海洋地殻の流動：　（Ｄ）過去へさかのぼる。　（Ｅ）そして…？

2023年03月14日 07:26【新：海洋プレート流動説】全体に公開

・　海洋地殻の流動についての、３つのパターンのうちで、（Ａ）海嶺と（Ｂ）周辺から集まるの、２つは比較的シンプルです。
　比べて（Ｃ）横から直交して重なる、のパターンはタイミングのずれもあって、複雑で手強いです。

　（　縦糸と横糸が太平洋上で交差、速さも時代で個別に変化しています。供給元も直角でなく、まぁるく取り囲んで、供給量も場所で変化します。）

・　見落としがちなのが、地図では平面でも、実際は球面であること。

　（　図法が何であれ、地図にはゆがみや長さの誇張はあります。）

・　立体で考える難しさに加え、時間経過で流量も方向も変化するので、４次元的に見なければなりません。

　（　クオータニオンデータ的な視点が必要ですが、そんな図は描けないので、割り切って２次元の線分をいくつか描くことで表現します。）
　

図１：（Ｄ）時代による断面の移動。（2023.03 makobe）

図２：　海嶺から～ハワイ～日本までの流動（2022.07 makobe）

図３：　伝達遅延グラフ　（2022.07 makobe）

－　補足　－

・　図１は、上から順に「現在／少し昔／もっと昔」と、アバウトな表現で書いてみました。

　（　単にひとつの画像を横に伸ばしてそろえただけの「年代データに基づいて書いたもの」ではありません、イメージだけの概念図です。この図は縦糸に当たるので、全体的な視点では北北西に、現在では西北西に移動している大きな流れがあることは変わりません。）
　（　図１は縦糸で、図２図３は太平洋北部の横糸の切り口です。　）

・　（Ｄ）よりもっと過去へさかのぼったら…　
　「紺色」の地殻の中央に、「紫色」の古い時代の海洋地殻があったのでしょう。　

　（　反対に現在から先、「未来の太平洋の景色と地層断面」も、心の中に、思いうかべていただくことができると思います。）

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新説日本列島:　過去日記

：　プレート流量変動移動説（まとめ） 2022年08月06日
 https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-276205

：　⑦プレート流量変動から見る、日本の今とこれから。2022年08月01日
 https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-275807

：　②変動伝達は遅延する　③プレート移動はもっと遅い 2022年 07月 26日
 https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-category-32

2023-03-13 海洋地殻の流動：　（Ｂ）周辺か

2023-03-15 海洋地殻の断面図：　場所と深さ

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