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(A) 中央から左右に広がる。 ( 一点の場合は円形に広がる。)
(B) 周辺から一点に集まる。 ( 左右から挟まれる時も同じ。)
(C) 横方向からかぶさる。 ( 下層と上層が直交。)
図1: 海洋地殻断面の全体図
図2: (B) 周辺から一点に集まる場合の断面図。
図3: (C) 横方向からかぶさる場合の断面図。
<(B) 周辺から一点に集まるパターン。>
・ 周辺から一点に集まる時も、働く力は(A)の左右に広がるパターンと同じで、 新しい地殻が、横移動しながら、それ以前の古い地殻を、押しつぶし、前に押しながら進んでいく。
左右から挟まれる形になって、幅が狭まる分上に押し上げられて盛り上がる。 これは(A)の、左右に広がる場合でも同じ。
< (C) 横方向からかぶさるパターン。>
・ 流動する粘体的な動きは、他と同じ。
違いは進行方向が、古い地殻が「右から左へ」動いているのに対して、 新しい地殻は断面図での「向こう側から手前に向かって」動いていること。
( 古い地殻を左右に押し広げながら、新しい地殻が手前に向かってくるように働く。)
− 補足 −
・ 詳細図(C)において、視点を少し右にずらすだけで、
(B)と同じ、古い地殻を新しい地殻が、挟み込む形になる。
( これらは、別々のことではなく、流動する粘体としては同じように動いていて、それぞれの位置関係と進む方向が、場所によって違うだけのことです。 )
・ この考え方で見れば、海洋地殻の動きは全て、この3つのパターンで説明ができる。
( ハワイの海山列の動きや、移動に要した期間と、周辺地殻との、年代の矛盾など、これまで漠然としていた、太平洋プレートの現在の姿が、そのなりたちと過去の変遷が見えるようになってくる。
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