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今年のGWに南アルプス市内の沢で鉱物採集した。
鉱物は「マンガノパンペリー石」というもので、それは世界で初めて発見された「新鉱物」。その時の様子は5/5の日記に書いた。
その後、そのマンガン石を一個、いつもネットでお世話になっている鉱物の大先生に送ったところ、ぜひ産地に案内して欲しいとのご要望。さすがの大先生もその産地は探し当てられなかったのだそうな。
そこで、東京と千葉からわざわざやって来たお二人の先生を産地に案内した。
5月に崩壊していた林道は復旧されており、産地の横まで車で行けてずっと楽。
それでもヤブだらけの急斜面を滑るように沢に下りるのはなかなか大変で、お年の先生を気遣いながらの降下だった。
沢に着いて石を拾うのかと思いきやそうではなく、先生方は斜面を観察して鉱山の坑口を探すのだ。やはり鉱山跡を突き止めて、そこから採集できた石が「ブランド」としても最上なのだとか。
私などは石さえゲットできるならどこのでも同じだろう、と思っていたがプロ世界では違うらしい。
で、一時間ほどの探索で沢の斜面にわずかに人工の石垣の残骸らしきものを発見。よく見れば、そこから「ズリ」と呼ばれる鉱石を捨てた跡がのびているのが判明した。
それは、数十年来誰も場所がわからず「幻の鉱山」とされてきた産地が再発見された瞬間だった。
で、先生は案内のお礼だと「群馬みなかみの天沼鉱山の自然金(母岩付き)」を下さった。
鉱物マニアの私でも「金」は持ってない。山梨には湯の奥とか黒川とかいう「甲州金山」があるのだが、まだ探索したこともないのだった。
先生曰く「これ、オークションで買うとウン千円はします。」とのこと。
マンガン石と交換で金をゲットした形。現代版の「わらしべ長者」だ(^^)。
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