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「 大陸プレートは、0.25cm/年、東に向かって移動。」
「 太平洋プレートは、10cm/年、西に向かって移動。」
「 フィリピン海プレートは、4cm/年、東北東に向かって移動。」 … と、
・ プレートの沈み込みで、相手の地殻の上に付加体が蓄えられていく… この点については納得ですが…
( 私はこれが長い間、納得できない疑問として、「これって、おかしくネェ?」と、ずっと心に引っかかっていました。)
1) 大陸プレートが動いているならば、上に乗っかっている付加体も一緒に動いて、ン万年分の付加体は常に先端にたまっていくの? そんなことなら、大陸上に乗っかっている、日本も、韓国も朝鮮も中国も、全部一緒にスライドしてるんでしょうか?
2) それとも、大陸の地殻は動かないで、付加体だけがたまってどんどん伸びていくのでしょうか、それなら、ン万年分の付加体のたまりきった先端は、付加体てんこ盛りでそのうちパンクするじゃん?
( てな感じで、止まっているにしても、動いているにしても、どちらも、解決できません。 )
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・ つきつめていくと、大陸プレートは、付加体の増加と同じ速さで長くなっていると考えると問題なく受け入れることができます。
上にのっかている、今の日本の位置はそのままで、付加体がたまっていって結果、陸地は広がっていって(0.25cm/年)で進んでいるように見えるのです。
( この点を明確にするためには、大陸プレートの場合、ベースは動かないで、「成長していく」と言い換えるとわかりやすくなります。)
「 大陸プレート上の東日本は(太平洋プレートの、年10cmの移動と沈み込みにより)東に0.25cm/年づつ成長している。
同様に、大陸プレート上の西日本は(フィリピン海プレートの、年4cmの移動と沈み込みにより)南西に年0.25cmづつ成長している。」
・ 意味は変わって納得したものの、言葉だけではわかりづらいですね。
図: この違いを、前の図に書き込んでみました。
・ この違いをベースにして… 、次回の日記で、異変後のフィリピン海プレートの200Ma(2億年)の、付加体とプレート(日本列島)の成長の様子を見ていこうと思います。
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追記: 同日
・ 当初、大陸プレートの成長速度を(0.5cm/年)、と表記していましたが、実測結果からの概算数値(0.25cm/年)に変更しました。
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