呼ぶ山

HEIDIさんが薄気味悪いとのご紹介があった、夢枕獏の山岳短篇集「呼ぶ山」を読み終えました。上田市の図書館にもあったのですが、貸出中とのことで、アマゾンで購入しました。(返却期限に縛られるのは嫌なので本を借りることは滅多にありません。上田地域の図書利用カードは保有していますが。)本体1700円と、ちょっと高い本ですが。それなりの価値はありました。

夢枕獏は昔、何冊か読んだことはありますが、今回、久しぶりに読みました。収載されているのは8つの作品。書き下ろしではなく、1978年から2010年までの作品を集めたものです。今回の短篇集の内容から本格的に登山をやっていたようですが、今まで知りませんでした。

前半の５作品、「深山幻想譚」「呼ぶ山」「山を生んだ男」「ことろの首」「霧幻彷徨記」は遭難に絡めたファンタジーホラー、残りの３作品「鳥葬の山」「髑髏盃」「歓喜月の孔雀舞」は遭難は絡まない山のホラー・ファンタジーです。全３４５ページのハードカバー、半日で読み終えました。ときおり背筋がゾクゾクしました。興味を持たれた方は是非、お読みください。

コメント

HEIDI

RE: 呼ぶ山
さっそく読まれたのですね！
しかもおススメまでしちゃうんですね！

この日記をみるまで忘れてましたが
またあの気味悪さ思い出しちゃいました

waka

RE: 呼ぶ山
薄気味悪いと言いながら読んでしまうHEIDIさんは凄いですね。私はホラー大好き人間です。先月は「貞子３D」を見てきました。8月は「アナザー」を見にいく予定です。

http://another-movie.com/