もうかなり前ってことになりそうですが、yokowv様のレコに「WIKIPEDIAでは、宝剣岳は木曽駒の「附属の山」とされています。」とコメント書いてから、我ながらそれでいいのか？と疑問が生じた。
WIKIPEDIAというのは、その道の専門家（ていうか「通」）が書き込んでいるのだが、実は誰でも編集することも可能。
つまり編集する方々の良心で成り立っているサイトなのだ。言ってみれば、そこに書いてあることが必ずしも正しいわけでなく、正しくないからと言って誰の責任でもない。
問題のWIKIPEDIAの項目「日本の山一覧 (高さ順)」の中、「高さ順の100山リスト」には「国土地理院発行の日本の山岳標高一覧に準拠した。」と断り書きしてある。この「山岳標高一覧」とは国土地理院の「日本の主な山岳標高−日本の山岳標高一覧(1003山)−」 のことだと思われるのだが、その中に山として掲載されているものが除かれているのはおかしいのじゃないだろうか。
https://bit.ly/2WPVLJn （日本の山一覧（高さ順））
この際「正しい」とか「正しくない」という議論はさておき、とにかく「国土地理院のデータに準拠して」ということを「公式」と考えて、百高山を選び直してみたい。
そうすると、下記のうち●印の山が新しくランクインする。
WIKIで「除外」とされた11山のうち5山が復活し、残り6山はやはり「除外」（山一覧にない）のまま。
また、「龍王岳<浄土山>2831m」はまったく新規ランクインした。
これで、どんなものでしょう？
1 富士山<剣ヶ峯> 3,776
2 北岳 3,193
3 奥穂高岳 3,190
4 間ノ岳 3,189
5 槍ヶ岳 3,180
6 東岳（悪沢岳） 3,141
7 赤石岳 3,120
8 涸沢岳 3,110
9 北穂高岳 3,106
10 大喰岳 3,101
11 前穂高岳 3,090
12 中岳 3,084
13 荒川岳<中岳> 3,083
14 ●荒川岳<前岳> 3,068
15 御嶽山<剣ヶ峰> 3,067
16 農鳥岳<西農鳥岳> 3,051
17 塩見岳 3,047
18 南岳 3,033
19 仙丈ヶ岳 3,033
20 ●農鳥岳 3,026
21 乗鞍岳<剣ヶ峰> 3,026
22 立山<大汝山> 3,015
23 聖岳<前聖岳> 3,013
24 剱岳 2,999
25 水晶岳（黒岳） 2,986
26 駒ヶ岳 2,967
27 駒ヶ岳 2,956
28 白馬岳 2,932
29 ●駒ヶ岳<宝剣岳> 2,931
30 薬師岳 2,926
31 野口五郎岳 2,924
32 鷲羽岳 2,924
33 大天井岳 2,922
34 西穂高岳 2,909
35 鑓ヶ岳 2,903
36 赤岳 2,899
37 笠ヶ岳 2,897
38 広河内岳 2,895
39 鹿島槍ヶ岳 2,889
40 別山 2,880
41 龍王岳 2,872
42 旭岳 2,867
43 蝙蝠岳 2,865
44 赤牛岳 2,864
45 空木岳 2,864
46 真砂岳 2,861
47 双六岳 2,860
48 常念岳 2,857
49 三沢岳 2,846
50 三ッ岳 2,845
51 三俣蓮華岳 2,841
52 南駒ヶ岳 2,841
53 観音ヶ岳 2,840
54 黒部五郎岳（中ノ俣岳） 2,840
55 ●龍王岳<浄土山> 2,831
56 横岳 2,829
57 祖父岳 2,825
58 針ノ木岳 2,821
59 大沢岳 2,819
60 兎岳 2,818
61 五龍岳 2,814
62 東天井岳 2,814
63 抜戸岳 2,813
64 杓子岳 2,812
65 中盛丸山 2,807
66 阿弥陀岳 2,805
67 上河内岳 2,803
68 小河内岳 2,802
69 アサヨ峰 2,799
70 蓮華岳 2,799
71 ●南駒ヶ岳< 赤梛岳> 2,798
72 薬師ヶ岳 2,780
73 高嶺 2,779
74 熊沢岳 2,778
75 剱御前 2,777
76 赤岩岳 2,769
77 大籠岳 2,767
78 横通岳 2,767
79 小蓮華山 2,766
80 地蔵ヶ岳 2,764
81 燕岳 2,763
82 硫黄岳 2,760
83 西岳 2,758
84 樅沢岳 2,755
85 スバリ岳 2,752
86 駒津峰 2,752
87 仙涯嶺 2,734
88 笹山 2,733
89 ●駒ヶ岳<麦草岳> 2,733
90 将棊頭山 2,730
91 檜尾岳 2,728
92 烏帽子岳 2,726
93 小太郎山 2,725
94 権現岳 2,715
95 アサヨ峰<栗沢山> 2,714
96 南真砂岳 2,713
97 白山<御前峰> 2,702
98 北荒川岳 2,698
99 唐松岳 2,696
100 安倍荒倉岳 2,693
ふふふ・・これだけ登ったら・・離婚されます（。。；
でも、そこそこ行ってるなぁ・・
山・・納得して楽しければとも思いますがね
百名山も目標でいいかもね・・
さて・・次は・・どこに？・・で、山レコ見てます。
旬の山（ってのもおかしいですが）を探してます。
＞WIKIPEDIAというのは、その道の専門家（ていうか「通」）が書き込んでいるのだが
わたし、内燃機関は詳しいですが記述に不審なことあってから・・あんま・・信用しなくなりましたが・・
でも、知らないお山もいっぱいですな・・
登山・・一生楽しめそうですなぁ・・ふふふ・・
（天然ポジティブ）
でわでわ
こんだけあるのに・・海外行かなくても
↑こんなん書いたら・・あの人が出るなぁ（＾o＾）））
コメントありがとうございます。
「記述に不審なことあってから・・あんま・・信用しなくなりました。」
そうなんですね。門外漢のことだと基本知識が得られるので便利なのですが、専門的な記述となると「ええ？？」というようなことも多い。
でも、そういう時はWIKIPEDIAのIDを取得して編集して下さい。そうするとみんなが正しい知識を得ることができるのですから。
まして山の項目であれば、このサイトで活躍されている方々が揃えば最強の記述ができると思うのです。
今回の項目では最初に書いた方のものがそのまま残っている状態かと思うのですが、私ごときが迂闊に訂正していいものか、そこがためらわれたのでした。
もし、これで皆様の了解があれば、とっとと記述訂正させて頂きます。
ではでは。
こんにちは。
チョット本題からずれてしまいますが、気になったので寄らせてもらいました。
そもそも私には、「山」の定義がわかりません。
あるピークから半径100m以内のピークは一つの山とみなす。とか、
地質学的に、或いは考古学的に同じとみなす根拠があるとか、
何か明確な定義があるのでしょうか。
時々、いい雰囲気の名無しピークに出会うことがありますが、自分が命名した山名を赤テープに書いて木に巻いておけば、そのうち定着するかもしれませんね。
pasocomさん、こんにちは！
毎回面白いテーマを提供されますね
私も近所の山の標高が違っていたので先日、生まれて初めてWIKIPEDIAを修正しました。さすがにちょっと緊張しました。
日記の趣旨とは違いますが、最近、WIKIPEDIAが詳細過ぎるのでそのことをどっかでアピールしたいと思っています。詳細であることはいいことかも知れませんが、あんまり詳細すぎると百科事典の域を出て専門書のようになってしまっている項目もあり、迅速に概要をつかみたいときに苦労を感じるからです。昔のブリタニカぐらいの字数でいいと思うのは私だけでしょうか？
それにしても、pasocomさんはマメですね。ちゃんと比較してその順番も番号も新しく付け替えられて感心してしまいました。私は修正されることは全く依存はありません。
私は深田久弥の百名山は山男として恥ずかしいぐらい余り登っていませんが、この高さ順の山だと南の一部を除いてほとんど登っていますね。穂高は何回登ったか分からないですが、私の場合そんな感じで、同じ山を何度も登るリピート登山志向だと一覧を見て思いました。
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追記：結局のところ宝剣も農鳥も荒川岳も近すぎるということでしょうが、だとすると涸沢岳などもほんとは近いですよね。個人的には宝剣を入れてほしいと言う理由が私の場合は強いと言えます。そうなると農鳥も荒川岳も入れるという理屈になりますよね。
コメントありがとうございます。
「山に明確な定義があるのか」というのは実は難題です。
私もこれまでいろいろ調べてきましたが、「山名」と言うこと自体が難しい。
富士山でさえも「剣が峰」「白山岳」「宝永山」などという複数の名前を持っており、それをいちいち「別の山」と言い出したらきりがありません。
このあたりは国土地理院にも明確な定義はなく、日記の本文に書いたように『「正しい」とか「正しくない」という議論はさてお』かないと、こういうランキングもできません。
ここではあくまでも「国土地理院に山として認知されているもの」という前提で書いています。
山を歩いているとまさに「いいピーク」があり無名峰だったりすると思わず自分で命名したくなりますね。
山名というのも本来そういうものでしょうから、それぞれそういう風に楽しめばいいものと思います。
毎回コメントありがとうございます。
kinoe様へのレスにも書きましたが、「そりゃ同じ山だ。」「それとこれとは別の山だ。」という区別は本当に難しい。いや難しいと言うより決めようがないのです。
kinoe様がおっしゃるように「半径100m以内のピークは同じと見なす。」とか、そもそも「ピーク」とは周りよりも何m盛り上がっていればいいんだ？など・・・(^^)。
以前の日記にも書きましたがジャンダルムは国土地理院では山岳一欄に掲載されておらず単独の山と認められていないようです。これなんか異論ある人も多いでしょうね。
こんな根拠の薄い話ですから本来、100高山などというランキングすること自体さほど意味が無く、お遊びに過ぎないものと思ってはいます。
こんなのよりも深田先生の「日本百名山」の方がよほど説得力ありそうですね。
pasocomさん、こんばんは。
これもなかなか難しい問題設定ですね。
wikiの信頼性はともかく、「誰が同じ山の一部と決めたんだ！」と言いたくなる例はジャンだけでなくいろいろあると思います。
強いて言うなら歴史とか地域の文化なんでしょうか・・・
さすがに富士山を複数のピークだと主張する人は少ないと思いますが、3000ｍ峰を21峰28座と数えるときは２つですし、立山も雄山と大汝山のダブルカウントですね。
それでも立山は「全体で立山」なので百高山では大汝山を代表として立山です（上の除外されたリストにも雄山はありませんね）。
逆に「穂高」というと全部で一つじゃ誰も納得できませんが、大きさからすると赤石岳一つと変わらないくらいなんですね
議論は尽きませんが、ネットで探した中で、山渓2004/7に掲載されていたというリスト（wikiと出所は同じようです）を参考に、いつかはやりたい目標設定としています。
もちろん、リスト外であってもジャンは登って見たい山の上位に変わりがありません
コメントありがとうございました。
firebolt様があっさりと見抜かれたように、「同じ山」「別の山」の区別は実際、歴史文化の積み重ねですね。論理的に区分することなど不可能です。
私の地元、山梨でも「鳳凰三山」は実は「鳳凰山」という一つの山だ、とか（山梨百名山ではそうなっています。）し、地蔵だけが別山で薬師と観音は一つ山だとか論議は尽きません(^^)。
で、この議論を始めるとキリが無いと思ったので先手を打って「この際「正しい」とか「正しくない」という議論はさておき」と書いてしまったのでした。
国土地理院の「日本の主な山（1003山）」を見渡しても低いのは静岡の久能山（216m）まで掲載されており、ただ高さがあればいいってことではないらしい。やはり地域性・歴史性を考えて選ばれているようです。
登山は文化ですから、数学的にリストを作って喜ぶよりも文化で議論した方がよほど面白いのですがね。
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