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・ 図は「変動する地球−現在および第四期−」 岩波地球科学選書 1991年 巻末の追補より
( 第2章の追補としての説明部分は「プレート運動の実証」とサブタイトルがつけられています。)
図: VLBI(超長基線電波干渉計)が示す 基線長の年間変化 (Heki et al.、1987)
・ この日米共同観測の結果の説明
引用、ここから --------
前略 〜 これは、括弧内の予想値(代表的なプレートモデルによる)と、まさに一致する。
基線によって不一致はあるし、そもそも観測点が各プレートの運動を代表しているかなど問題点はあるが、 大勢として、これらのプレートはほぼ仮説通りに低速度で動いていると見ることができよう。
〜 後略
引用、ここまで --------
・ 文面は、これらの数字が「プレート運動の仮説が正しい」ことを示していると結論している。
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注: ここからは、makobe の私見です。
( 理論値と計測値が、これだけ異なっているにもかかわらず、 どんな根拠で、この計測値が「プレート運動の実証」になるのかがわからない。)
・ 大陸地殻動詞の観測点どうしと、海洋地殻上の観測点どうしが、誤差がないのはいい。
( ここで「基線によって存在する不一致」に言及しているのに、 それを単なる誤差として「大勢としてほぼ仮説通り」と結論していることが問題だ。)
ジルクリーク〜カウアイ間で、(仮説値:−5.0)に対して(実測値:−8.3) 誤差66%
同様に、モハべ〜カウアイ間では、(仮説値:−2.3)に対して(実測値:−4.8) 誤差108%
前者で1.5倍、後者ではほぼ2倍の数字になっているのに、これが無視できる誤差なのか…
どうしてこれが「仮説を正しく表している数字」といえるのか、私にはわからない(納得できない)。
・ 図の空きスペースに、私が勝手に引いた補助線3つ。
手前に引いた紺色の破線が、地図上のおよその北を示す。(図法により方位が場所によって変わる。)
右手の赤道北に引いた赤矢印(P)が、プレート論の仮説移動方向「西北西」 ( その向きはハワイが鹿島(日本)に向かっている。)
太い茶色の矢印(M)は、私の流動論の仮説移動方向で「北西向き」、( ハワイは現在カムチャッカに向かっているとしている。)
・ この2つの仮設の移動方向の角度の違い(西北西と北西の違い)は45度の半分の22.5度で、仮説移動方向の違いが、誤差の増減に現れている。
そんな風に、同じ図や数字を見て、自分の説にそぐわないものを、誤差として切り捨てたり、 現在の理屈で説明のつかない現象やデータを、切り捨てて見ない姿勢では、 本当の真実をさがしあてることはできないのです、 なぜそんな数字になるのかを、とことん突き詰めて、疑問を持ち続ける探求心が大切です。
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同日追記:
・ 私には、数学や図形の具体的な計算で、この数値からハワイが1年間でどの方向に動いたかを証明することはできません、それでも三角形の3つの辺の距離の誤差から、ほんとうはどっちの向きに移動したのかは、数学で特定できないのでしょうか。
( 今現在の最新の精度で、太平洋の島々が、それぞれどっち向きに動いているか、そんない困難な話ではないと思うのですがいかがでしょうか。)
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