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( 30Ma以降の東日本の変動と、日本海、シホテリアン、中国東北部の比較グラフからわかること。)
図1: 「東アジアの後期新生代の火山活動」と、解説本文
図2: 上記グラフを、年代をそろえて配置したのものに改変。
( 本来は勝手な改変はすべきでないが、年代スケールをそろえて比較しやすくしてみました。)
< 本文から要点のみ抜粋 >
『 東北の太平洋側の火山活動は、30Maから。
〃 日本海側では、35Maから切れ目なく活動、図では25Ma以降。』
『 中国東北部では、28Ma以降。
シホテリアンでは、38〜22Maまで活発な火山活動がみられる。
20Ma以降、急速に火山活動が衰えた。』
( 注: 本文では、続く記述で、東向きのアセノスフェアからの影響で日本海形成に至ったと書かれている。)
・ 私の「2段階変動(250Ma解列〜20Ma接合)」説に当てはめると、 20Ma前後の日本海と東北日本の活動のピークと、 シホテリアンでの活動の減少期が世代的に一致しているように見える。
( この図で、私が残念に思うのは、東北日本としてひとくくりに表示されてしまっているが、 東北の日本海側の火山の活動時期と太平洋側での活動時期はことなっているはずなので、 この2つを分けて示していたなら、もっと興味深い相関関係が見えた気がします。)
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同日追記: どうしても「自分の説に都合のいいところ」だけが目に入ってきて…
そぐわない部分があっても全く気にならないのは「強力な色眼鏡」状態でしょうか。
・ 私が見たいのは、500〜0Maのスケールなのに、
日本の地質や地磁気のデータは、
なぜか30Ma以降しか書かれていない、
日本の科学者さんたちは、
「日本と日本海の変動は25Maから始まった」とゆう、
協力な固定観念にとらわれていて、
それ以前の地質や地磁気のデータを見ようとしない。
( データが火山活動の分析なら、活動時期のデータしかないのは、しかたのないことかもしれないが… それだけが全てではない。)
( ただしこの本で紹介されているSr-Nd年代では46億年前からの地質の変化と傾向がたくさんのっていて、とてもありがたい。)
参考: 「【地球発見】日本海はどう出来たか」能田 成(のうだすすむ)2008年 ナカニシヤ出版
過去日記:
読書:「日本海はどう出来たか」から読む、日本海開裂20〜15Ma説の根拠 2022年11月02日
" https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-283813 "
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