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ポロシリオフィオライトと日高帯は「右横ずれ断層」となっていることがわかる。
( オフィオライト (英: ophiolite) とは… 、海洋地殻から上部マントルにかけての連続した層序がみられる岩体のこと。)
( 右横ずれ断層とは…、境目に正対してみたとき、自分の立っている側に対して向こう側が右に動く変動。 相対的表現なので、この場合は、向こうが動いたのか、それとも手前が動いたのか、 両方が動いたのかは言い表せていない。)
・ 北海道でいえば、東側が南向き、西側が北向きの相対運動が「右横ずれ断層」で、 この縦の地質帯が、大陸性と海洋性が交互に幾層も重なっている。
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北海道日高帯ポロシリオフィオライト北部地域の地質と変成作用
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geosoc/118/11/118_2012.0046/_pdf
『 … 沈み込み帯や大陸衝突境界などにおいて、
海洋地殻などが大陸地殻に衝上し、
地殻変動などによりその構造が地表に露出するようになったものである。
マントル構成物質を直接採取できるものとして評価されている。… 』
『 … 本オフィオライトは日高変成帯の上昇を伴う
南北方向の右横ずれ剪断変形と同時期に
緑色片岩相から角閃岩相の変成作用を被っていることを明らかにしている. … 』
図1: 幌尻(ぽろしり)オフィオライトの地質図
図2: 幌尻(ぽろしり)オフィオライト(北部)の地質図
図15: 北部幌尻(ぽろしり)オフィオライトの概略 隆起-載荷(?)モデル
(注)図15は、圧縮褶曲変形をうけてどんな力がかかったかを、3Dで表現されている。
『 … ポロシリオフィオライト北部地域の原岩構造の形成から上昇・定置までのプロセスをまとめると以下の通りである.
(Fig. 15a) まず,原岩の褶曲構造が形成され,その後に変成作用のピークに達した.
(Fig. 15b) 変成作用のピーク後も中央部の南北方向の断層の活動は引き続き,変成温度のギャップを形成した.
(Fig. 15c)また,北西–南東方向の断層も変成作用のピーク後も活動を続け,西側でより低温の変成作用を被った上部片状角閃岩は東部に上昇・定置したと考えられる. 』
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参考動画:
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:【様似町】大昔の北海道‼実は真っ二つだった⁉
プレート境界とマントルの一部が見られる⁉アポイ岳ジオパークへ行ってきた‼
https://www.youtube.com/watch?v=HdWZGL8fS_g
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