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（ なにもなかった太平洋の海に、現在の日本海の位置に、巨大隕石が衝突したことから、日本列島の歴史が始まりました。）
・ 前回は朝鮮中国の範囲の地図から、衝突前と衝突後の様子を書いて見ましたが、今日はもう少し広い範囲を見てみます。
・ ネットのアジア全体地質マップ（下記ＵＲＬ参照）から、衝突時の細かな様子が想像できて、そこからさらに、列島の骨組みといえる、クレータの外輪山が２重になっている手掛かりもわかりました。
・ ２重の外輪山クレーターができる原因を、海底地図からいくつか考えてみました。
案１）. 隕石が衝突前段階で、２つに割れていた。（ 双子隕石？ ）
案２）. 隕石が始めの衝突で、コースが変わって２回目の衝突が起こった。？
（ 始めは前者とおもっていましたが、浅い角度で突入してきた場合は、後者の可能性もあるかな？と… 半信半疑ながら、衝突時の軌跡をあれやこれやと、熟考３０分…？ ）
（ たったそんだけかい！と、セルフ突っ込み ）
結果を図にした段階で、これだと確信しました。
図１： One geology Global サイトの地質マップに 隕石衝突の軌跡を書き足したもの。
図２： 「ベランの太平洋イラスト」から、日本海のアップ。
図３： 国土地理院オンライン３Ｄマップ ＋ シームレス地質図ｖ２０
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＜ 私の考えた 衝突ストーリー ＞
・ 侵入経路： 北方向から南向け
・ 侵入角度： ３０〜４０度
・ 大きさ： （推定） 直径８０ｋｍ
� ‐貊蠅蓮�太平洋プレートが大陸プレートに沈み込む、ペルム紀の付加体が（北のオホーツク海から、南の九州南部まで）南北につらなっていた所です。
（ この、浅い進入角度と、プレートの衝突ポイントの海溝斜面近くに落ちた、とゆう、２つの悪条件が重なってしまいました。）
�◆‥�時の樺太は元は大陸上にあったと過程。
�� 北から、浅い角度で衝突。
�ぁ〜庵奮�で大陸の一部を切り裂いて南進。
（後の樺太と北海道の一部になる）
�ァ／覆爐砲弔譟�太平洋プレートの海溝の斜面をかすり、反動で西へ進路をまげながら、海洋プレートと衝突 （衝突点� 甞偉愡貝 �
（ 衝突�，任蓮�直進の力が大きく、南北につらなっていた付加体を南に押し出して、九州と山口の一部が形成された。）
�Α‐彳有，糧親阿如△發阿蠅海澆覆�ら進路を右に変え、（同時に進入角度も進入時より浅くなって、朝鮮半島手前で大陸プレートと衝突。 （衝突点�◆甞偉愡貝◆�
（ 衝突�△任蓮△發阿蠅海澆�進んだのと、斜めの斜面からの反動で、ほぼ水平向きになって、朝鮮半島に衝突、比重のつりあいの取れるプレートとマントルの間へもぐりこんだ。）
�А＿爾�らプレートを持ち上げながら南西に進み、大陸下のマントルの流れにより、真西に向きをかえながら、少しづつ範囲を広げながら
インド北に到達して、熱的な影響を少しづつ弱めながら拡散していきます… 。
（ �，�ら�Δ泙任話算�間ですが、�Г�消滅するまではプレートから下の流れで、 ここから先は、時間の進む単位がゆっくりとなって、反対側に到達するのに、どれだけの月日を要したかは、想像もつきません。）
（ さらに簡単に「インドの北」とかかいていますが、この時代のインドは、まだ大陸と合体する前なので、どこらへんにいたのかも計算してみないとわかりません。 ）
・ 最後に直径80ｋｍの石が、どれだけ大変なものかを、ｋ／ｐｇ境界（６６Ｍａ）の、チクシュルーブ隕石と比べてみてください。
重さ 3/4πｒ３乗、×比重（推定比重2.5、1㎥で2.5ｔ）、概算で、670ギガｔ（670×10の12乗＝670,000,000,000,000ｔ… 私の電卓では「ギガ」は計算不能です。
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・ こうして情景を言葉だけで、箇条書きにするだけでも、「恐ろしい出来事」としかいいようがありません。
（ 中国〜インドのくだりは、想像でしかありませんが、これほどの広い大陸の岩石群を、熱で変性してしまう、エネルギーは、想像もつきません。）
・ とても恐ろしい、人の力では、抗うことさえできない、悲しい出来事ですが、 もしもこの巨大隕石衝突がなかったら、日本列島の島弧も、美しい富士山も、瀬戸内海の島々も生まれなかったと思うと不思議です。
（ 注： この時点では、富士山はかけらも存在していません、富士山の誕生は、６６００万年前（６６Ｍａ）なので、ここから１億８千４百万年後まで、待たなければなりません。 ）
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・ これまで、いろいろな説はあっても、実態がよくわかっていなかった２５０Ｍａの絶滅が、日本海の出来事だったなんて、驚きです。
（ ひとつ進めるたびに、書きたい項目が増えるほうが多くなってきています。）
・ 今回でやっと「はじめの大異変」のくぎりまできましたが、結論の日本列島の誕生からさかのぼって、出発点の美山の地形にたどりつくのは、いつになることやらです。）
・ 次回からは、次の大異変、２億年先の６６Ｍａ（６６００万年前）までの日本列島の様子を、ひもといていきます。
（ そこにたどりつくまでに、数多くの仮説/新説/珍説/沈説…がありますので、お楽しみに… ）
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世界の地質図のポータルサイト： One geology Global
" http://portal.onegeology.org/OnegeologyGlobal/ "
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追記： 同日
・ ひょっとしたら… 朝鮮半島の西の大きな入り江（海）黄海でさえも、このときこの瞬間に、生まれたものかもしれない。
（ さすがに、風呂敷を広げすぎかとも思うのですが、地図をながめていると、黄海の北東の海岸線と南西の海岸線とは地形がそっくりですし、さらには、前回の中国の地質図の変成岩帯をみてみると、何やらかぎ裂きのようなものまであって… このあたりは現地の方しかわからないでしょうが、これからどこまで想像（or 妄想？）がふくらんでいくか、楽しみです。）
・ 最近は、自分が気が狂っているのか？それともなにか物の怪にでも取りつかれているかのような、不安と期待でいっぱいです。
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追記： 20220206
・ 考え方を進めていくうち… 自分の捕らえ方の間違いに気がつきました。
・ 日本海隕石（仮名）が浅い進入角で落下した後、北朝鮮から少しずつ方向をインドの北へむきを変えながら、 変性帯が進んでいくのを、もともとのマントル滞留のせいだと思っていたのですが、ひょっとしたら、 下記日記の図のように、まっすぐひろがっているのを、自分が曲がって見ていただけなのかと、気がつきました。
（ 詳細は、下記日記をごらんください。）
日本列島創成 ７） 隕石進入角の違いによる、地球内部の対流と影響。
" https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-261358 "
仮説を興味深く拝読しております。
小生は makobeさんの仮説の真偽をコメントできるほどの知識がありませんが、質問が2〜3あります。
ただ、仮説のご説明がまだ始まったばかりですので、後日させていただければと思います。
とても関心したことがあります。
P/T境界（およそ2.5億年前）の生物の大量絶滅の原因はまだ不明と思います（玄武岩洪水が有力視されている？）。
小生が知らないだけと思いますが、P/T境界の気候激変の原因として小生は隕石説を知らず、斬新なアイデアと感心しております。
白亜紀末期(6600万年前）の大量絶滅の原因はユカタン半島への隕石激突が有力ですが、少なくとも小生が読む素人向けの書物では、地球表面や大気に関する激変を論じていますが、マントルへの影響を言及していません(専門家の論文ではありそうですが）。
makobeさんの仮説から、直感ですが隕石は地殻を突き破り、影響はマントル上部（リソスフェア）のみならずアセノスフェアまで達していると考えました。そうしますと、2次的に火山活動が活発になり玄武岩洪水を起こした一因が隕石であって良いかな、と感じました。
長文で失礼いたしました。
今後も楽しみにしています。
・ 私もこれまでネット上や書籍では、まだはっきりしたことがわからないといわれています。
ましてそれが、日本列島だったなんて、荒唐無稽もはなはだしくて、
自分がたどり着いたシナリオでなければ、到底しんじることができない話です。
・ そこにたどりついたのはあくまで最終ゴールでして、今回は今年初めに美山の勉強からたどってきた、自分の足跡を、最終結論から戻る形で解説をはじめました。なのであとに続く続編は１０以上つづく予定ですが、数え切れない仮説とタラレバがありますが、それぞれが、これまでの通説の矛盾点を解決しながら進めてきました。
・ 今のところ自分も勤務の合間にまとめるのが精一杯で、気持ちに余裕がありませんが、出発点まで書き終えたいと思っています。
諸説のなかの、素人の思いつきレベルは承知していますが、完結後に、お時間がいただけるようでしたらうれしいです。
（ ヒントをいただいたお礼がまだでしたが、fujikita さんのコメントのおかげで、中国の地質まで見るきっかけになりました。 ありがとうございます。 これからもよろしくおねがいします。）
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