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( 「はじめに」の言葉の中に、私のお気に入りの言葉があります。図1:表紙と折り返し )
部分引用
『 〜 地球はあたかも織物のように、
それも縫い目がない織物のように全体としての地球ができあがっているのです。
ある部分の模様だけを切り離してみても、
全体の模様はわかりません。〜
〜 1本1本の木は見なくても、まず森全体を見てみるとゆう態度も必要です。 〜 』
( 図2: 裏表紙と10章に分けられた項目 )
・ 山賀先生のお名前はこの本より先に、ネットの「山賀 進のWeb site」で知りました。(図3)
https://www.s-yamaga.jp/
専門用語で難しくなり勝ちな地球科学分野で、私のような素人にも、わかりやすく簡潔に説明されていて、 読み進める内に、もっと深く知りたいところが次々にでてきて、いつのまにか夢中になっていました。
・ この言葉は好きですが、今の私の心境はこれと反対の気持ちです。
昨年から勉強を始めた海洋地殻の動きや日本列島の地史についても、 これまでに積み重ねられたさまざまな詳細な記録が、 場所と時代によって様々な模様を織り成して、それまでの動きの手がかりを残しているのに、 プレート理論とハワイ海山列の傾きと屈曲点から、 「現在の太平洋の全面が同じ向きに動いている」とゆう「海洋プレート説」から抜け出せないことが、残念です。
( そもそも「海洋プレート」とゆう言葉自体、イメージ的に「一枚板の岩」を思わせてしまうのかもしれません。)
・ 大陸プレートの列島島弧でも、場所により隆起沈降、移動褶曲、衝突断裂を繰り返した結果として、 現在の姿になっていますので、海洋地殻もこれまでの複雑な流動の結果としての姿が、 現在の海底地形や、地磁気年代の複雑な姿になったと私は考えます。
( 固定観念からの全体イメージにとらわれないで、もっと自由に想像していいのではないでしょうか。)
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