地球科学：　今も生きている地球

2022年12月24日 10:22【新：海洋プレート流動説】全体に公開

・　カテゴリ名を【プレート相対性理論】から【海洋プレート流動説】に変更しました。
　
（　理由は「相対論」がわかりにくいのと、「相対論」の本を読んでも良くわからないからです。）

・　大陸プレートが元の形を保ったまま（時には分裂しながら）移動していくのに対し、　海洋プレートは海嶺から生まれて、以降マグマ供給が連続的に続き、少しずつ広がっていって、　そこからの供給量は開始時から少しずつ減少していくと考えます。

（　大陸プレートのような、一定の形のものが、移動していくのではなくて、　　流体のように、流動的に広がりながら移動していくイメージです。　）

・　流動説で、時代の異なる複数の供給元（海嶺）から形成される様子を色別にあらわしてみます。

『　　①　当初、南の海嶺からのマグマ供給しかなかった時代（全体が北に移動していた時期）では、　　南に積み重なり徐々に厚みを増しながら、移動していた海洋地殻は徐々に北上していきます。
（　南の海嶺のあたりが一番新しく、北に向かって古い地殻になります。　　イメージしやすいよう、古い北の地殻を「緑」、新しい南の地殻を「黄緑」で現します。）

　②　この太平洋（北に「緑」、南に「黄緑」）地殻の上に、　北米の東の沿岸に新しい「海嶺」生まれ活動を開始、　直下にある古い「緑」の地殻の上に、新しい地殻「黄」を供給し始めます。
　（　この新しい「黄」の地殻は「緑」の地殻よりも軽く、
　「緑」の古い地殻を下層として、上へ積み重なって、厚み増しながら東から西に向けて広がっていきます。）
　（　この時、南の海嶺からのマグマ供給も続いていると考えると、　下層の「緑」の地殻は、東側から順に黄色の地殻がのっかってきますので押しつぶされながらも、　２層のままで「緑」は北上、「黄」は西進を続けていきます。　）

　③　「黄」の地殻は西進を続け、海洋中央の位置まで達した時、　　そこから西は「緑」と「黄緑」が（西から押された分、厚みを増しながら）北上をつづけていて、　　そこから東はでは、上層と下層で異なった動きとなっていて、　　（　下層「緑」と「黄緑」は北向きに…、　　上層「黄」は西向きに…　）　　それぞれ別方向へ移動しながら、中間地点の斜めの境界地域では、　　見かけ上、お互いのベクトルが合成された、斜め北西向きの移動のように見えます。　　』

・　上記説明では供給点が２つの例ですが「海嶺の発生とマグマの供給の変化」は、　実際の太平洋では、たくさんの「海嶺」が、異なる地質年代と場所で発生していますので、　海洋プレートの動きも、もっと複雑になってきますし、海洋地殻の層も何層にも重なっていることが考えられます。

・　このように（一枚板ではない）複雑な海洋プレートの動きを紐解いていく考え方が「海洋プレート流動説」です。

　（　これまでの海洋プレートの考え方では、全体が一定方向に動くとしか考えていませんので、　それまで北に向かっていた海洋地殻が、ある日突然、北西に方向転換したと（簡単に）書かれていますが、　これだけの大きな質量の物体「太平洋地殻全体」の移動方向を、　変えるエネルギーは膨大であって、とても現実的とは思えません。）　

＜注＞　あくまで「個人の感想／妄想」です。
　（　そんなふうに考えているのは私だけかもしれません…　）

＜追記＞　今回の文章の説明に、図をつけたかったのですが…
うまく描けませんでした、何層もの地殻の時代変化を、平面の図では表現できませんでした。

　（　イメージは頭の中でなんとなく描けているのですが、
　文章でも図でも、表現して伝えるのは難しいものですね。　）

＜　再度追記です　＞　どうしても、上記説明では無理があって、検証の為の図が作れません、一番の矛盾点は、「緑」の古い地殻が東から北にまで回りこんでいることの説明がつきません、それぞれの地質時代の供給量の違いをどうたどっていくのがいいか、まだまだイメージが空回り中です。

（　今回のイメージは、没原稿行きの予感があります。　）

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参考動画：Volcano（イタリア、アイスランド、ニュージランド、マウナロア、キラウエア）　　

①【世界で噴火相次ぐ】イタリアでも…溶岩が海に噴煙上げ　ガスが斜面下り降りる(2022年12月6日)　イタリア・ストロンボリ 2022/12/04
https://www.youtube.com/watch?v=jHSumwhkTK8

②　HUGE LAVA FLOWS LEAVE PEOPLE IN AWE-MOST AWESOME VIEW ON EARTH-Iceland Volcano Throwback -May31 2021　　アイスランド　2021/05/31
https://www.youtube.com/watch?v=ReOIJFFT9kw

③　A Short History of Volcanoes in NZ - Auckland Museum
https://www.youtube.com/watch?v=6uXvxqt1Il0

④“楽園ハワイ”で火山噴火　激しく噴き上がる溶岩…SNS映え狙い観光客も殺到(2022年12月1日)　ハワイ「マウナロア火山」
https://www.youtube.com/watch?v=iw-0oFWqQ2E

⑤　Rivers of molten lava high up Pulama Pali - Kilauea Volcano Hawaii
https://www.youtube.com/watch?v=6J6X9PsAR5w

・「地底旅行」で、リーデンブロック教授が探検した、ルート、
　①の、イタリアのストロンボリは、出口。
　②の、アイスランドのスネッフェルスは、入口です。

2022-12-23 地球科学：　チャートに刻まれた

2022-12-26 地球科学：　海洋プレート（地殻

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