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( 「ルービック・ターフ」氏ばりの、英語混じり表記、で
説明図もローマ字記述されていますので、一部翻訳しています。)
( 国立国会図書館デジタルコレクション より 下記URLでDLできます。)
「阿武隈 変成帯 の 造構作用」( 梅村隼 夫・原郁夫 )1985 年 3 月
" https://dl.ndl.go.jp/view/prepareDownload?itemId=info%3Andljp%2Fpid%2F10809578&contentNo=1 "
図1: 東北の地質
図2: 東北の地質帯
図3: 東北の地質の変化
( 各図の凡例を、ネット翻訳で直訳するも、一部不明です )
( 科学/技術系のレポートを、翻訳するときのむつかしさ?
「結びの文章」で日本語を英語に翻訳、説明する時の大変さは、経験がありますが…
それにしても、日本語の研究資料を日本の人にわかるように翻訳するだけでも、結構大変です…? )
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< まとめの原文を転載 (一部和訳追加) >
『 〜 阿武隈帯は アジア大陸と接合した 東北日本の最西端,
あるいはそれに近いところ(=アジア大陸側〉に位置していたであろう.
前節で示された 阿武隈帯の南部北上帯の東側における沈みこみ帯の出現は, 東北日本のアジア大陸への接合が起こった結果生じた現象であろうからである.(?)
第V期の鉛直褶曲作用は,(原・梅村(1979)によって明らかにされたように), 阿武隈帯から田老帯までを含む地帯を通じて 前期白亜紀頃に一様に起こった造構作用である.
したがって,接合は第 V 期造構作用
( 阿武隈帯の紅柱石一珪線石型変成作用および、阿武隈帯一田老帯の花崗岩活動の時相 )
よりははるか以前に行われたものと考えられる.
接合が第II期造構作用から第III期造構作用までの問のどの造構作用に対応したかは,厳密には明らかでない. ( アジァ大陸の情報が皆無だからである.)
著者らは今のところ次のように憶測している(第 3 図 ).
接合は第 II 期造構時相に行われた。
この接合によって松ヶ平・母体帯と阿武隈帯の地質体は、
南部北上帯の地質体の下位へ underthrust ( ひっついた、アンダースラスト? )し, 地殼の厚化が行われた.第 III 期 造構時相の藍晶石一珪線石型変成作用はその結果もたらされたものであろう. すなわち,この変成作用は collision ( 衝突、ぶつかり合い )に伴う変成作用と考えたい.
第 IV 期造構作用は著しい蛇紋岩体の貫入を伴っている.
これは,この時期の造構作用が上部マントルに達する断裂の形成を主要な内容とするものであったことを示している.
南部北上帯,松ヶ平・母体帯の蛇紋岩の貫入を伴う構造線の形成は,この時相の造構作用の反映であろう.
第 IV 期造構作用は、南部北上帯の東側にジュラ紀の新しい沈み帯の出現に際して、陸域がこうむった変形へと連続したであろう。 〜 』
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図1: 東北の地質 記号説明
1 :白亜紀花崗岩類,
2 :田老帯の岩石類,
3 :北部、北上帯の岩石,
4 :阿武隈帯の岩石
5 :松平-茂田井帯の岩石.
6 :南部、北上帯の岩石.
TTL:棚倉構造線.
H:日立、S:仙台、A:秋田。
図2: 東北の地質帯 記号説明
T ;田老帯(???)
NK:北部北上帯,
SK:南部北上帯,
Ab and SKA: 阿武隈帯。
Mln;松が平・-茂田井帯,
TTL:棚倉構造線.
H:日立、S:仙台、A:秋田。
図3: 東北の地質の変化 記号説明
a.松が平-茂田井帯の形成,
b;変成岩のxxxxx?岩の形成過程
変成岩の形成(=五彩庄-高槻変成岩と西土平変成岩).
阿武隈帯の西土平変成岩)。
c:アジア大陸の衝突による付加体として。
を含む大陸の断片である。
阿武隈変成帯の原岩,松ヶ平-茂田井変成帯を含む旧大陸片
松平-茂田井帯,大陸断片.
d :南北方海溝の東縁に沿った沈み込み帯の形成。
南北海帯の東縁にある沈み込み帯の出現.
剪断帯の形成と蛇紋岩の貫入・浸潤を関連づける。
阿武隈帯から Scheme 帯にかけての蛇紋岩体の貫入と剪断帯の形成を関連づける。
e :北上帯と田老帯の形成。
・ 漢字の読み方がよくわからない地名で、ローマ字と英語が混在しているので、さすがの世界一高精度な翻訳ツールでも、難解なようで、それでも75%くらいは、訳せているので、反対にこの翻訳ソフトのすばらしさを実感しました。
( 「DeepL」翻訳 (世界一高精度な翻訳ツール)オンラインweb版 が、とても使いやすく、重宝しています。
" https://www.deepl.com/ja/translator "
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お願いです:
がんばって、修正したつもりですが、地名、地質名、地帯名がよくわかりませんので(あっているかどうかさえわかりません)、原文と比べて間違いの部分は、コメにてお知らせ下さい。
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同日追記: 原文紹介に必死で、肝心なことをお伝えしていませんでした。
・ 図3が示している、ある時期までは、西側からの海洋プレートの沈み込みで、 西から東にむけて、付加体の堆積がおきていたのが、ある時期から、東側からの海洋プレートの沈みこみで、東から西に向かって付加体の堆積がおきた…
・ この図3の示す東北の地質帯の変遷は、私の思い描く東北の地史と一致しています。
( 両者の違いは…
レポートでは、左右のプレートが別々のものと解釈していますが、
私のストーリーでは、これを、どちらも太平洋プレートで、時期によって、プレートの移動の向きが変わり、東北地方自体の向きまでが変わってしまった結果と考える点です。 )
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訂正とお詫び:
7月8日の日記の文中で、「( m.y.とあるのは、今のMaと同じ「100万年前」を表します。 )」と書いてしまいました。
Maは現在からさかのぼったの年代を表しますが、Myは、単なる年数ですので、文中の過去のある年代ともう一つの年代の期間を表す場合は「My」を使用します。
例: 50Maから30Maまでの、20Myの間に於いて…のように使い分けするようです。
( 無知ですみません、謹んで… )
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