヶ原キャンプ場

2日目

• 山行: 8:45
• 休憩: 0:10
• 合計: 8:55

5:50 五色ヶ原キャンプ場
6:00 6:00 五色ヶ原山荘
7:50 7:50 越中沢岳
9:30 9:30 スゴ乗越
10:15 10:15 スゴ乗越小屋
11:30 11:30 間山
13:00 13:00 北薬師岳
14:00 14:10 薬師岳
14:45 薬師岳山荘

3日目

• 山行: 9:10
• 休憩: 0:20
• 合計: 9:30

5:20 薬師岳山荘
6:00 6:00 薬師峠
6:30 6:30 太郎平小屋
8:00 8:00 北ノ俣岳
10:30 10:40 黒部五郎の肩
10:50 10:50 黒部五郎岳
11:00 11:00 黒部五郎の肩
12:30 12:40 黒部五郎小舎
14:00 14:00 三俣蓮華岳巻道分岐
14:50 三俣山荘

4日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 0:20
• 合計: 7:00

5:00 三俣山荘
5:45 5:50 三俣蓮華岳
6:45 6:50 双六岳
7:30 7:30 双六小屋
7:40 7:40 双六池
8:20 8:20 弓折乗越
8:50 8:50 鏡平山荘
9:20 9:20 シシウドヶ原
10:10 10:10 秩父沢出合
11:00 11:10 わさび平小屋
12:00 新穂高温泉駅

天候

1日（月）〜3日（水）：晴れのち曇り、夜は雨。
4日（木）：晴れ（午後はやはり曇ってきた様でした）。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

今回自宅（埼玉）と室堂、および松本との間の移動がなかなか大変でした・・・。
・行き：自宅から北陸新幹線等電車で富山駅→富山電鉄（と臨時バス）で立山駅→ケーブルで美女平→バスで室堂。
・帰り：新穂高温泉からバスで松本駅→新幹線等電車で帰宅。

コース状況／危険箇所等

今回のルートは、全般を通じて危険個所等特にありませんでした。雪渓も、縦走路にはほとんどありませんので、アイゼン等不要です（三俣山荘への巻き道に若干残ったりしていましたが、全く問題ありませんでした）。
敢えて言えば縦走路前半の、越中沢岳からスゴ乗越の間に続くアップダウンが、ゴツゴツと岩も大きく足場をとりずらいため、スリップ等やや注意が必要と思います。

その他周辺情報

下山後、松本行きのバスを待つ間、新穂高温泉の「中崎山荘」の日帰り温泉を使わせて頂きました（８００円）。良いお湯でした！

写真

8/1 9:56

今回は、北アルプスの室堂から新穂高温泉まで、計4日間の縦走を計画しました。まずは、北陸新幹線のおかげで若干アクセスの良い富山側から室堂を目指します。これは立山ケーブルの乗り場ですが、結構な傾斜（30度くらい？）を一気に登って行きます。

8/1 11:10

室堂到着。見慣れた景色ですが、清々しいです！(*´∀｀)

8/1 11:15

縦走路とは逆方向の、別山、真砂岳方面を撮ってます。

8/1 11:19

このまま前に進むと雄山ですが、今回はここを右の五色ヶ原方面に進みます。

8/1 11:21

まず最初に目指す浄土山（左のピーク）が見えてきました。

8/1 12:10

浄土山はいつの間にか通過（？）、次に目指す龍王岳が見えています。

8/1 12:21

龍王岳ですが、ここもピークを踏まずに通過してしまいました・・・。

8/1 12:35

次の鬼岳も、ピークの左側を巻いて行きます。

8/1 12:41

龍王岳を振り返って。見るからにトゲトゲしています。

8/1 12:49

獅子岳が見えてきましたね。

8/1 13:22

眼下には黒部湖も。黒部湖の向こうには針ノ木岳ですかね。

8/1 13:25

獅子岳に到着（2741m）。この頃から少し天気が怪しくなってきました・・・。

8/1 14:32

五色ヶ原に向かう木道です。完全にガスってますね。

8/1 14:44

悪天候になると決まって姿を現す、お茶目なライチョウ君。この子供のライチョウが木道をちょこちょこと散歩していました(*´∀｀)。

8/1 14:49

五色ヶ原山荘に到着。この雨の中でのテント泊ということで、少々憂鬱です・・・。

8/2 5:47

・・・しかし翌朝、天気良さそうぢゃありませんかぁ！(￣ー￣)b

8/2 6:02

この天気を待ってました！縦走路の先には赤牛岳、さらにその左先にはポチっと槍の穂先も！

8/2 6:10

綺麗な緑です。

8/2 6:34

目指す薬師岳も見えてきました（写真右のピーク）。が、今日もどうにも雲が多めです。

8/2 7:26

ガスがかかったり晴れたり、の繰り返しですね。

8/2 7:49

こんな感じのアップダウンを進みます。

8/2 7:52

越中沢岳に到着しました（2591m）。背景に微かに薬師岳が見えています。

8/2 8:08

ここからのアップダウンの繰り返しが結構キツイです。雨を含んで重くなったテント装備が、肩に食い込みます(;´д｀)。

8/2 8:57

越中沢岳を振り返って。終始富山側からガスが湧いている感じですね。

8/2 9:06

縦走路途中にあるスゴ乗越小屋が見えてきましたね（写真真ん中の赤い屋根）。しかし、あそこまでが実は結構遠いんです・・・。

8/2 9:29

「ゆとりこそ　無事故につながる　道しるべ」、ふむふむ、その通りです。良いこと書いてありますね（笑）。

8/2 9:39

これは「スゴノ頭」を振り返って。

8/2 10:13

スゴ乗越小屋に到着。なんだか可愛い感じの小屋で、ここでテン泊してみたい気にもなりましたが、予定通りもう少し先に進みます。

8/2 11:28

間山（2585m）に到着しましたがガスで展望ゼロに付き、先に進みます。

8/2 11:28

こんな峰を行く縦走路に池があります。

8/2 11:39

ガスで周囲がいよいよ真っ白になる中、薬師岳を目指します。

8/2 12:41

見えてきましたね。

8/2 13:05

薬師岳手前のピーク、北薬師岳に到着しました（2900m）。やはり展望ゼロ（泣）。

8/2 13:15

雨も降り始めましたが、その合間に辛うじて次の薬師岳のピークが見えました。

8/2 13:26

金作谷カールですね。

8/2 14:03

薬師岳到着（2926m）。この天候のせいか他に誰もおらず、はからずもしばし頂上を独り占め・・・。

8/2 14:45

薬師岳山荘に到着しました。予定ではさらに先のキャンプ場にテント泊のつもりでしたが、この悪天候でずぶ濡れのため、ここで一泊ご厄介になることにしました（正解だったと思います）。

8/3 5:44

翌朝。どうにもスッキリしない天気ですが、回復基調にあるという予報を信じて先に進みます。

8/3 6:05

当初滞在する予定だった薬師峠キャンプ場に到着。天気が良ければ展望最高の場所なのですが・・・。

8/3 6:31

太郎平小屋に到着。この小屋も気持ち良さそうな場所に建ってますね〜。

8/3 6:38

太郎平小屋を後にして。ガスも徐々に晴れてきた様な気がします。

8/3 7:16

昨日は完全にガスの中だった薬師岳も見えてきました。

8/3 7:35

おおっ！これから向かう黒部五郎岳（左のガスの中）、さらに向こうには今回の縦走路ゴールに近い笠ヶ岳が見えてきました。

8/3 7:43

本日最初のピーク、北ノ俣岳に向かいます。

8/3 7:44

鷲羽岳、手前には雲ノ平ですね(*´∀｀)。

8/3 8:04

北ノ俣岳に到着しました（2661m）。

8/3 8:58

次のピークである赤木岳に向かう稜線。

8/3 9:31

赤木岳を通過して黒部五郎岳に向かいますが、またまたガスが掛かり始めましたね・・・。

8/3 10:36

結構な急登を経て、「肩」に到着。ここまで来れば頂上はほんのちょっとです。

8/3 10:38

頂上、近づいてきました。

8/3 10:49

来ました！、黒部五郎岳（2839m）。眼下に抉れたカール地形が絶景です(*´∀｀)。

8/3 10:50

カールの中にこの後辿るルートが見えますね。

8/3 11:06

カールの遥か向こうに、この後向かう黒部五郎小舎が見えています。

8/3 11:12

カール途中から見上げる黒部五郎岳。

8/3 11:36

お花畑の中に大きな岩がゴロゴロと点在しており、まるで天然の庭園というところです。これは特に巨大な、真っ二つに割れた岩（雷岩？）。

8/3 11:38

再度黒部五郎岳を振り返って。綺麗な山です！(*´∀｀)

8/3 12:27

黒部五郎小舎に到着。ここも何とも牧歌的というか、のんびりした風景で癒されますね。

8/3 13:54

もう少し先に進みます。

8/3 13:58

右に登ると三俣蓮華岳なのですが、ここを左に巻いて、本日の宿泊地である三俣山荘を目指します。

8/3 14:49

三俣山荘に到着。ここもロケーションは最高です。

8/4 5:01

翌朝。鷲羽岳の向こうから日が昇りそうです。結局昨夜も雨に降られてしまいましたが、今日こそはスッキリ晴れそうです！(*´∀｀)

8/4 5:17

槍ヶ岳と、派生する北鎌尾根のギザギザな稜線。

8/4 5:18

今回の縦走では初のご来光を拝めました！

8/4 5:22

槍から穂高に至る稜線も見えてきました。

8/4 5:25

これから向かう三俣蓮華岳。背景の青空が眩しいです。

8/4 5:44

三俣蓮華岳に到着（2841m）。

8/4 5:45

薬師岳も、今更ではありますが、スッキリ見えていますね（悔）。

8/4 5:45

黒部五郎岳あたりもスッキリ晴れています。

8/4 5:48

笠ヶ岳も、まるで富士山の様に聳えています。

8/4 6:05

この広々とした稜線を双六岳へと向かいます。

8/4 6:08

黒部五郎岳、今回はこれで見納めです。

8/4 6:09

笠ヶ岳をアップ。

8/4 6:13

双六岳が見えてきましたね（写真やや左の丸っこいピーク）。

8/4 6:33

もうちょいです。

8/4 6:45

双六岳に到着（2860m）。いやー、スッキリと晴れました。背景には黒部五郎岳、まだ見納めじゃありませんでした（笑）。

8/4 6:49

平らな稜線を、槍ヶ岳方向に向かって降りて行きます。

8/4 6:54

双六岳を振り返って。

8/4 7:13

右から鷲羽岳、水晶岳、雲ノ平付近、三俣蓮華岳、丸山と一望です！

8/4 7:23

双六小屋に到着しました。背後には樅沢岳、西鎌尾根への縦走路ですね。

8/4 7:26

ここのテント場も、天気が良ければ最高のロケーションです。写真右には、笠ヶ岳方面への縦走路が見えます。

8/4 7:45

名残り惜しいですが双六小屋を後にして、帰途を急ぎます（松本行きのバスの時刻を気にしています・・・）。

8/4 7:57

双六岳を振り返って（写真右奥のなだらかなピーク）。

8/4 8:02

縦走路途中にある鏡平山荘が見えてきました。ここから見ると、何とも凄い場所に建ってますね。

8/4 8:52

鏡平山荘に到着。手前の学生たちをはじめ、皆さんカキ氷をおいしそう〜に食べてました！とっても食べたかったのですが、手持ちの現金がやや心許なかったため、グッと我慢して先を急ぎました(;´д｀)。

8/4 8:55

抜戸岳、笠ヶ岳方面を撮っています。

8/4 10:38

だいぶ降りてきましたね。ゴールまで、あと少しとなりました。

8/4 10:59

わさび平小屋です。食べられなかったカキ氷の代わりに、ここですぐ横を流れる沢の冷たい水をおいしく頂きました（涙）。

8/4 11:59

新穂高温泉に到着、今回の縦走も何とか無事にゴールすることができました。・・・梅雨明け直後の好天を期待していましたが、晴れありガスあり雨ありと変化に富んだ天候を楽しむ（？）ことができました。通常の縦走を2〜3回分繋げた様な満足感というか、ホントお腹一杯です。以上！\(^o^)/

撮影機器：

COOLPIX S6800 ニコン

感想

yamax

長い梅雨もようやく明けたということで、これまで踏破していなかった北アルプスの峰々を縦走してきました。梅雨が明けたと言いつつも毎晩雨に降られるという、決して天候に恵まれたとは言い難いコンディションでしたが、その分変化に富んだ山の景色を存分に楽しんでくることができました！(^o^)y