チリの鉱山事故で全員生存、救出はクリスマス頃、と言われた8月から、事あるたび、今頃みんなどうしているかなと思ってきた。とりわけ山の中で泊まっている夜など、星空や闇の中の木々の梢を見上げて、彼らの気分を想像していた。
戦後も28年間、フィリピンのルバング島で一人日本兵を続け、ようやく説得に応じ帰還した小野田さんの本(たった一人の30年戦争)を以前読んだ。敵に見つからないよう火もたかず闇の夜を過ごし、糞の跡さえ消した。中野学校出身のため、「死んでは行けない」という教育をうけて、メモをいっさい残さないのに、28年間で暦が3日しかずれていなかった。日本は本土決戦の末にアメリカに占領されたが、臨時亡命政府がベトナムに移転し、抗戦を続けていたと考えていたという。ある意味まったくその通りだと頷く。ぐっすり眠るという事ができない30年間だったろう。
そういう人たちの境遇をよく山の夜に想像する。この週末の山行は日暮れ間際に見つけた天場だったのでごろごろ石の上に寝て、夜半の雨もタープの端から降り掛かった。一泊の山では、あまり安眠はできないけれど、山ではこんなものだ。何日もやるうちこんなところでもぐっすり眠る様になる。
家に帰り、平らで乾いた布団で眠るとき、とても幸福を感じる。
天日干しした布団は最高の幸福ですね
わざわざ、天気の悪い山で寝るのも、ある意味贅沢な道楽です
yoneyamaさん、こんにちは。
閉じ込められた、作業者の気晴らしのために、川上産業(本社・名古屋市)が同社製品「プッチンスカット」を贈っていたようです。
通称無限プチプチ。効果があったのでしょうか?
【ニッカンスポーツ 国際ニュース】
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp1-20101007-687567.html
抱き合い歓喜する姿を観て胸が熱くなりましたね〜。生きてあることの喜びが爆発していました。久しぶりのいいニュースでした。
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