市民公開講座 ピロリ菌と胃の病気

一昨日近くの長野病院で「ピロリ菌と胃の病気」と題する公開講座があり参加してきました。参加料は無料でお茶缶まで付きました。時間は13時30分から14時30分まで。部屋にあふれるほどの参加者が来ていて、ピロリ菌に関する関心の高さが表れています。

ピロリ菌感染は中高年に多く50歳以上は60％以上の感染率です。そしてピロリ菌感染からは萎縮性胃炎／胃潰瘍／十二指腸潰瘍／胃ガン／胃MALTリンパ腫、等の色んな病気が起こります。

胃ガンでは8年間の経過観察でピロリ菌陽性1246人の内36人に胃ガン発生、ピロリ菌陰性280人で胃ガン発生0人という植村報告(2001)があるとのこと。胃MALTリンパ腫ではピロリ菌除菌により80％程度が改善するとのことです。(私は8年前にこれと診断されピロリ除菌で治癒しました。)