血管細胞やその他諸々の細胞は常に血糖とふれあっているわけで、常に糖化されています。ヘモグロビンも糖化されその糖化率で平均血糖値を出しているのがHbA1c測定です。血糖値が一定レベル(空腹時100mg/dl、食後140mg/dl)を越えると、その細胞に対する糖化は糖毒となって作用し全ての細胞をゆっくり痛めつけていきます。血糖値が高ければ高いほどこの糖毒の影響は強くなります。
その結果動脈硬化となり高血圧から心筋梗塞/脳卒中に至ります。そして糖尿病の合併症と言われる神経障害、大血管障害からの足切断、腎不全、膵臓β細胞の死滅、網膜症が発症することになります。私は認知症もこの糖毒に因るものと考えていますし、高血糖はガンも促進すると考えています。
早いうちに糖質制限をして1年位経つと、糖化された細胞が順次置き換わり、血管がある程度、若返り、他の細胞も若返ります。実際私は1年の糖質制限で血管年齢が10年若くなりましたし、昨冬山シーズンで手足が冷えてなかなか暖まらないので、手足にホッカイロを入れていましたが、今冬山シーズンではホッカイロ不要で手足が冷えなくなりましたし、手の小指にあったしびれ感も消失しました。1年以上風邪もひいていません。
体が脂肪燃焼代謝中心に変化したので、お腹も空かなくなり、今や登山も行動食なしでお茶のみで1日歩けます。私にとって糖質制限唯一の難点は、糖質が摂れないので低開発国へのトレッキングには行けないことです。ヒマラヤを見に二度目のネパールへ行きたいのですが、食事が殆ど糖質になってしまいますので、実行出来ません。
wakaさんこんばんは
ヨーロッパがハムやチーズを行動食に出来るのに、ネパールのトレッキングの食事がチャパティーやダルスープだからということなんでしょうか?ダルスープはけっこう低糖料理のいい線行ってると思うのですがそうでもないのでしょうか?
一ヶ月未満のトレッキング中くらい糖質食をしてももはや危険ではないかと思ったのですが、そうでもないのですか?それとも糖質制限はやめると挽回が難しいのですか?
質問連発
yeneyamaさん、こんにちは。
膵臓のβ細胞が元気な人は時々多めの糖質を摂っても大丈夫ですが、私のように弱ってきている人は僅かな糖質でも血糖値が急上昇します。デンプンの吸収阻害薬を飲んだ上でソーメン一把を食べても血糖値が200mg/dlを越えました。
高血糖による血管障害は蓄積され解消にはそれ以上の時間がかかりますので1週間でも糖質食では大変です。私は普段の糖質摂取量は1食あたり10g程度です。これで食後血糖値は120前後に抑えられています。ちなみにご飯を茶碗に一杯の糖質は約50gで2型糖尿病の人の場合、これだけで血糖値が250mg/dlを越えます。
体の機能が回復していない人は糖制限食をやめるわけにはいかないわけですね。
ネパールトレッキングには調理人無し、粉プロテインとヤクのチーズ、バフの干し肉だけでって感じでしょうか。
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