・ ちゃんとした地質の専門家の方の報告資料に、「日本の地質の中に、250Maの隕石成分を検出した」と記されている… と思ってアップしましたが、私の大きなカン違いでした…
2003年度 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集
「 秋吉石灰岩体の2種類の衝突起源物質と形成過程について 」*三浦 保範, 田中 完明
" https://www.jstage.jst.go.jp/article/jampeg/2003/0/2003_0_75/_article/-char/ja/ "
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概要(一部を抜粋): …
1.古生代(石炭紀-二畳紀)の秋吉石灰岩知己の形成は、化石逆転構造説[1]、海山破壊説[2]、大陸移動運搬衝突破壊説[3]などが報告されている。
:= 1985年[3]に地下の石灰岩のESR・物性変化の解析で時計方向の逆転を確認、方解石の異常収縮は、海底での衝突イベントである[4]。
3.方解石の物性の異常変化:= 他の地質境界の方解石に比べて大きく収縮変化しているので、衝突地点に近い場所での変化。
4.衝突起源物質: 秋吉台から方解石以外に…
:= 炭素高圧鉱物(チャオアイト)、隕鉄成分(テーナイト系)、高圧シリカ鉱物のX線回折ピーク同定、微量のFe-Ni含有粒子(10μmサイズ)が検出。
5.形成過程: 衛星画像・地形デジタル地図と古地磁気・古環境データのコンピュターシミュレーションで…
赤道付近から約6千km中国北部岩体とともに中国南部岩体を残して、一気に北上。(PTB)境界で海底衝突[5]で地下に埋没、
高松地域の衝突期[6]に日本列島形成で上昇、
風化を受け現在の石灰岩体だけが残った [7]。
その名残りが,350Maと250Maの隕石衝突円形地形の移動の2種類の地形として解析。
※ 点在する(または地下で連続する)古生代石灰岩は、衝突時の散逸効果と大陸の北上の違いにより、日本から中国にわたって見られる。
地下に埋没した古秋吉構造が、日本列島ができるときに中国大陸から分離、約15Ma前の「高松―香川地域」の隕石衝突時[7]に地下から上昇して、浸食を受けて、現在のカルスト地形が残ったものである。
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< 同日、追記 >
・ カン違いは「その名残りが,350Maと250Maの隕石衝突円形地形の移動の… 」の部分、よくよく本文を読んでみると、
「(PTB)境界で海底衝突[5]で地下に埋没、約15Ma前「高松―香川地域」の隕石衝突で上昇…」とゆう、スケールの小さい話しだったようだ。
・ やれやれ、どうやら忍たまの「桐丸」さんのように…「なにを見てもそう見えてしまう病」にかかっているようで… 「お恥ずかしい限りです」
少しの間、今の視点から離れて、冷却期間を置いたほうがいいかもしれません。
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画像は: 高橋雅紀のシュミレーションGIFアニメより
( 本文が示す隕石成因説は、全く反映されていない。 )
https://staff.aist.go.jp/msk.takahashi/gif.htm
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日記
大きなカン違い: 1):「日本と250Ma隕石の文献」?、カン違いで陳謝?
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