美しき大キレットとジャンダルム（新穂高温泉〜槍ヶ岳〜大喰岳〜南岳〜大キレット〜北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳〜ジャンダルム〜西穂高岳〜西穂高独標〜新穂高ロープウェイ）

2013年07月11日(木) 〜 2013年07月12日(金)

• GPS: 36:43
• 距離: 25.4km
• 登り: 3,362m
• 下り: 2,271m

コースタイム

7月11日（木）
槍ヶ岳　新穂高ルート
3:51駐車場〜4:53穂高平〜5:46白出沢出合〜7:09滝合出合〜8:03槍平小屋〜8:58最終水場〜9:53千丈分岐点〜11:27飛騨乗越〜12:09槍ヶ岳〜12：34槍ヶ岳山荘

槍〜北穂高岳
12:46槍ヶ岳山荘〜13:14大喰岳〜13:55中岳〜15:09南岳〜17:41A沢コル〜18:59 北穂高山荘

7月12日（金）
北穂高岳〜穂高岳山荘
3:21北穂高岳〜4:57最低コル〜5:57涸沢岳〜6:12穂高岳山荘

奥穂高岳〜西穂高口駅（ロープウェイ乗り場）
6:31穂高岳山荘〜7:03奥穂高岳〜8:16 ジャンダルム8:50〜9:53天狗のコル〜10:24天狗の頭（天狗岳）〜11:23間ノ岳〜12:35西穂高岳12:55〜14:42西穂高山荘15:30〜16:34西穂高口駅

天候

7/11　ガス時々晴れ
7/12　ガス時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

新穂高登山者用無料駐車場(深山荘前）
新穂高ロープウェイ　片道1500円

コース状況／危険箇所等

槍ヶ岳　新穂高ルート
駐車場〜穂高平〜白出沢出合
林道をひたすら歩きます。途中、夏山登山道を通って穂高平へショートカット有ります。穂高平から白出沢出合までは林道でその後に本格的な登山道開始。

白出沢出合〜槍平小屋
なだらかな登山道が続きます。
滝合避難小屋はボロボロですが、中は広そうです。
槍平小屋でトイレ、水分補給が出来ます。

槍平小屋〜飛騨乗越
最終水場まではなだらかな登山道が続きます。
その後少し登ると飛騨乗越まで森林限界を越えた急登が続きます。

飛騨乗越〜槍ヶ岳
槍ヶ岳山荘までは急登です。
山荘から槍ヶ岳まではロッククライミング的な部分や浮石が目立つところも有る為、石を落とさないように注意が必要です。上がり用、下り用と登山ルートが分かれる箇所が有ります。　※登山者が多い時はヘルメット着用がお勧めです。　

大キレットルート
槍ヶ岳〜南岳
アップダウンが続きます。
特に危険個所はありません。晴れていれば蝶ヶ岳〜燕岳の好展望を横目に稜線歩きが出来ます。

南岳山荘〜北穂高山荘
いよいよ大キレットです。※ルート上にしるしがハッキリしているので道迷いの心配は無しです。
南岳山荘から下部へ向かって一気に下りが続きます。途中でクサリ場、ハシゴが多数あります。
最後のハシゴからは強烈なアップダウンの繰り返しです。
北穂高山荘へあと200mの文字が出るとホッとします。

北穂高からジャンダルムルート
北穂高岳〜奥穂高岳
北穂高山荘から少し降りたところに雪が有り、早朝だと階段が凍っていて危険でした。
強烈な岩場が続きますが、しるしがしっかりとしている為、確実にしるしを見ながら通行すれば暗闇でも通過可能です。

奥穂高岳〜ジャンダルム
いきなり馬の背を下ることになります。強風が吹くとやばいので腰を低くして進みます。
ジャンダルムは、奥穂側からだと直登になります。ちょいとクライミング要素がありますが、こちらから登ると達成感抜群です。西穂側からの登りがやや優しいです。

ジャンダルム〜西穂高岳
強烈な岩場のアップダウンが続きます。不安定な浮石が多く、大きな岩でも浮石の可能性があります。手、足を置くときは一つ一つ確認しながら体重をかける必要が有ります。※ジャンダルム以降はしるしがハッキリしないところが多くあります。岩の模様と間違えそうになるので注意しながら進みます。

西穂高岳〜西穂高山荘
西穂高岳に到着すると安心して一気に疲れがきます。ここから西穂高独標までの岩場も疲れた身体には予想以上にこたえるので油断せずいきましょう！
ロープウェイの下りの最終は16：45発（8月は第4日曜まで17：15）です。これに間に合うように進まねばなりませんが、安全第一です。

西穂高山荘
西穂ラーメン　800円　醤油、味噌味有り

帰りに温泉施設「ひらゆの森」へ立ち寄る。　　500円

写真

7/11 3:51

新穂高無料駐車場　3：51登山開始です。

7/11 4:12

まずはひたすら林道歩き

7/11 4:15

7/11 4:25

7/11 4:34

夏山登山道へ入ります

7/11 4:53

穂高平小屋まで来ました。

7/11 5:41

奥穂高登山口
槍ヶ岳方面へ向かいます。

7/11 5:42

ルート確認
危の文字多いw

7/11 5:46

白出沢出合
トイレと休憩所がありました。
ありがたい。

7/11 5:51

白出沢出合
目印の方向へ進みます。

7/11 5:56

なだらかな登山道の開始です。

7/11 6:17

7/11 6:33

緊急避難場

7/11 6:37

ちょいちょい沢の間を通る。
雪渓残ってるなあ

7/11 6:52

7/11 7:09

滝合避難小屋
なんか不気味です。

7/11 7:16

滝合出合
ガスが濃いな〜

7/11 7:33

7/11 7:39

7/11 7:45

ちょいちょい青空が顔を出す。

7/11 7:45

南沢

7/11 7:46

水が綺麗だ

7/11 7:59

7/11 7:59

槍平に出ましたね
お花たくさんだ

7/11 8:00

7/11 8:03

槍平小屋
立派な小屋です。

7/11 8:03

ここから南岳に登ることも可能

7/11 8:05

美味しい水を頂きました。

7/11 8:09

おお！あれは槍ですかあ！？
方向あってるかな？

7/11 8:20

まだ標高2100m
あと1080mも登らないと・・・

7/11 8:39

視界が開けてきました。

7/11 8:58

最終水場

7/11 8:59

これ汲めないぞ・・・

7/11 9:30

どんどん標高上がって来ます。

7/11 9:52

森林限界に出ました！
槍ヶ岳は左の方
ガスってます・・・。

7/11 9:53

救急箱
いざという時のものが揃ってます。
ここから先はその分危険ということか・・・

7/11 9:53

千丈分岐
この辺りで下山してきた人と会う。
山頂付近は強風で大キレットの通過も凄く危険だそうです・・・。行けるところまでw

7/11 10:05

7/11 10:26

シャクナゲ

7/11 10:31

ちょっと見えてきました。
雲の動きが速いです！

7/11 10:42

あと380m！

7/11 11:07

あと280m！

7/11 11:19

稜線が見えます。
風強いですが、青空綺麗！

7/11 11:24

あと180m！

7/11 11:27

飛騨乗越に出ました。
めちゃめちゃ強風なんですけど・・・
日本一高い峠

7/11 11:39

7/11 11:40

ぎゃああああ
新穂高温泉から14.4km！
めちゃめちゃ歩いてきたな。

7/11 11:42

槍ヶ岳山荘まで着きました。
何も見えな〜い
槍遠いのかな？

7/11 11:48

槍近かったあああ！
雲の切れ目有り！

7/11 11:50

すげえよ・・・槍
これ登れんのかな・・・

7/11 11:50

行きます！
荷物を山荘に置いてアタック開始です！
オラわくわくすっぞ！

7/11 11:54

岩場の登り
ちょい辛いか

7/11 12:00

ハシゴ
ありがたいです。

7/11 12:01

下を見ると槍ヶ岳山荘があんなところに・・・
一気に登るんだな。

7/11 12:06

最後のハシゴです。
頂上まであと少し！

7/11 12:09

日本百名山
標高3180m
日本第5位の高峰
槍ヶ岳に着きました！
夢に見た槍の穂先に登頂です！
山頂で会った方に写真撮って頂きました。
ありがとうございました。
また、いずれ何処かで！

7/11 12:13

展望はほぼ無しですね。
雲がちょい切れて常念が見えました。

7/11 12:34

槍ヶ岳山荘へ戻って来ました。
ちょい休憩です。
流石に疲れました。

7/11 12:47

笠ヶ岳へ向かう稜線です。
笠見えません。
後にここを通過してきた人とご一緒するとは・・・

7/11 12:47

さあ、槍ヶ岳を後にします。
これ本日のベストショットだなw

7/11 12:48

おお〜〜
常念だ！

7/11 12:48

大喰岳へ向かいます！

7/11 12:49

大喰岳凄い迫力だ。
これ登れんのかな？

7/11 13:04

大喰岳の途中から槍ヶ岳

7/11 13:04

大天井岳
かっこいい

7/11 13:05

燕岳
独特だなあ

7/11 13:05

槍遠ざかってきます。
ちなみに槍を見たのは本日最後です。
この後、ガスに紛れる。

7/11 13:14

後少し！

7/11 13:14

日本第10位の高峰
標高3101m
大食いだけへ登頂しました！

7/11 13:15

自撮

7/11 13:16

さて次のターゲットは・・・

7/11 13:20

雪渓の横を歩きます。

7/11 13:26

おお！
またガスの切れ目が！

7/11 13:26

中岳が顔を出しました。

7/11 13:26

蝶ヶ岳

7/11 13:27

常念から大天井そして槍までのルート
表銀座ルートやな
いつか縦走したいw

7/11 13:33

7/11 13:34

7/11 13:34

こんな高所にタンポポが・・・

7/11 13:39

7/11 13:40

7/11 13:40

7/11 13:41

7/11 13:50

中岳への最後の登り

7/11 13:55

標高3,084m
日本第12位の高峰
中岳へ登頂！

7/11 13:56

さあ、ガスの中、次のピークへ進みます。

7/11 13:58

7/11 13:59

奥に見えるのが北穂高かな？

7/11 14:14

南岳へ向かいます。

7/11 14:20

微妙に見えない・・

7/11 14:20

見えた！
っていうか遠いな。

7/11 14:43

歩きやすそうには見える。

7/11 14:45

常念岳
登りたいな・・・

7/11 14:57

南岳の山頂直下

7/11 15:09

標高3,032.7m
日本第17位の高峰
南岳へ登頂です！

7/11 15:11

あの先が大キレットか・・・

7/11 15:15

南岳小屋へ到着

7/11 15:15

この時点で15：15
普通だとここまでなんだろうが・・・

7/11 15:22

行きます！
必ず生きます！これ絶対条件です！

7/11 15:23

7/11 15:28

なんじゃこの岩

7/11 15:32

ガンガン下ります。

7/11 15:36

7/11 15:37

7/11 15:43

下が低い・・・

7/11 15:43

下れるのかな・・

7/11 15:44

7/11 15:57

大キレットで唯一のすれ違い登山者です。
外国の方でした。
ここ、日本じゃないぞ・・・

7/11 16:00

あの奥が北穂高か・・・
遠いw

7/11 16:04

この高度感・・・

7/11 16:05

このハシゴを降りたら後は登りかな？

7/11 16:08

さぁ！北ホへ！

7/11 16:18

笠ヶ岳の頂上は雲で見えませんが
この太陽の差し込み具合が素晴らしい！

7/11 16:20

7/11 16:22

南岳が見えます。
あんなとこから降りてきたのか・・・

7/11 16:28

7/11 16:31

美しい・・・
って太陽があの位置って事は
急がないとヤバい！！
日が暮れる！

7/11 16:33

北ホはガスってる！

7/11 16:46

7/11 16:49

7/11 17:08

ライチョウだ！

7/11 17:09

7/11 17:16

なんじゃこの道
強風に吹かれたらやばいぞ

7/11 17:19

こんな足場・・・
ありがたい

7/11 17:41

A沢のコル
ここからひたすら登ります。
てか長谷川ピークいつの間に通り過ぎたんだろ？

7/11 17:42

登ります登ります

7/11 18:11

登りますけど・・・
この岩一押しで落ちないか？

7/11 18:19

すげえええ
ここ日本じゃねえよ・・・

7/11 18:35

展望台
何も見えません・・・

7/11 18:41

北ホまであと200m
ガンバ！

7/11 18:58

やっと北穂高山荘見えた。
もう暗いよ
19：00
しんどかった＞＜

7/11 19:24

北穂高岳へ登頂を果たす！
標高3,106m
日本第9位の高峰ですなw

7/11 19:11

暖かい布団が・・・
眠い・・・

7/11 19:31

本日の夕食です。
やっぱビールですな！
でわオヤスミなさい。

7/12 3:21

朝です！
3：21です。
二日目はじまります。
ガスガスで何も見えません・・・。

7/12 3:42

7/12 3:42

奥穂まで2.3km
遠い

7/12 4:14

目じるしをちょいちょい見失ってその度に焦る。

7/12 4:32

見えてきた
でもガスガス

7/12 4:50

7/12 4:57

最低コルまで来ました。

7/12 4:57

日の出見えなかったな
雪渓が照らされています。

7/12 5:54

7/12 5:57

日本第8位の高峰
標高3110m
涸沢岳に登頂です！

7/12 6:01

うお〜
雲の切れ目から雲海！
美しい

7/12 6:12

奥穂高山荘へ到着です。
もうすでに疲れ切ってます

7/12 6:12

ちょい休憩です。
ほんとは昨日ここまで来て泊りたかった・・・

7/12 6:12

中は広いです。
暖かいw
ここで運命の出会いが・・・

7/12 6:22

ホットカルピスを頂きました。
生き返った！

7/12 6:31

雲の切れ目です。
美しい

7/12 6:31

さあ、奥穂高岳へアタックです！
ガスガスですが・・・

7/12 6:48

後少しで山頂ですね。

7/12 7:03

日本百名山
日本第3位の高峰
標高3190m
奥穂高岳へ登頂です！！

7/12 7:07

奥穂高山荘で出会った方と一緒に登頂です。
写真ありがとうございました！
ジャンダルムへ向かうそうなのでご一緒させて頂きました！
ここからは2人で行動です。心強い！

7/12 7:09

雲の切れ目から雲海が！

7/13 3:47

そして
ジャンダルムが顔を出す。
力強い姿です。

7/12 7:23

雲海に浮かぶ笠ヶ岳

7/12 7:25

馬の背です。
時折、風にあおられるので腰を低くして下ります。
ちなみにこの方とご一緒してますw

7/12 7:50

ジャンダルム手前でもう一人
一緒に行動を共にすることに！
3人パーティになりました。
心強い！

7/12 8:06

さあ、奥穂側からのジャンダルムです。

7/12 8:09

直登にチャレンジです！！
ちょい難しい箇所ありましたが、
気合です！

7/12 8:16

やりました！
標高3163m
ジャンダルムへ3人で登頂！！
しかも、直登！
主峰として数えられて無いがこの頂きに登れた事が誇らしいです（TT)

7/12 8:27

ジャンダルムの頂上には西穂から来たテント装備の方がおられました。
このルートをテント装備・・・
恐れ入りました！

7/12 8:59

さあ、西穂側から下ります。
西穂高岳へ向かいます。

7/12 9:22

この青い方がもう一人の方です。

7/12 9:23

下ったり登ったり
足場の悪いアップダウンです。

7/12 9:40

7/12 9:53

天狗のコル
落石危険地帯ですな

7/12 9:56

さあ、天狗の頭へ向かいますよ！

7/12 10:05

7/12 10:13

もうちょいですかね

7/12 10:15

振り返ると北穂高がうっすらと見える。

7/12 10:15

7/12 10:17

こんなところで記念撮影！
クライマーっぽいでしょ？（笑）

7/12 10:24

7/12 10:26

前穂高岳
あっちも迫力あり！

7/12 10:27

7/12 10:27

上高地が見えます！

7/13 3:32

この後ろのピークのさらに後ろに奥穂があるんでうがね。

7/12 10:34

天狗の頭（天狗岳）登頂です。

7/12 11:04

次は間ノ岳です。
これまた険しい！

7/12 11:23

間ノ岳登頂です！
「まのだけ」だそうです。
南アルプスの間ノ岳は「あいのだけ」
読み方が違うんですね。

7/12 11:41

7/12 11:55

7/12 11:56

7/12 12:29

さあ、西穂高岳が見えます！

7/12 12:44

西穂高岳登頂です！
ちょいと沢山写真撮ります。

7/13 3:34

こんなショット
ちょい怖いです。

7/12 12:47

これ落ちそうだな・・・

7/12 12:46

上高地を見下ろす。

7/12 12:40

これから下る尾根

7/12 12:46

下る尾根を見下ろす。

7/12 13:49

焼岳

7/12 13:49

上高地
バスが沢山だw

7/12 13:50

霞沢岳

7/12 14:21

シャクナゲ
この色は初めて見たな

7/12 14:26

乗鞍岳
山頂まで見えるぞ

7/12 14:42

西穂山荘へ到着しました。

7/12 14:52

お馴染み
西穂ラーメン
今回は醤油味

7/12 16:19

山荘とロープウェイ駅の間にできた池

7/12 16:20

水芭蕉の花が咲いている

7/12 16:34

西穂高口駅へ到着！
お疲れ様でしたあああ！
しんどかった・・・

7/12 18:22

温泉で汗を流す。
良い旅だった＾＾

撮影機器：

サイバーショット DSC-TX20 SONY

感想

kazusanpo

昨年、11月に燕山荘で出会った山ガール二人が言っていた「夏に大キレットを気合で通った。」「来年はジャンダルムのルートを越えよう」っと、その言葉がずっと耳に残っていて自分もいつかはこの難ルートを踏破しようと思っていました。

後は長い連休を取れない中でどうやってこのルートを歩くかどうか

たまに行くクライミングジム、丹沢の長時間日帰り縦走、両神山八丁尾根、甲斐駒ケ岳黒戸尾根日帰り、聖岳日帰りっと体力的にも技術的にもなんとかこのルートに挑戦できそうと思っていた時、「新穂高温泉から槍ヶ岳にひょいっと登った」という友達の話を聞いて今回のルートを選択しました。

後は自分の休みと天候に恵まれるかどうかでしたが、何とか晴れ予報の3連休をゲット！

ちょっと早いがここで挑戦するしかない！っと確信し、行って来ました。

一応、このルートを二日で制覇する気でしたが、何分自身が無い。

7月11日、約9時間かけて槍ヶ岳へ登頂しました！山頂はガスガスでしたが、やはり夢の穂先は最高の気分でした。すでにこの時、ヘロヘロに疲れ切っていたので槍ヶ岳山荘に泊まるかどうか悩んでいましたが、山荘で天気予報を見ると明後日は曇り予報、ってことは雨が降る可能性もある。この時に大キレットを越える覚悟が出来ました。

大キレットは疲れた身体には予想以上にきつく、いやいや予想通りきつく、とにかく無事に通過することだけを考えて慎重に進みました。北穂高山荘が見えたときには泣きそうでした。

7月12日、いよいよジャンダルムを通過します。早朝、夜が明けぬガスガスの中で北穂高から奥穂を目指すのは相当きつかったですが、何とか奥穂高岳へ登頂！ここで、ジャンダルムのコースに5回も歩いているという方とご一緒出来ることになりました。これは心強い！そして、馬の背を越えた辺りで2人目、なんと笠ヶ岳から縦走してこられた方とご一緒出来る事になり合計3人のパーティになりました。
ベテランお二人の足を引っ張りながら陽気な三人組はサクサクと難所を越えていきました。
西穂高岳につく頃には、寂しくも感じる程に楽しい山行を出来ました。

今回の山旅では、人と人との繋がりってホントにありがたいなって思いました。

ご一緒して下さったお二人共！自分のようなへなちょこに最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました！お二人がいなかったらこのルートを踏破出来ませんでした！

ありがとう！下関と四国からお越しのお二人！また、いつか何処かの山でお会いしましょう！！

そしてありがとう！槍ヶ岳！大キレット！奥穂高岳！ジャンダルム！槍・穂高連峰の山々！途中で立ち寄った山荘の皆さま！またいつか来ます！！

コメント

goro

おつかれさまでした
小屋泊とはいえ、一泊でこのルートを抜けるのはすごいですね。自分もまた歩いてみたくなりました。すばらしいレポでした。

kazusanpo

goroさんへ
コメントありがとうございます！

自分にはかなり無茶な山行でした。
でもまた行きたくなってしまうような凄いルートでした。
今度はもっと晴れた日に展望を楽しみに行きたいです。

hissy369

1泊2日とは・・・
kazusanpoさんはじめまして！
昨年、テント泊の2泊3日で同じルートを歩きましたが1泊2日なのでビックリしました。
きついですが本当に充実感が得られるルートですよね！
今年も行きたくなってしまいました！
本当にお疲れ様でした

kazusanpo

hissy369さんへ
コメントありがとうございます！
テント泊も視野に入れたのですが、やはり自分の体力を考えるとテント装備で縦走はキツイと判断でした。
次回はテントで行きたいものです。

nekojigen

ご苦労様でした！
馬の背下からご一緒させていただいた還暦nekojigenです！（笑）
おかげでいい写真がいっぱい撮れて、投稿するのに時間が掛かってやっと今上げたところです！
温泉、平湯の森って！同じところに入ってましたよ！（笑）高速深夜割引の時間調整に八時頃までいました！

後は一気に自宅までトイレ二回だけで直帰！七時前に無事帰宅しました、(^O^)

ベテランと若い二人についていくのがやっとでしたが、お陰さまで大変楽しく歩き終えることができました。

又、どこかでお会いしたいものです！

kazusanpo

nekojigenさんへ
コメントありがとうございます！
お二人のお陰で本当に良い山旅になりました！
恐怖のジャンダルムルートをこんなにも楽しく通過出来たことに大感謝です！

いつかまたご一緒出来る日を楽しみにします！