日本列島地史（改３）：新説「列島ハの字開裂」と、火山フロントの移りかわり

2022年07月16日 07:54【新：日本と日本海の地史】全体に公開

日本列島地史（改３）：新説「列島ハの字開裂」と、火山フロントの移りかわり

・　「列島ハの字開裂、２段階変動」の根拠はまだ明確ではありません。

（　思い付いたきっかけは、火山フロントの時代ごとの移動を描いた図を見ていて、　明らかに、西南日本と東北北海道では動きが違うところから、　それぞれの時代のプレートの移動と海溝の位置を重ねて矛盾のない動きをかんがえていた、２案のうちのひとつです。　）

・　図は今回のアイデアをもとに、火山フロントの図を（わかりやすいように）時代ごとに分けてみました。

参考書籍：　「日本の地質」岩波地球科学選書　勘米良、橋本、松田　編者　１９９２年　から

図１：　火山フロント位置の時代的移りかわりの図。

図２：　（左）①列島ハの字開裂、
　　　　　　　付加体（秋吉帯、美濃帯）等の堆積。

　　　　（右）②太平洋プレートの移動方向が変わって、時計回りに戻る。
　　　　　　　③フィリピン海プレート北上開始

図３：　ネットでの東北地方の地質についての記述。

（　まだ、②の太平洋プレートの方向変化の時代と、③のフィリピン海プレート北上開始の時代は、明確でないが、
　この図の「火山フロント位置の時代」からは、およそ３０Ｍａから動き始めて２０Ｍａには完了しているように見える。）

・　これらは、まだ仮説であっても、昨日の日記の図３（ｂ）の、岩手の地層などを見ても、中央から西（西から東に堆積）と、中央から東（東から西に堆積）の地層が分かれていて、東北地方だけでも、西と東で２面性をもつ。

（　これらのたくさんの地層の不整合や、西南日本と東北日本で、地質層の順序が正反対になっていて、さまざまな地質の専門家が、？をつけ、「謎」と記述されているものが多く見られる。
　これらのたくさんの地質の「謎」が、仮説「列島ハの字開裂、２段階変動」で見てみると、とても合理的に説明できる。　）
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「図３」の研究資料は、内容がＤＬできないが、ネットで公開されている「要旨」だけでも、東北の地質の特徴がわかる。
（　ただし、この研究レポートでは、オホーツクから南下したと想定されている。し、ジオサイトのサイトでも「列島が東半分まるまる北からやってきて、合体した」とゆう説明もあったが、私は現実的とは思えない。　）
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過去関連日記：　2022年04月26日
日本の地史：　火山フロント年代図から、島弧の変遷を見る。
" https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-267846 "

2022-07-15 日本列島地史（改３）：　仮説に

2022-07-17 日本列島地史（改３）：西南日

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