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全部が回転移動したと考えるのは早計か?
( 日本島弧は、岩石が生まれてから(もしくは変成?)現在まで、
物理的な地殻変動を受けていないところなんかないくらい、常に変動を受け続けている。)
・ 物理的な変形による古地磁気の変化と、大陸地殻の単純な移動(回転)との特性を、
切り分けて考えていく必要がある。
図1: 物理的変形による古地磁気の変化
図2: 移動(回転)による古地磁気の示すもの
・ 物理的な変形とは、褶曲、横ずれ、圧縮、など応力の向きによって、
地殻が曲がり、ずれ、潰れることで、変形していくことで、
岩石の年代には関係なく、古地磁気方向が変わる。
( 同時に圧力変成や高温変成を伴う場合のみ、その時点の磁北にリセットされるときもある。)
・ 反対に移動(回転)では、初めの磁北方向が記憶されていて、
現在の磁北方向との違いから、始点での位置を想定するが、
その場で回転したか、離れたところからやってきたかはわからない、
極端な話緯度方向の目安にはなっても、経度方向はどこにあってもわからない、
とゆう性質のもので、さらには、磁極反転のパターンとの補正もやっている。
その場所の岩石が生まれた時期以外、いつ動いたのかもわからない。
もっと極端な見方をすれば、始点と現在の2点しかわからないので、
ひょうたん島のように、あさってのほうに行ってみたり、途中横道にそれようが、
それが複数回あっても、わからない。
・ こんな風に古地磁気を見ていくと、
いままで「20Maで回転移動した」と言われている古地磁気データの、東
西南日本の東偏や、東北日本の西偏データーも、
実際は、20Maで大変動があったときのデータだけを、
見せられていたのではないのか… とまで思えてしまう。
・ こんな考え方をするのは私だけか… ?
現在の科学では通説となっている「古地磁気データからの20Ma観音開き説」からすれば、
とうてい一般には受け入れられない、
根も葉もないトンデモ説なのかもしれない。
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同日追記:
図3: 奥美濃の地域の変動
・ 私の住む岐阜県南部の美濃地方は、紀伊半島から鈴鹿にかけて、
海洋堆積物からなるジュラ紀付加体が北上、そこから徐々に東に向けて移動、濃尾平野をとりまくように、山地が円を描いて移動、隆起と崩壊を繰り返す。
・ 岐阜だけでなく、日本列島全体が、変動による圧縮、褶曲、変形をうけていて、古生代からその影響がなかったところなどない。
( 同様に、日本海も東半分は海洋地殻ながら、接合の変動により、
圧縮、隆起、沈降を繰り返して、古地磁気データを読み取ることはできない。)
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2023.08.27 追記:
・ この地殻変動の変形から地磁気の向きの変化が起きた… と考えていたのですが、
自分の仮説ながら、どうも「無理やり」すぎて、納得できませんでした、
一週間ひっかかっていて、今日突然もうひとつの思い付きがうかび、
結構そっちの考えのほうが、自然に思えて、新しい日記として、
追加しました。 今回の内容の発展形になっていますので、
ぜひそちらも併せてごらんいただけたら幸いです。
2023.08.28 <日本列島の地史> 自説を訂正?真実に向けて…
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-308316
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