![]() |
![]() |
![]() |
このシリーズは、どこかの山に登るに際して最も参考にしているガイド本です。
登山口情報にのみ特化したガイド本となっています。
ですから。登山口の情報しか載っていません。登山道の様子やら山頂からの眺望写真などは一切、載ってません。
しかしながら、その登山口の情報量たるや、よくぞそこまで徹底して調べ上げたものだと、いつも尻尾を巻いている私でも舌を巻くばかり。
メジャーな山であれば、当然のように完全舗装された駐車場があって、コギレイな水洗トイレがあって、売店があって、自動販売機があって、近くに駐在所まであって、よく吠える犬までいたりとか、至れり尽くせりで、別に登山口のことなど調べる必要もないわけです。
ですから、そういう山にしか行かないのであれば、この本はいらないでしょう。
しかしながら、ひとたび静かな山に登ろうとすると、途端に情報は乏しくなり、駐車場があるのかすら妖しくなってきます。
そうなると、この本がまるで宝石箱のような珠玉の情報に満ちた真に価値ある一冊であることを気づかせてくれます。
今まで莫大な労力を要して調べていたことが、ページをめくっただけで、そこに全て書かれているのです。
内容的には、例えば、登山口までのアクセス道について、舗装されているか、未舗装か、未舗装なら普通車でも通れるか、四駆が望ましいか、通行可能期間はとか、よく通行止めになるとか、混雑状況とか、問い合わせ先といった具合に。
他、それぞれの登山口について、項目立てて体系的に、GPS位置情報、アクセス方法、駐車場、トイレ有無、携帯電話電波状況、付近の立ち寄り湯や食事処の情報まで。
立ち寄り湯は、日帰り施設が中心ですけど。
モノクロ写真と小さい文字で、びっしりと約350ページにわたって北海道の登山口情報について記載されています。
駐車場の駐車可能台数とか料金とか。トイレは水洗かとか紙はあるかまで。なにかにつけ無料かどうかとか、およそ登山口について知りたいと思われることは、全て網羅されている。
トイレの内部の写真まで掲載されている。つまり、きれいかどうかを視覚的に確認できるというわけです。
ま、あまりキチャナイ・トイレの写真は掲載されてないようですけど。
今までに、
東北登山口情報500
信州登山口情報400
関東周辺登山口情報800 上 南関東+山梨編
関東周辺登山口情報800〈下〉北関東+新潟編
関西周辺登山口ガイド 上 兵庫県・大阪府・京都府・滋賀県
関西周辺登山口ガイド〈下〉和歌山県・奈良県・三重県
東海登山口情報300―愛知・岐阜・静岡+鈴鹿
が出版されてます。東海版だけ持ってません。
関西版だけ「登山口ガイド」なんですね。
初期の頃は、何かしらの問題があって、品薄状態が続いていた時期があったような気がしますけど、現在は安定供給されてるようです。
値段はそれぞれ2000円前後ですけど、東北版のみ2700円です。
上の一覧は、出版が古い順に並べていますけど、初期の頃から内容的にはほぼ完成された本なので、新しいのが出たからといって、内容がガラッと一新されているなんてのもありません。
ただ、読者からの要望があったのか、微妙な変化はあったりしますが、それは利便性が増したということで。
この本。マイカーでアクセスし登山口で車中泊するヒトにとっては、絶大な威力を発揮する本だと思います。実際、役に立っています。
林道の奥に駐車スペース数台ありというから行ってみたら、すんげえボコボコ道で、たどり着けなくて途中で引き返したとか。
駐車場があるというから、行ってみたら冬季閉鎖中だったとか。
登山口にトイレがあるというから、車中泊しようと思って行ってみたらシーズン中のみ設置の簡易トイレで、期間外は撤去されてしまっていて、泣く泣くトイレのあるところまで戻ったとか。
この本で、そういうのがなくなります。
インターネットである程度の情報は得られますけど「ある程度」では役に立たないことのほうが多いのです。
むしろ、その断片的な情報を頼りにしたばかりに、えらい目にあったことが、無きにしも非ず。
中国・四国、九州版はまだ出ないのかな。出たら買うんですけど。でも、東海版は買わないかも。
こんばんは。
「登山口 たどりつくまでが バリエーション」
私は、三百名山を目指して、全国を歩いておりますが、登山口にたどりつくのが結構大変だったりします。
北海道版は、最近出たばかりですね。早速、購入して今年の北海道山行に使います。情報提供、ありがとうございました。
三百名山を目指していますと、途端に情報量が少なくなって、あっちこっちといろんなトコロを参照しないと、お目当ての情報を得にくくなりますね。
全国各地の山に登ろうとすると、このシリーズの本ほど便利なものはないと思います。
それはそうと、もうすぐ山と渓谷社の「日本三百名山登山ガイド」の新版がでますね。
私はかろうじて新品で上巻を買いましたけど、今では上中下とも古本でしか買えず、とんでもない値段がついてました。
現在は新版が出るので、値段が下がったようですけど。
古本で買わずに待った甲斐がありました。
北海道山行、楽しんできてください。
私も、去年断念したあの山に復讐をする予定です。
私も、百名山、二百名山のガイドブックは持っていますが、大体、位置が把握できたので、三百名山の本は必要ないと思っています。
そもそも、自分が本当に登りたい山は、三百名山ではないので、地方の百名山やガイドブックを見て、自分の目的にかなう山を探すことにしています。
というのも、ネットで見る限り、60歳過ぎてから三百名山を始めた人は、結構多くて、そういう人は、結局、全国のあちこちの山を登るようになっている人が多いようです。
彼らでさえ、そうなのだから、彼らより時間的に余裕のある自分は、最初から登りたい山に登っていった方が効率がいいと思うので、そうしています。
とはいえ、やはり三百名山は早く登りたいし、情報が膨大に増えるので、ほどほどにしておかないと大変なんですが。
一応、三百名山はひとつの目標であって、登る山を選定する際の材料の一つとしています。
200名山に比べると比較的、簡単に登れる山が多いので、単なる往復にならないように、周辺の山も合わせて周回できるようにコース設定をするようにしています。
とはいえ、そういうコース設定ができるのは近場だけですけど。
百名山は全て登ったわけではないですけど、完登が時間の問題となった頃に、なんだか興味が薄れてしまいました。
近場の百名山を登りつくしてしまって、あとは休暇をとらないと登れない山ばかりが残った頃、百名山以外の山ばかりを登っているうちにそれは顕著になりました。
最近では、その時々で自分の最も登りたい山に登るようにしています。
特に三百名山にこだわっているわけではないですが、まだまだ登ったことのある山が少ないので、目ぼしい山を見つけると、だいたい300名山の中に入っているのが現状だったりします。
コメントを編集
いいねした人