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この本では、地磁気の逆転のおきる原因については「一致した意見はない。」と表記されています。
以下「第27章」より、部分引用
『 〜 2度の大量絶滅の発生時期が、地磁気逆転のテンポが急変した時期と重なるのだ。 その2度のうち、最初の大量絶滅は、ペルム紀末にあたる2億5200万年前に起こった 〜
2度目は、白亜紀末の6500万年前に起こった、恐竜を死滅させた大量絶滅である。 どちらの大量絶滅前にも、地球磁場が数千年にわたって変化しない「超磁極期」があった。 』
『 〜 この科学的探求は、過去6億年にわたって動物を分類する科の数の変化を表す指標を 地磁気逆転のタイミングと比較するとゆう方向へ進んだ。 この研究を行った、キャンベラにあるオーストラリア国立大学のイアン・クレインは、 そのあいだに驚くほどの相関関係があることを見出した。 〜 』
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・ 私がこの数箇月で模索していた隕石落下とLIPs(大規模洪水玄武岩層)の発生」を、 生物の大量絶滅と、地磁気反転とを、全て同じ時代スケールの座標に並べることで、相関関係を求めてきたことも同じことです。
( 「地磁気の逆転」では、地磁気逆転と大量絶滅の相関関係の記述はあっても、 逆転のパターンは「非線形」と表現されていて、原因はわからないし計算も予測もできないと書かれてある。)
・ 私の考える、因果関係の大元の原因は「隕石落下」にあって、
以下の事象…、
「LIPs(大規模洪水玄武岩層)の発生」、
「自然環境の悪化」
「大陸プレートの分裂」
「地磁気逆転」
「生物の大量絶滅」
「マグマ上昇、海嶺形成、海洋プレートの移動」
「ホットスポットの発生」等、
これらは全て、隕石落下によって、副次的に引き起こされた「結果」であると考えています。 )
・ もちろん全ての隕石落下で地磁気が逆転するとは思っていません、
( 隕石の大きさによっては、双極子磁場の強さに変化は与えても、逆転に至らなかったり、 反対にその方向や場所によっては、当時の磁場を強くする方にベクトルが働いたかもしれません。)
・ 反対に隕石の過去の記録が全てデータにあるわけでなく、わかっているものの内のほとんどは、 大陸に落下したもので、日本海隕石(250Ma)も含めた、海洋への落下は、ほとんど痕跡が残りませんので、 ほぼ半数しか明らかになっていないと言えます。
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図1: 現在の、南大西洋磁気異常帯を示す「放射線帯電子の降下領域図」
( URL確認中につき、わかり次第明記します。 )
( 南大西洋磁気異常帯 = 極端に磁場強度が弱く放射線帯電子の降下の強い領域 、その中心が大西洋の赤道から南にあることからそう呼ばれている。)
( 補足 : 2015年以降(詳細な衛星データが得られるようになって)異常帯の広さだけでなく、 西に向かって移動していることや、急速に成長して、磁場が短期間で弱まっていることなどが明らかになった。)
( 具体的には、1955年から2015年の間に、面積は50%増加、 同じ期間での、特に弱い場所での磁気強度も、6.7%の現象を示している。 )
上記の南大西洋磁気異常帯に対する補足は「地磁気の逆転」からの抜粋要約。
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図2: 先月作成した相関表
( 地磁気逆転と、隕石落下と、生物種絶滅のデータを、地質年代をそろえて、並べたもの。)
図3: 地磁気非双極子地場の強度
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その他参考URL:
火山噴火とヒトの歴史 (5)大規模噴火 噴出量〜100000km3
" http://blog.livedoor.jp/nara_suimeishi/archives/51868234.html "
大陸を裂き海底を駆動し生き物も変えた超巨大火山LIP
" http://silverrapide.blog94.fc2.com/blog-entry-331.html?sp "
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