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東北の残留地磁気は、真北あり、東に振れている所、西に東に振れている所ありで、色々混在しているのに対して、「北海道西部」では、ある地域では回転している所があるものの、「時計回り」４０度でシンプルです。
（ 「時計回り４０度」を見過ごしてはいけない…と確信、これを何とか両立できないかと考えた末、イラストの「始めの日本」のほうを変更することにしました。）
図１： 北海道西部の残留地磁気、研究報告資料。
図２： 北海道の半島の残留地磁気。
図３： 改定版の仮説（２）東日本の「２段階回転」と「北海道の断裂」。… 書き直ししました。
＜ 今週初めの、仮説（２）＞
・ 東日本が、いったん「反時計回りに−１１０度」回転移動、カタカナの「ハ」の字の配列。
・ その後、島弧が広大な準平原として成長した後、太平洋プレートの移動方向の変化に伴って、「時計回り４０度」で、現在の位置に逆戻り。
＜ そこからさらに、「半島折り曲げ」を考慮、 ＞
・ 図１の「北海道西部」の残留地磁気では、東北と違って反時計回りがありません。
・ 図２の、「北海道の西南部の半島」の残留磁気では、この部分が、元はまっすぐだったことを表しています。
（ 本の中の解説には、半島効果による電気伝導異常による、インダクションベクトル（残留磁気）の誤差と説明されています。）
＜ 総括： 改定版の仮説（２） ＞
・ 東西の違いとして、
� ｜倭悗僚臠屐柄惱�）が、西と東で反対。
�◆”娉誕里稜枸鵑任蓮∪焼酘�本では、西が古く東に新しくなるのに、東日本では、東が古く西に新しくなる。
�� 海溝の後退による、火山フロントの移動方向が、西と東で反対。
・ ペルム紀末からジュラ紀/白亜紀にかけての「付加体や変成帯」の配列で、特に、伊豆半島の衝突部で北に押された後、東に向かうと、いったん南に戻った地質帯が、「棚倉構造線」手前でまた北に上がっているところは特徴的で、 棚倉構造線から東の構造体が、東南から北に向かって押し上げたような… そんな動きを、想像してみました。
・ この図には、もう一つ大きな要因（北海道の赤い部分）がありますが、そこは次回で説明させていただきます。
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追記（同日）：
・ この図１の示す移動年代が（１２０〜１４０Ｍａになっているのが、
悩ましい所で、西南日本の、２０〜１５Ｍａとおおきくずれています。
（ 年代が全く合わない事象についての時計回り回転なら、悩まなくてもよかったのですが… いつまでたっても、悩みが尽きません。）
・ 岩石沼から、地質沼、地史沼、地球科学沼… と、深みにはまって沈んでしまいそうです。
（ 空を眺めても「救いのトップロープ」は、当分降りてきそうにありません。）
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参考資料（図１）
「 中央部芦別地域に分布する空知層群・蝦夷層群の古地磁気学的研究 」
北川 雄貴, 高嶋 礼詩, 伊藤 康人 雑誌名 Bulletin of the Tohoku University Museum
" https://core.ac.uk/download/pdf/329101383.pdf "
東北大学研究報告リポジトリ サイト
" https://tohoku.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=131219&item_no=1&page_id=33&block_id=46 "
上記、古地磁気学的研究 まとめ より 転載 …
『 〜 周辺地域を対象とした古地磁気データとの比較の結果、
北海道中央部は前期白亜紀に急激な北方移動を被っており、
少なくとも２つの異なるブロックが存在することが示唆された。 』
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本日のＢＧＭ： 再生回数１億？ " https://www.youtube.com/watch?v=2Q_ZzBGPdqE "
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