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・片足の重量が300gから400g程度
・完全防水
・お求めやすいお値段
・シークレットブーツよろしく超厚底
重量が軽すぎるのは、犠牲にしているモノが多すぎるので却下。重いならハイキングシューズと変わらなくなるのでこれもパス。超厚底シューズを履いて、人知れず長身のモテ男に変身して、山ガールの気を引きたいという野心もあり。
で。検討した結果、フランスのHOKA ONE ONE製「TOR SPEED 2 Mid WP」。結局、以前購入した「TOR SPEED」の後継モデルでした。
特徴としましては、アッパー素材に防水透湿素材のe-Ventを使用し、前モデルでは、ウォータープルーフをうたっておきながら、撥水程度の防水だったのが、大幅に強化されている点。全体的に弱々しかったアッパーもつま先等に補強がなされている。軽アイゼンを付けただけで、ズタボロになってしまうこともなさそう。
ソールはビブラム社の岩場での耐久性のある素材で、ブロックパターンは、今度も何故かHOKA社のロゴマークと一緒。こんなんで、大丈夫かねと思ってしまいますけど、意外なほどグリップします。そして、減りも遅い。前モデルと比べると、ブロックパターンの配置が変わり、より密集している感じ。先日、前モデルで、雪が降ってシャーベット状の釜ノ沢五峰に登ってきましたけど、ノーアイゼンでも滑ることなかったので、コレも同様かそれ以上が期待できそうです。
片足の重量は実測で329g。ミドルカットで超厚底なのに、この重量は優秀ではないでしょうか。前モデルが、片足で358gだったから、約30g近くも軽くなっている。しかも、完全防水で。
写真を見ての通り、かなりほっそりしたシルエットで、足を入れた感じも同じ。欧州メーカーが欧州人向けに造ったシューズなので、足形がギリシャ型(足の人差し指が親指より長い)の方向け。甲が高く幅広な足形のエジプト型(足の先端が親指)の人には厳しいものがあると思います。
買ったサイズは、USA8.5。前モデルと同じサイズ。各国のサイズ表記では、UK8、EU42、JAPAN26.5cm。普段の革靴は25.0cmだったかな。
足を入れた瞬間の「コレだ!」と電撃に打たれたかのような直感と、足全体に吸い付いてくるようなナマ感触。超厚底なので、常に落葉ふかふかのトレイルにいるような感覚。このクッション性が最大の特徴。ホカ社は厚底クッションシューズのパイオニア。ま、厚底であるがゆえに履きこなすのは慣れが必要ですけど。慣れてしまえば、これ以上のハイキングシューズは無いのではないでしょうか。私は別にトレランを志向しているわけではないので。
前モデルでは、テントを担いで縦走もやったし、1日20kmくらい歩いても足は何ともない。もう重いだけの登山靴は、前爪付アイゼンを使う所以外では使う気にならないです。
▼HOKA ONE ONE(フランス)
http://www.hokaoneone.com/
▼サンウェスト
http://www.sunwest.biz/hoka/