手探りでも「1歩づつ」進んでいくしかありません。
・ 今回は、フォッサマグナの中央にある「関東山地」についての「手掛かり」を探してみました。
図: フォッサマグナと関東山地
( 探してみたら、ありました、「正磁極換算偏角」とか、意味不明なところは、後でゆっくり調べますが… 今では「西はxx度、東はzz度」の都合のいいところだけ切り取っただけのデータが多い中で、
「関東山地」の結果が、詳細に記述されています。 )
・ 下の記事を読んで、「関東山地」の直線的な切り口が、どことつながっていたかを、想像してみてください。
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参考資料:
関東山地(北東縁部跡倉ナップ構成岩体)古第三系寄居層の古地磁気
2000年 近重 史朗
" https://www.jstage.jst.go.jp/article/geosoc1893/106/12/106_12_825/_article/-char/ja/ "
『 関東山地北東縁部の三波川帯に分布する白亜紀末〜暁新世に堆積した寄居層は, 岩相, 放射年代から西南日本内帯起源のナップであることが推定されている.
古地磁気の観点から検証するため, 6サイトの寄居層細粒砂岩から採取した57試料について段階熱消磁を行い, 褶曲前に逆磁極方向をもつ残留磁化として, 6サイトの全平均磁化方位偏角200.8°, 伏角-46.0°(α95=5.6°, κ=143.4)が得られた.
正磁極に換算した偏角は20.8°の時計回りの回転を示し, 関東山地の15〜16Ma以降94°時計回り回転に対して73°の差があることから, 寄居層は三波川帯上に堆積したのではなく, ナップとして三波川帯に移動しその移動過程で反時計回りに73°回転した異地性の地質体であることを示唆している. 』
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