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岩石が生まれてから現在まで、変動が一度だけとは限らない。
どれだけ技術が進歩して、年代測定が正確になっていったとしても、
始めはこうだった… しかわからない。
( 物理的な位置だけでなく、場所はかわらなくても、変成をうけたりで、
何度も変動をくりかえして、今に至る時、
唯一、古くからの岩石が、変成を受けたときは、
(時代)がリセットされて、変成のあった時〜、に変わる。)
・ 日本列島が「ひょうたん島」のように、あちこち転々と渡り歩いたとは思わないが、
少なくとも私の「東北地方の2段階変動」の考えでも、
始まりの場所は、主流通説の「20Ma開裂」と一致しているので、
どちらも同じ場所から始まっている(出発の年代は250Maと大きく違っている。)、
なので、元データとは矛盾しない。
図: 「東北地方の2段階変動」の概念図。
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・ 20Ma開裂、の元となったデータの詳細を探してみると、
「日本海はどう出来たか」能田成 著(2008年)に、
調査の詳細が書かれていました。
西南日本とは組成の異なる東北の地質と、年代、地磁気を合わせて研究、 ( 古地磁気と、放射線年代、Sr/Nd同位体分析)
実際に岩石を収集された時の様子が書かれていた。
そこには目的とする「ターゲットは熔結凝灰岩と玄武岩」…と書かれている。
・ 火山活動からの火成岩と、グリンタフ帯からの熔結凝灰岩を主に、データをあつめておられたようで、火山活動による(極力まざりものの少ない)堆積岩と火成岩を目指してのデータ収集がなされている。
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( 凝灰岩は火山の噴火による火山灰が堆積してできた堆積岩、
玄武岩は、火山活動でのマグマが冷えて固まった、火成岩で、
ゆっくり冷えたか、急速に冷えたかによって種類が変わる。
凝灰岩には、緑のものや白いもの、茶色や赤もあって、
海水の影響を受けて堆積したものは緑がかっていて「グリン・タフ」と呼ばれる。)
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