( 昨年からの「海洋プレート流動説」から、太平洋をこれまでとは異なった視点で見直すことによって、 それ以前の海山列の噴火年代から、ハワイのホットスポットが活動開始した時点までさかのぼることができました。)
< 新しい仮説の解説>
・ 地磁気異常の年代線の動きと、現在の動きが逆転している部分があることから、 250〜100Maにはプレートが南下していた時期があることがわかりました。(図1)
図2: 現在の太平洋「ハワイのホットスポット」と、「北端の明治海山」(70Ma)
( 明治海山と現在のハワイの位置を結ぶ矢印が、70Maの間の移動を示します。)
図3: シャッキー海台の、現在の位置から、70Maさかのぼってみた位置。
( 明治海山とハワイの移動分と同じだけ移動したと考えて、
「シャッキー海台」が、現在のハワイの南にあったのではないかと考えました。)
・ この図から、その時代に太平洋プレートが北から南に向かって流動していた仮説と、 あわせると、ハワイのホットスポットの活動開始が「シャッキー海台」だったとみなすことができると思われます。
・ この140〜130Maにかけては、隕石の対応表でも、大きなものが数個見られますので、 ハワイのホットスポットが、どの隕石の核から形成されたのかも、範囲をしぼっていくことが可能になります。
< 結論 >
・ 「シャッキー海台」は、ハワイのホットスポットで生まれた、一番初めの海山(LIPs?)です。
( 言い方を変えれば、140Maまでさかのぼれば、「シャッキー海台」は、ハワイの位置に来ます。)
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< 注 >
・ あくまで個人の感想ですが、この見方を海洋の現在の地形から、どう移動してきたかを、 ダイナミックに考え直すことで、まだまだ、新しい発見ができると思います。
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