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ね、猫鼻の湯??? 猫の鼻? なんで鼻? 湯? 温泉? 猫が関係してるの? 言葉の意味は、よく分からないけども、そそられるものがあった。
福島県にある猫啼温泉みたいに、和泉式部が飼っていた猫に由来するみたいな伝承でもあるのだろうか。特段、猫が好きというわけでもないが、一目見て気に入った。しかし、スルーしてしまった。だって、この日はもう温泉に入ってしまってるし。
で。2日後。新潟県糸魚川市から長野県大町市まで南下している時、また、すかした招き猫を目にする。でも、近くの来馬温泉に入る予定だったので、また、スルーした。しかし、来馬温泉が日帰り入浴休業中という紆余曲折の結果、猫鼻の湯に行くことになった。
猫鼻の湯は長野県小谷村にある日帰り入浴施設らしい。湯原温泉とか。招き猫のある脇道へ入ると、廃道となって頑丈な金網で封鎖されているトンネルにブチ当たる。なにこれ。。温泉は? よく見ると、右手にくだる道がある。かなりの急坂で細い道をくだった先に、猫鼻の湯はあった。
まず、手造り感むき出しの掘っ建てな佇まいが実に素晴らしい。駐車場は広大だが、施設はかなりこぢんまりとしている。玄関の戸は開け放たれており、何人かの話声がする。地元の方だろう。そんな風情だ。恐る恐る屋内に入ると、おぢいさんが煙草を吸っている。臭い。ここの管理者のようだ。料金を払うと、今、カップルが入ってるから少し待ってくれと。しかし、もう1時間以上入ってるから、そろそろ出てもらうべえと、声を掛けに行ってくれた。が。いつの間にか、カップルがいなくなっていたので、入っていいよと。かなり、アバウトな施設だ。しかし、カップルはどこに入っていたんだ。混浴なのか。貸切なのか。男湯と女湯の間にあるドアは開けっぱなし。さらに言えば、どっちが男湯か女湯か。よく分からない感じが、いとをかし。
神々しさすら感じる内湯だ。内湯とはいえ、外とは透明なビニールシートで仕切られているだけなので、ほとんど外とも言える。眼下には姫川の清流が見える。もはや、売り文句にしている天然温泉源泉掛け流しなどは、どうでもいい感じだ。湯の色は緑茶グリーンで激熱。気持ち良いのだが、長時間は入っていられない。露天風呂もあるにはある。少し前の一般家庭にあるような懐かしいデザインの風呂釜を外に置いただけというシンプルさだ。内湯との違いは、ビニールシートで外と仕切られているか否かのみだ。湯船の形以外の違いは無いに等しい。
売店らしき場所では猫鼻の湯のプリントTシャツを売っていた。欲しくなるやん。うっかり、買ってしまいそうになる衝動を抑えながら、施設をあとにした。他にも名入りタオルとかも売っていた。
ついに、なんで猫鼻の湯なのかよく分からなかったけども、施設内に猫のポスターが貼ってあったので、オーナーが猫好きだからということなんでしょう。たぶん。
写真・左 国道沿いにある看板
中 建物
右 内湯
▼湯原温泉 猫鼻の湯
¥500 10.00-18.00 不定休
長野県北安曇郡小谷村大字北小谷
https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/spa/yubaraonsen/
moglessさん 初めまして
猫鼻温泉はねー
地元小谷の観光パンフレットにも載っていない
あの観光立村の小谷村でさえ 管理できない治外法権です。
(ほめ言葉です)
運が良ければ遠方の常連さんが持って来た美味しいもの(私の時は甘えびなど)
が食べられ、それも無料で。
冬は常連さんが捕獲したジビエがいただけるそうです。
今度は美味しいものに当たるようお祈りしております。
kibakoさん、はぢめまして。コメントありがとうございました。
猫鼻温泉は、手持ちの地図(ツーリングマップル)には掲載されておらず、今までノーマークでした。そういうところは、当たりかそうでないかのどちらか。建物の外観を見た時には、当たりだ! と思いましたね。(褒めてます)
確かに屋内は自由闊達な気風に満ち溢れていました。
番頭のおぢいさんは、帰りにはお昼寝してました。
好きですね。こういう温泉。
冬はジビエですか。
食べてみたいですけど、冬にこの辺りまで車ででかける腕が無いのが、悩ましいところです。
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