・ 古地磁気の不確定要素。(日本列島の移動を考える場合)
1)磁極そのものが年代によって変動。
2)岩石残留磁気の偏角伏角からは、磁極に対する相対方向しかわからない。
(経度はわからない)
(磁極の伏角自体も変動している)
3)海に近接している場合(海岸や半島)は誤差が出る。( これらは、異常値?)
4)日本列島の地質は…
( ほとんどが付加体。)
( 風化や地形変動が大きい。)
( 特に日本海はよくわかっていない。)
・ 地球内部を調べる為の、地磁気以外の手掛かり。
1)地震の伝達速度の観測。
2)電気伝導度
3)熱流量
4)重力異常
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図は 岩波 地球科学「地球」上田誠也・水谷仁/編 1992年より 引用
図1: 西南日本の2000年間の地磁気変化と1800年の偏角分布。
( 2000年の間でこんなに変動?、200年前の偏角分布?。)
図2: 地磁気異常値例… ( 説明のつかない観測値は除外される?。)
図3: 日本周辺の電気伝導度 ( 西南日本と東日本北海道のパターンの違いが面白い。)
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追記:
・ 私の出発点は、中部地方のほとんどが付加体の(一部変成岩あり)奥美濃の山々が、太平洋プレートの移動に伴って付加体となり、一部の海底の山(火山)とサンゴ礁からの石灰岩が北上して準平原となり、さらに北上して古い地層にさえぎられて東向きに移動したと考えました。
( 東北と北海道は… まだ勉強中ですが西南日本とは全く成因が異なっていますので、シロウトながら、単純にユーラシア大陸が解列したとは思えません。)
( 「地球内部を調べる為の地磁気以外の手掛かり」 に、「重力異常」追加 )
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