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( 文章よりは視覚に訴えて… 図解ならば見てさえもらえれば、伝わるとばかりに、)
結構書きためてきました。図に頼る分言葉が足りないか「何が言いたいのかさっぱり〜」を、 伝わるようにするにはどうしたらいいか、何が足りないのかは、まだわかりません。)
・ 先週の原画9枚を、現在から順に3枚づつ並べてみました。
図1〜図3: 現在(0Ma)から80Maまで(10Mya毎の)の海山列と周辺の変遷。
< この図で、伝えたかったこと >
・ どうして40Maで、海山列が屈曲したのか?
・ 広大な太平洋全体の地殻が、よーいどんで突然向きをかえたりはしない。
・ イメージは(80Ma以前から続く)南の海嶺から北西向けの地殻の流れから、 40Ma以降、東から西向けの表層の流れと合流(衝突?)して、移動方向が西北西に変わる。
・ 通常の地殻どうしの衝突(合流)ならば、古い地殻の上に新しい地殻が乗り上げて広がっていく。
・ 海山があると、根の部分は大きいが、櫛の歯のようなイメージで、隙間も多いので、 山体自体を左右によけて、周りの基板部分のみ上を覆うように広がっていく。
( 海山と基板地殻は従来からの角度で進むが、
横方向からの力が加わって合成方向に押されて変形していく。)
・ 海台があると(体積は海山の100倍、海底からの高さも海山の半分ほど)、 左右によけての回り込みも、大きく迂回させられる。その分押す力も海台全体を押していく感じで、 海台の移動方向もベクトルの合成方向に変わる。
・ 古い地殻の基盤部分の動きは、衝突(合流)後も続くと考えて、
横方向からの勢いが変化すれば、その合成方向も変化する。
( 横からの新しい流れは、始めは勢いが強いが、徐々に弱まっていくことを考えると、 合流はじめは一時的に横の力が大きくても、時代の経過とともに、 従来からの縦の動きより小さくなることもある。)
・ そんな風に、場所と時代によって、同じ縦と横の地殻の衝突(合流)でも、 海山列や海台の有無と場所によって、動きは様々に変化していて、一様ではない。
( 沢でいえば、本流に枝沢が合流したり、河川が合流したりするときを想像してほしい、 双方の勢いが異なっている流れが衝突合流する… 沢や川の合流はY字形で想像しやすいが、 海洋地殻同士の衝突(合流)は、広いたらいの中で供給元が周りにあって、中央部分で交差するようなもので、 イメージしずらいとは思う。)
・ ほんとうに、硬い岩でできた海洋地殻同士が、直交する向きに衝突して押し合ったり、 年代の違いで下にもぐったり、上に乗り上げたりすることが、信じられない方もおられると思いますが。
実際私たちの日本周辺で、海洋地殻同士が衝突合流して、同じことが目の前で起こっている、 異なる進行方向の、太平洋の地殻とフィリピン海の地殻が衝突合流、 太平洋プレートは下に潜り込んで、フィリピン海の地殻が上に乗り上げているではありませんか。
( 年代も早さも方向も異なる地殻どうしが、衝突合流することなど、 海洋全体では、あちこちで当たり前におこっていることです。)
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