医者に殺されない47の心得

慶応義塾大学医学部の医師、近藤誠　著の「医者に殺されない47の心得」を買って読み終えました。

抗ガン剤や手術で治ったガンはガンではなく「ガンモドキ」であって抗癌剤や手術がなくてもなおるものである。本当のガンの場合、手術や抗ガン剤使用はQOLを下げ、却って余命を短くする。ガンと言われても忘れて放置が一番。ガンモドキであれば自然に治るし、本当のガンであればQOLを保ったまま長い余命が得られ、最期も苦しまず死ねる。

コレステロールは高いほうが長生きする。薬でコレステロールを下げても脳や心臓の血管疾患の確率は下がらないし、副作用が残るだけである。

高血圧の基準値は根拠なく下げられ、薬が処方されている。年をとったら血圧は高めの方が良い。高血圧に塩はダメはウソ。

糖尿病も薬を飲むなと言ってますが、糖質制限には触れていないところが残念ですが、概ね納得できる内容でした。第60回菊池寛賞を受賞され46万部も売れたそうです。興味をいだいたかたは是非一読を。1100円＋税です。

コメント

ゲスト

RE: 医者に殺されない47の心得
wakaさん、こんにちは。

近藤誠氏ですか、確か日刊ゲンダイに記載されていましたね。

＞高血圧に塩はダメはウソ
昔、米国の学者さんが、１０匹のネズミに毎日20〜30ｇの食塩を与え実験したら、４匹に高血圧の症状があらわれて、それを我が国がキャッチして「塩」は良くないとの結論に、しかし、昭和５７年に米国心臓学会より高血圧学会賞を受賞した青木助教授（名古屋）は、日本高血圧学会評議会の席で「減塩で高血圧が良くなる人は２〜３パ−セント程度である・・」との事、
また、今から25年ほど前に世界32か国で疫学調査が実施されました、その結果が高血圧と食塩を摂取する量とは関係ない事が分かりました。
でも心不全や腎不全等の方は制限しないといけません。

一般論ですが、登山時に塩分を制限すると、身体に与えるダメ−ジが大きいのでは。

＞コレステロールは高いほうが長生きする
これは「日本脂質栄養学会」が発表したものですが、日本医師会・日本医学会や日本動脈硬化学会が反発しています。なんの「科学的論拠」もないと・・

waka

RE: 医者に殺されない47の心得
cprrescueさん、こんにちは。
何事も鵜呑みにはせず、程よい懐疑主義で検討して、自身で納得して信じられる方法で生きていくのがベストでしょう。

日本医師会・日本動脈硬化学会のほうの見解や基準にも科学的根拠が疑わしいものが少なからず見かけられます。