東日本の新解釈：　①現在の東日本に働く、プレートの力。

2022年06月27日 07:57△東日本の地史△　全体に公開

・　これからは、東日本の変動についてのストーリーを（手探りで）進めていこうと思います、たくさんの手掛かりをこれまで、日記に書いてきましたが、（　現在の姿から過去の姿をたどっていくつもりで。）今現在の東日本にどんな力が働いているかを図にしてみました。

・　これまで太平洋プレートの、現在の移動方向は西北西と、描かれたものがほとんどです、太平洋プレートの終着点の日本海溝周辺域では、まっすぐ横一列になって押し寄せるような、単純なものではなさそうなので、古地磁気の図（図１）から、東日本に働いているベクトルを図にしてみました。

（　一番力が集中しているのは、津軽海峡のように見えます。）
　
・　これを基にして、東日本の過去の変動をたどってみようと思います。

（　西の端は、棚倉構造線（断層？）を境界として話しを進めます。）

図１：　日本海溝周辺の、太平洋プレート古地磁気図。
図２：　働く力の向きと強さを矢印で表したもの。
図３：　地質マップ

参考図の引用元は後で追記します。（　いいかげんですみません。）　
----------------------------------------------------

・　これからの「東日本の地質解釈」では、以下の特徴をベースに「地形変動」を考えていきます。

　① 阿武隈山地東縁域と北上山地南部（南部北上帯）は、他所から移動してきた異地性地塊？（大陸縁辺の浅海性堆積物）
　
　②　北上山地北部から渡島半島、北海道の西半部は（チャート・塩基性火山岩とタービダイトを主とする）三畳紀～ジュラ紀の付加体。　

　③　北海道の中央部（日高、夕張、天塩、等、南北の中軸山地）から、
　　西半部は（ジュラ紀～白亜紀の付加体からの）、神居古潭変成帯（高圧型）を伴って南北に続く。　
　
　④　東部は千島弧の一部で、千島弧が東から東北日本弧に衝突してのりあげ、島弧の地殻断面が「日高帯」を造っている。

　　（　日高帯（低圧高温型変成岩）は、西縁に沿って露出、東に向かって変成度の低い（地殻浅所の）岩石となる。
　　　日高帯の変成岩や花崗岩類は、古第三紀末～新第三紀初頭の放射年代を示す。＝　比較的新しい　）
----------------------------------------------------

2022-06-26 地質解釈：　本当か？（疑問だら

2022-06-28 東日本の変動：　①現在の東日本

お気に入りした人

人

拍手で応援

拍手した人

拍手

訪問者数：151人