地球科学：　海洋プレート（地殻）の流動が、見えてきた！

2022年12月26日 07:28【新：海洋プレート流動説】全体に公開

・　具体化できなかった、海洋地殻の動きの図を、休日に書いてみた。

　（　何層にも重なる地殻とそれぞれが個別に振舞うことを前提にしてしまうと、　それぞれが合わさった全体の動きが、頭の中で混乱して説明できなくなるので、　今回は割り切って、表層データだけで書いてみた。）

・　一枚板のイメージでとらえられた、現在の太平洋海洋プレートの動きについての一般的な認識では、（　ハワイ海山列の並びの向きの変化と地質年代とを、ホットスポットが移動しないことを前提に　）
　
　　　①４２Ｍａ以前は一律に北北西へ移動。
　　　②４２Ｍａ以降は西北西へ移動。
　　　…　と、言われていた。
　　
　（　そのことは理解していても、「海洋の色別地質年代図」や「古地磁気のパターン図」などを見ていると、　現在の海嶺で生まれた玄武岩は、「東」に、日本の手前では「南東」に移動しているように見えるところさえある。「ベランの海底地形図」などの、海底標高データから描かれた、海底地形の起伏や縞模様も、同様の印象を受ける。）

・　私にはどうしても、現実世界の海底の地形から想像する過去の動きは、そんな単純な動きとは思えない、　過去の日記で「海山列とホットスポットのパラパラ動画」を作ったが、？部分がいっぱいでした。
　　整理の為、古地磁気パターン図に、地殻の移動方向を地質年代で色別に、移動方向を矢印で書き込んでみました。

　（　一枚板どころか、場所によっては、途中から方向転換してたりで、個別に見て原因を模索するのが楽しい。）

図１：　地磁気年代図に、地質年代毎の色分けと、移動方向を矢印で書き加えたもの。

・　古地磁気も放射線年代判定も、海底堆積岩層の下に位置する玄武岩層からの記録を積み重ねたもので、　複数の層が別の場所から供給から発生する動きの結果と考えてみると、　現在の数値は、海洋地殻にとって表層部のみの数値でしかないとゆうことを前提に、　全体の動きを想像していかなければなりません。

・　今回の作図から、特に注目すべきポイントを（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）の破線で囲ってみました。

　図だけで時間切れなので、詳細説明は次回　…　

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関連参考日記：

地球科学：　今も生きている地球　2022年 12月 24日
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地球科学：　「地質や年代の図」は、地質の全てを表していない。2022年11月01日
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地球資源論研究室　　地質学関連
プレート・テクトニクスとは（Plate Tectonics）
http://earthresources.sakura.ne.jp/er/ES_PT.html

2022-12-24 地球科学：　今も生きている地球

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