写真1: 山頂から南の稜線のカレンフェルトっぽい石灰岩。
写真2: 国土地理院オンライン3Dマップの「峰山」。
( 峰山を北側から南向けに眺めた3Dマップです、左手向こうに相戸岳への稜線、左横は北山方面で、以前の日記で「キャベツの輪切りのよう」といったスライス地形が見えます、峰山の広い台地状の地形のあちこちが、石灰岩の山特有の地形「ドリーネやウバーレ」のように見えてとても興味深いです。)
写真3: 峰山山頂の北側の、全く水の流れのない涸れ谷の源頭に近いところ。
・ 石灰岩特有の地形「カルスト地形」でWikipediaを参照 用語説明に「ドリーネ」と「ウバーレ」があります。
− 以下、「カルスト地形」Wikipedia より 部分抜粋 −
『 ドリーネは石灰岩地形特有の窪地、ドリーネが徐々に拡大して隣り合った複数のドリーネがつながってより大きな窪地に成長したものがウバーレ
…一部省略…
雨水がドリーネを通じて地下に流入するため、一般には地上に川が生じない。そのため他種岩石の地帯のように、谷による地表地形の侵食が起こらない。地下に浸透した雨水はやがて割れ目に沿って集まり、地下川をなし、大小の洞窟をつくりながら下流へと流れ、山麓に開口した洞窟や湧泉から再び地上へと現れる。』
・ いかがでしょうか、峰山の北にある涸れ谷や、西にかけてのなだらかな台地、円原川の伏流水と湧き水など、数々の特徴が一致しています。
( 標高はともかく、スケールの大きさは舟伏以上と思っています、ただし、タイトルの「岐阜県版の秋吉台」はちょっと大げさかもしれません… 書いちゃってから後で弱腰になってくるのが自信のなさの表れです。)
※ 責任回避のPLメッセージ: なんちゃって makobe の個人の妄想で、地学的根拠は一切ありません。
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<参考URL> 「カルスト地形」Wikipedia
" https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E5%9C%B0%E5%BD%A2 "
<参考URL> 国土地理院オンライン3Dマップの「峰山」
" http://maps.gsi.go.jp/index_3d.html?z=15&lat=35.648665580697056&lon=136.7453670501709&pxsize=2048&ls=std%7Crelief_free%2C0.5%7Cslopemap%2C0.5&blend=10&relief=3D1G0000FFG140G0095FFG1AFG00EEFFG21FG91FF00G28EGFFFF00G36CGFF8C00GGFF4400#&cpx=12.290&cpy=43.173&cpz=26.752&cux=0.047&cuy=0.138&cuz=0.989&ctx=6.049&cty=-1.655&ctz=-7.058&a=1&b=0&dd=0 "
<御注意>
・ 美山といえば、普通に「美山の鍾乳洞」で検索すると、ほとんど、「郡上八幡」の「美山の鍾乳洞」がヒットします。
( 今回のは、山県市美山町にある「峰山」のカルスト地形を秋芳台に例えていますが、観光的な鍾乳洞等はありませんし一般的な登山道もありません。
私自身も、地図左端の山頂を一度しか歩いていませんので、写真2の楕円で囲われたエリアの、5%も歩いていません。全部を見たいと思っていますが、今年の半分くらいはかかると思います。)
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< 追記 > 2021.01.13 ( 毎回、勝手にLINKですみません。)
藪山独自ルート 「float cloud」さん のブログ より…
(1) 円原871M3等: 谷汲(谷合)山系・能郷白山(左門岳)
" https://49454513.at.webry.info/201311/article_18.html "
上記記事の冒頭部分を、一部を引用させていただきます。
- By float cloud -
『 円原は、武儀川の一大支流神崎川のそのまた支流の円原川の奥深くに開けた里であるが、この大字名から採った点名・円原は、この里の東の高みに広がる台地にある。この台地は、多くの小丘がうねる複雑なカルスト地形となっていて、随所に凹地が点在している。… 』
…と、円原の台地とカルスト地形の紹介から始まっています。
(2) 一ツ石684M3等: 谷汲(谷合) 山系・能郷白山>平家岳
" https://49454513.at.webry.info/201710/article_2.html "
「東農の人」: のブログより
柿野川 宝来峡 : ( 隠れ里 / 東濃の人 )
" https://ryutankokoku88.at.webry.info/201408/article_7.html "
「YAMAP」: ヨシ さんの 山行記録
円原三角点(岐阜県山県市)の東南辺りのドリーネを探索-2020-05-05
" https://yamap.com/activities/6283600 "
makobeさん、こんばんわ。
岐阜県版の秋吉台、大きな夢で素晴らしいです。
自分は、「東京〇〇ピナクル群地帯」(←仮称)を報告したいのですが、コロナ騒動でその場所の確認に行けません。その場所はヤマレコで報告され写真からはピナクル群と考えられるのですが、、。
峰山は美濃帯に属するのでしょうか。
fujikita さん こんにちは
・ 私はまだ入門者で妄想も入って思い付きで書いているところも多いですが、本巣から山県市美山町、板取にかけては「美濃帯」の堆積岩地域です。
その中でも、石灰岩とチャートが特徴的な地域と思います。
・ 「ピナクル」とゆう言葉は初めて耳にしました、これから勉強したいと思いますので、fujikita さんの記事、楽しみにお待ちしています。
( 次の日記で 続編を書きました。)
美山町の山が面白い… 峰山から秋吉台までがつながってる?
” https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-228812 "
コメントいただきありがとうございます。
120mの縦穴… すごいですね、どのあたりでしょうか。
私がはじめて美山の山を歩いて、興味を持ったのが2019年1月で、
それから通うようになって5年目になります。
地質や地形が変化に富んでいて、手つかずの自然がいっぱいの山域で
、魅力がいっぱいですね。
mororon7815 さんの鍾乳洞調査はどの山でしたでしょうか、
円原や北山では、深さはわかりませんが竪穴も見かけました。
(東洞谷には、洞窟探検を体験させてもらえる「J.E.T.House」とゆうところもあって、お尋ねしたら、企業秘密なんでしょうけど、
けっこうあちこちにあると言っておられました。)
私は最近は年のせいか体力がなくなって、ハードなルートは歩けなくなってきましたが、それでもこれからも、美山を歩いていきたいと思っています。
美山のことを教えていただけると嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
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