・ 日本列島の次のシナリオにいく前に、「そんなことはありえない」と、信じられない方の為に、実例を2つ紹介します。
( チクシュルーブ隕石66Ma(6千6百万年)前の異変は、その進入角度60度から、マントル対流に大きな変化を与え、影響は世界中に波及した。)
図1: 顕生代の生物多様性(科レベル)の推移。横軸は年代を表し単位は百万年。 <P−T境界/k−pg境界> 末尾に出展表記。
図2: インドプレートが大陸に合体するまでの移動速度の変遷図
( 「絵でわかる日本列島の誕生」堤之恭:著 2014年 より。)
( インドプレートの移動速度の加速が、68〜65Maを中心に起こったと書かれている。)
図3: ハワイホットスポットの運動方向屈曲点。
( 「絵でわかる日本列島の誕生」堤之恭:著 2014年 より。)
( この図3の太平洋上のホットスポットの変化は、41Maと書かれていて、チクシュルーブ隕石とは時期が異なっているが、 図1のグラフと対照してみると、一致する時期に、青い三角マークが書かれている。ほかにも、42Maのころに、火山噴火が起こった記録も他の書籍に記載されていた。)
・ 日本最大級の噴火「姶良カルデラ」でさえ、降灰を日本全土に降り積もらせた影響範囲であって、地球全体のプレートを動かす力と比べれば、桁が違う。
( 1.8億年の間、付加体とともに動かず成長してきたフィリピン海プレートが、66Maに突然(4cm/年)で動き始めた… そんなことも自然の大いなる力にとっては、普通に起こりうることだと、認識してほしい。)
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参考:
日本列島創成 6) 仮説: 6千6百万年前の異変で、富士山の原型が生まれた。
" https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-261266 "
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図1: <P−T境界/k−pg境界> 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
" https://ja.wikipedia.org/wiki/P-T%E5%A2%83%E7%95%8C "
・ 顕生代の生物多様性(科レベル)の推移。横軸は年代を表し単位は百万年。
( 灰色がセプコスキのデータ、緑色が"well-defined"データ、黄色の三角が5大絶滅事件。 2億5000万年前に位置する谷間が、P-T境界、右側6000万年前の谷が、恐竜が絶滅したK-Pg境界 )
「 SVG version by Albert Mestre - Phanerozoic_Biodiversity.png, CC 表示-継承 3.0, " https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3490982 " による。」
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