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日記

カテゴリー「山」の日記リスト 全体に公開

2025年 04月 07日 04:44

なんかやっぱり行きたくない!

パッキングも済ませ、雪の状態も、天気周期もよし、めしの支度も終わり、玄関でザックとスキーを背負って、あとは電車に乗って行くだけなのに、行きたくない! なんだかきょうは山に行きたくないな!行動4日予備2日の春の山行。や〜め〜た。
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2025年 03月 16日 11:22

3月後半から4月半ばは藪が埋まる最後の季節

雪の季節は長いと思っていたけど、いつの間にか春の南岸低気圧で湿雪の降る、3月中旬を過ぎてしまった。昨日の山は日本海側だというのにすでに雪の表面が固くてスキーかツボかの切り替えで苦戦。この2月3月は、行くべきエリアや狙いがまだまだだったかもしれない、などと季節の変わり目に思った。 山行記録は調べ
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2025年 03月 10日 08:50

今がいちばんいい季節

2月中旬から3月中旬は、例年、居ても立っても居られない雪山ゴールデン期間だ。暖冬化傾向のため1月いっぱいは高山か海沿いでないと雪がない。もう高山は行き飽きた。今は2000m台の信州あるいは中部日本の登り残し名峰の独自ライン計画がメインだ。 スキーラッセルでなければ行けないし、スキーで滑っても別
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2025年 02月 12日 16:51

釜無川をきっかけに、信濃の分水界を調べた

甲府盆地で水を集め、笛吹川と合流して富士川で駿河湾に注ぐ釜無川の源流は、右岸が甲斐、左岸が信濃で鋸岳に突き上げる。川県境だ。 源流部の釜無山を目指して入笠からきのう山スキーで往復したけどラッセル負けで引き返した。山容も展望も地味な山だが、名前に惹かれた。おかげでこのあたりの分水界を詳しく見てみた。
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2025年 02月 06日 04:32

今年も白頭山JPCZ

日本海寒帯気団収束帯(にほんかいかんたいきだんしゅうそくたい、Japan sea Polar air mass Convergence Zone:JPCZの季節だ。いまの寒気と日本海豪雪が2月9日まで続くらしい。満州朝鮮国境の白頭山で別れた強烈寒気団が日本海で出会って北陸に来るらしい。気象衛星でスジ
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2024年 11月 18日 23:10

大西浩さんのお別れ会

高校山岳部顧問として、90年代からずっと、長野県で一番、たぶん全国でも一番たくさん、高校山岳部員を育てた大西さんが、7月、パキスタンのスパンティーク登頂後のクレバス転落事故で死んでしまった。お別れ会が、この日曜日に行われて、350人集まった。 大西さんは64歳、私の小学校中学校高校の4年上の先
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2024年 10月 19日 15:01

冬を前に季節計画を立てた

暑かった季節は、やはり山に行く気が完全に失せていた。最近の暑さは、寒さなんかよりよほどヤバい。冷房の部屋で読書、これはすすんだ。信州なのに。 無職の自由人なので、どんな長い山でも行っていいのだ。冬は雪が繋がりヤブが埋まり、どんな長距離でも山スキーで描くことができる。山から山を渡り歩く、シカやク
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2024年 04月 30日 17:10

初めての県境を越える

県境や郡境を越えて向こうの世界に下る山登りが好きだ。 名古屋方面に住んだりしたせいもあって長野県の県境では、これまで静岡、山梨、愛知、岐阜、富山方面との山域に馴染みがあったが、この春は群馬、新潟県境にかなり久しぶりに足を踏み入れた。90年代前半以来? 目的の一つだった上信越三県境の白砂山までは雪
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2024年 03月 06日 12:09

SNSの距離感

遭難救助などが発生してニュースになったりした事故のいきさつを、当事者がかなり早い時期に書いてくれることのありがたさを以前書きました。 https://www.yamareco.com/modules/diary/826-detail-295506 マスコミの速報や、事故当日下山直後の発言
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2023年 11月 28日 08:26

冒険家と面会しておもうこと

とある冒険家が訪ねてきて、イグルーを覚えたいというので、雪の時期の再開を喫して別れた。 彼は20年以上漂泊の身で、海に山に、絶景を求めて世界を歩いているとのこと。メイン分野は海だけど、雪山や極地でも結構な実績を積んでいる45歳。まだ止まらないという熱源を感じる。 冒険を続ける原動力はなんだろ
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2023年 10月 28日 08:52

なぜか惹かれる三県境リスト

日本に48ある三県境の一覧、登山愛好家兼地形図愛好家として気になるのは山頂一覧です。それで、調べてみたら、「ズバリ山頂」は7つだけ、「ほとんど山頂」が20でした。どのみち行き難い「それでも山の中」が8。岸辺までかな〜という「川の中」が11。「道の近く」が2と、状況別に分類してみました。
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2023年 10月 27日 09:03

社会通念と登山観

浅間山の小諸登山口を30年ぶりに訪れた。火山噴火の防災対策として、立ち入り禁止区域がかなり多いことを知った。9年前の木曽御嶽山の影響だろう。率直な印象としては不自由な山になったんだな、ということか。地形図だけを見て、行きたいルートに線を引く計画をいくつか作っていたが、「火口から4キロ以内は立入禁止+
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2023年 10月 05日 22:21

自由になりたい一心

定年退職がやってくる。あと七ヶ月で仕事を辞める。勤め人をずっと長く続けてきて、それなりに楽しく働いてはきたが、やはり勤めはもういい。勤め先で、なにか私は浮いていると感じてきたが、やはりそこの点のようだ。楽しい仕事もあったしイヤイヤやる仕事もあったが、仕事があるのはありがたいことだと続けてきた。でもも
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2023年 07月 26日 04:22

遭難救助者との再会

4年前の7月26日に黒部湖左岸の崖下で遭難救助したおじさんがその後傷を治し、お礼参りとのことで、富山県警を通じて連絡先を聞いて、わざわざ松本まで来てくれた。随分長くかかったけど頭から出血していた傷は治り、地元の浅草寺のお札とお守りを頂いた。葛飾柴又帝釈天近くの生まれとのこと。 18年年上で、6
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2023年 04月 11日 07:06

北海道海外登山研究会で講演

古巣の札幌で、海外登山研究会がコロナ休止で数年ぶりにあり、招かれて講演しました。28年も続いています。およそ30年前から続く会なのでほぼ私の山岳人生とかぶっていて、新人当時からの大先輩がたくさんいらしていました。以前の講師の顔ぶれには到底及ばないのですが、海外登山TV番組取材事情を俯瞰した話と、イグ
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2023年 03月 16日 17:35

雪崩の裁判 高校山岳部 今週末は命日

先週は五龍の遠見尾根のスキー場トップ地蔵の頭で母校の松本深志高校山岳部のイグルー講習をした。コロナで3年ぶりの雪山だったそうだ。 1989年の3月18日にここで長野県の山岳研修機関主催の、県内の高校山岳部の顧問と部員対象の雪山訓練の最中に雪崩死亡事故が起きて、蟻ヶ崎高校の顧問だった新人教員、酒井君
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2023年 01月 11日 21:21

飛行機で運ぶ山支度は緊張だ

今シーズンのイグルー泊講習に向けて準備していたら、 ●飛行機久しぶり 札幌まで飛行機。山の装備を飛行機で運ぶのは、10年ぶり以上で久しぶりです。最近は出張、私用含めて飛行機はご無沙汰なので、チケットレスとか、怖くて緊張する。 ●ライターどうだっけ ライターは機内も、預け荷物も両方ダメ
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2023年 01月 08日 21:53

111キロ、10泊11日イグルー&スキー

積雪の最も多い2月〜3月にかけて、ここ数年モチベーションを高めてきた越美国境縦走を計画しています。111キロ、10泊11日(予備2日)。イグルーを使った山登りは、人里から離れた山岳深部を長期間安全に漂うための原点です。 日本海に近いため、この山域は標高も緯度も低い割に積雪があります。1000〜
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2023年 01月 07日 10:26

長期山行の食糧計画

先週、宗谷岬から襟裳岬まで670キロ63日単独無補給で歩いた、北大WVOBの野村さんのドキュメンタリ番組の放送があって、野村さんのヤマケイオンラインの手記など読んでいたら、私も11日間111キロの計画をやりたくなり、食料計画を表にしたりしています。 https://www.yamakei-onli
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2022年 11月 20日 10:31

スネの傷、下半身動物

登山愛好家を長く続け、結局いつからあるアザなのか、いつ治ったのかもあまり記憶せず、いつもアザはあるけれど、多分古いものもある。身体に残された山の痕跡はこれだ。 藪こぎ、ヤブスキー、遡行で水中の岩にぶつける、など一回山に行けば必ず脛のどこかから血が出ている。ぶつけて1秒後くらいに痛みが来るやつの
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2022年 11月 07日 22:16

下り坂遭難と人生

山は下りが危ない。 尾根は登りで山頂に向かって集約していくから、高みを目指す限り絶対に間違えない。尾根は下りで手の指のように分岐していくからその度に間違える可能性がある。山頂から下り始めるときが一番間違える。ここで間違えると反対の側へ下ることになる。そんなバカなと思っても、地図と磁石で確かめなければ
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2022年 09月 17日 18:51

今年の夏はショボかった

9月の三連休2連発を前に手がない。名古屋の猛暑と家族的な事情で7、8月は山への気力を削がれ8月からは50肩に見舞われて沢はダメだろうとなった。 毎週末、陽気な妻とご飯作ってご飯食べて、昼寝して、ゴロゴロして読書している、定年退職2年前の58の夏である。灼熱都市名古屋の2度目の赴任のせいか、ますます
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2022年 08月 14日 06:56

年老いると人は変わる・後輩の死

90歳前後の両親と話すと、以前とは違う呼吸がある。耳が遠かったり、同じ話を繰り返したりもあるが、情報の半分くらいしか伝わらなかったという経験は多い。全くさっきと話が違うというようなことも。 社会通念の違いが大きく出ることも多い。こちらでさえ、この20年ほどの社会の変化は要注意に感じているほどだ
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2022年 07月 16日 08:11

事故の報告書と才能について

このところ、登山中の事故報告書を2つ読んだ。一つは少し前にこの場に感想を書いた冬季500m滑落で大腿骨骨折し24時間後のヘリ救助までの雪崩3回サバイバル記録。 https://igloosky.com/2022/07/02/accident-report-hinoto/ もう一つは関係者のみ
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2022年 06月 26日 20:51

山で人を案内する

人生、登山無経験の元同級生ジーコ氏(50代後半)を、先週末、藪山に案内した。標高差600m、登山道はかなり不明瞭な根尾川源流の蝿帽子峠往復。 山慣れしていない人の山案内は普段しない。山岳部上級生だった時、新人と登ったくらい。今回は相棒の松氏がぜひご案内しましょうと乗り気だったので、始めは本人も
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2022年 02月 11日 21:46

山行計画を作る楽しみ

毎年2月は積雪期長期イグルー山行を計画して、長期休暇を前々から確保する。しかし確保したのに今年は諸事情で行けず。もう何日も日中をネコとかみさんと自宅で過ごしている。早起き、三度の飯の支度、ネット閲覧、読書など。一歩も外に出ず。オリンピックは興味なし。 山行計画を練る。いま名古屋に住んでいるので
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2021年 11月 21日 06:44

道に迷ったりしないんですか?

山に登らない人からは、ときどき答えに詰まる質問があります。 道に迷ったりしないんですか?というのもその一つです。道に迷うという言葉は結構ヘンで、実際には多くの場合は、道ではないところに迷い込んで「道を失う」というトラブルが多いのではないだろうか? 「道に迷う」とは、たくさんありすぎる道の分岐で「
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2021年 08月 28日 15:14

山とお金

少し前、登山はお金がかかるという、山登りを初めて数年の女性が話していて 違和感を持ちました。 お金のかかり方と感じ方は人それぞれではありますが、山登りを始めた時代にもよるのだろうか。特にかかるのは山小屋の宿泊代やテント代という話でした。 確かに、山小屋に泊まって一週間も縦走したらお金も
  86   3 
2021年 03月 29日 05:07

白山について、岐阜県の山について

白山と岐阜の山に詳しい人と桜の一輪挿しを囲んで話して、いくつか発見がありました。 先日、美濃禅定道の石徹白(いとしろ)から6日間かけて積雪白山縦走して、白川郷まで行きました。その過程で、加賀(石川)、越前(福井)、美濃(岐阜)三国の禅定道の中で福井県の立場のなさが気になっていましたがその理由を
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2021年 03月 20日 14:21

重い荷物を持ち運ぶ筋肉

最近、30キロくらいのザックでしばしば山に行く。日帰りで軽くして遠くまで行く世相のウルトラライトと真逆だ。最近諸事情で休みがあり、日数が取れるから、深山長距離山行の大チャンスなのだ。以前に比べ、願ってもないことだ。深山となると、余計なものを持たなくとも食料だけで荷重がある。 重いザックを背負う
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2021年 01月 16日 07:43

準備して行かない山

県外移動ができないパンデミック期に山のない町に単身転勤してしまい、それでも射程内の山の魅力を地形図で探し出して、計画を作る。低くて里から近い山は、山麓の山里も行程に含めて歩く。調子に乗って車で行くと山によっては山頂に着いてしまう。道がなくてもいける所は経験でわかるから、常識破りの、独自のラインを地形
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2020年 12月 07日 08:54

東海自然歩道って何?と調べました。

愛知県の名山を眺めてみると、標高が低いせいでクルマで行くとすぐに山頂についてしまう。そのまま山頂到着も珍しくない。車ではなくバスで、山麓の山里を含めて、山頂を絡めて日中ギリギリ遠くまで歩き、山越えをする計画を練っていると、「東海自然歩道」というのがよく出てくる。東海自然歩道ってなんだろう?調べてみる
  68   10 
2020年 11月 24日 09:16

三県境の山について

鈴鹿の北部で、滋賀、岐阜、三重の三県境の三国岳を踏んで、いくつあるんだろうとあるきながら頭の中で考えた。ざっと50。西日本の方は案外頭の中では不明瞭。答えは48だった。都道府県の数とほぼ同じなのは偶然か? いくつか踏んだ山もある。思い出してみた。 石川富山岐阜の笈ヶ岳、岐阜長野富山の三俣蓮華
  81   4 
2020年 11月 10日 23:13

あれこれの茶臼山について

日本には茶臼山(茶臼岳)、烏帽子岳、袴腰岳がすごく多い。選手権をやったら最大会派は茶臼山かも。形が整った円錐の山が名付けられる。茶葉を粉にする挽き臼の茶臼は円筒形なのになぜだろう。山頂部にくぼみがあるのはそれらしい気もする。尖ったのは烏帽子、台形は袴腰というのはわかる。 よくあるということは影
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2020年 10月 27日 09:39

自宅の蜘蛛登山

山からザックについて、蜘蛛が来てしまったようだ。大判立体地形模型の上を行ったり来たりしている。奥三河高原にいたのが駿河湾まで来て、富士山を登るかと思ったら、丹沢の蛭ヶ岳に玄倉川から直登し、多摩丘陵から利根川、鬼怒川を渡って、筑波山麓を北上していった。 この部屋に蜘蛛のエサになりそうな生き物はいない
  27   2 
2020年 10月 08日 20:45

自分だけのルート悶々。茶臼山、南木曽岳、鬼面山

夏は沢から、冬は山スキーで尾根から意外な山に登る、というのが流儀なのですが、松本→名古屋に心ならずも転居して、やはり松本時代には遠かった南信、三河国境美濃国境の山が、いまの課題だろうな!と計画を立てて入るのですが。 まず信濃三河国境最高峰の茶臼山。これが山頂近くまで公園みたいに整備されていて車
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2020年 01月 12日 16:10

山行計画を練る

もう40年も登っていて、さすがに飽きないのか?と思うのだが、山行計画はどんどんできる。 1.気になる山を目で見つける。鉄道や車であちこち出かけると、車窓から、里からバーンとりっぱに見える山がある。あるいはどこかの山に登ると、なんだかまだ登っていない気になる山が見える。 2.地形図を見ると、特
  51   2 
2019年 07月 30日 22:04

遭難者を救助

先日、沢登り山行の帰路、一般道脇の急斜面の沢底に人を発見、様子がおかしいので近づいたら道から20m落ちて動けなくなっている人だった。頭に深い傷、顔が腫れて会話はできるが流血で話しにくく、やや朦朧としている。 道まで登るのも、担ぎ上げるのも難しそう。幸い携帯が通じたので110番で救助要請した。別の場
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2019年 03月 22日 06:32

出発の朝

何週間も前から休みの都合をつけ、前日の夕方までにはパッキング、計画書の県警送付など支度を済ませ、早朝起きて飯を食い、おにぎりを4つ握った。 玄関で靴を履く段になって、山に行くのをやめようと決める。 我ながらとても不思議だ。天気周期も体調も悪くない3月最終週の三日間なんて、奥山に出かける願って
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2019年 02月 15日 08:24

冬山は2月に限る

何十年も冬山を登る愛好家を続けていると、年末年始はあんまり雪の状態も安定しないし、気象状況も悪い。むしろ案外2月はいい時期なんだという気がします。 降雪中や直後の雪崩の危険は時期に関係ないけど、2月は厳冬期で気温は低い。でも低いだけで低気圧通過の悪天周期のようなものはむしろ3月のほうがある気がしま
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2018年 10月 08日 22:24

連峰ということばの歯切れ良さ

山地、山脈、山塊、と、山の山彙には不統一な称号がありますが、なかでも連峰というのはかなりかっこいい。全然関係ないけど私の世代では、「ソヴィエト連邦」とか「地球連邦軍」ってことばには理由もなくカッコいい〜と思ったりもするのですが。RとPに歯切れの良さがあるのでは。しかし連峰を冠していい山はとなると、限
  52   9 
2018年 09月 24日 09:18

ふくらはぎ肉離れ・初体験

日帰りの沢で、1.8mほどうっかり滑って着水したおり、右のふくらはぎに痛みがあった。ちょうど折り返し地点だったのでそこから3時間の下山。明らかにふくらはぎの奥の筋肉にトラブルが有る。かかとを上げた状態でならびっこで歩けるが、踵を付けての前傾は、痛くてだめだ。 これがサッカー選手や関取がよくやる肉離
  64   12 
2018年 08月 08日 05:00

雷鳥女若鳥の冒険

木曽駒ケ岳山頂の半径500m以内にメスの雷鳥一羽が、少なくとも2015年から住み着き、毎年卵を温めていたことがわかりました。木曽山脈での確認は1969年に最後の一羽を見てから、50年ぶりだそうです。 ことし7月の22日ころ、山頂付近で登山者に撮影されてから、初めて専門家の調査が入りました。2015
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2018年 08月 01日 22:42

増水した川

「増水した川には絶対に見に行かないでください」と、3週間前の豪雨の際TVで何度も言っていて、何か腑に落ちない気持ちだった。 危機は自分の目と耳で確認して、対策を組み立てるべきだ、と思う。本当の危機は、マニュアルが通じない。どう振る舞っていいかわからないときに適切に振る舞う力を涵養するのが、山登
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2017年 12月 06日 21:22

巨大地形模型一時間シゲシゲ見て発見多数

国営あづみのアルプス公園というのが常念岳の烏川の扇状地の扇頂のところにありまして、そのホールにあった5m×3mくらいの巨大地形模型をとことん見ておりました。 北アルプスの高所部分はもう脳内立体地形模型が出来ていますから今更見ることもないのですが、その前山の2000m未満の一帯の尾根や沢の組み込み様
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2017年 11月 30日 21:25

甲斐駒黄蓮谷 今年も見るだけかも

先週、松本から甲府の家に行く時鈍行列車で甲斐駒を凝視していました。北面黄蓮谷(おうれんだに)が日陰の青い中で結氷成長していました。この冬もいい感じで冷え込んで。ここは12月初旬に結氷、低温、少ない積雪、週末の好天、メンバの仕事家庭健康の都合、の要素をクリアして3日見込んで行けるのですが、今年も一つ引
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2017年 11月 16日 21:53

高校生雪山登山をもっと行けるようにしてやりたい

高校生の冬山登山は原則禁止と文部省から通達がありますが、「原則」なので各県で弾力的に運用されています。どのみち部活顧問に雪山経験者が居ないから、禁止といわれずとも学校としても送り出すわけにも行かないでしょう。平成時代にあっては。 わが長野県では、那須の雪崩事故のあと比較的早い時期に県教育長が、「長
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2017年 11月 11日 17:23

家から歩いて山越えシリーズ

紅葉の時期は家から見えるなんでもない裏山が、特に美しい山になります。 盆地から盆地へ、いちにちふつかの週末で山越えできる山行をここ数年やっています。山越えなのでマイカーでは行けません。松本の場合、バスは近頃、朝イチで山方向へ向かう便はほとんどなくなっていました。なので自宅から山へ歩いて出かけます。
  47 
2017年 10月 24日 22:33

冠雪、鹿島槍

衆院選と台風が去って、ひさしぶりに松本をめぐる丘陵を山歩きしました。40年ぶりに城山の展望塔に登ったら、蓮華岳以北後立山連峰が冠雪していて、思わず声をあげました。台風一過だけどさっぱり晴れず。でも空気は澄んでいるので久しぶりに遠くの山がくっきり見えます。常念あたりはまだ黒いけど、中腹の紅葉は日が当た
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2017年 09月 12日 06:12

点の山、線の山、面の山、立体の山、時間軸の山

●山登りの始めは点から憶える。山頂という点、百名山、もう何座登ったという点。 ●同じ山でも登山口が違うと別の山であることに気がつく。吉田口、富士宮口、御殿場口、須走口。一致するのは山頂の一点だけ。線であるルートは多様だが、それは登山口と山頂という2つの点を結ぶ線に過ぎない。 ●夏山登山道登山では
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2017年 03月 30日 21:27

山に「訓練」はいらない

ラッセル訓練、雪崩救助訓練、ビバーク訓練。「訓練」は山登り初心者に必須で、ビーコンや無線機を持っていないということが冬山登山をする資格がない程の落ち度になるのだろうか?大きな事故になると、そういう角度からの責任追及がよくあります。違和感あります。 私自身の経験では40年の山行歴で「訓練」を受けた記
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2016年 12月 09日 22:05

久しぶりに山の話

とある山岳会の例会に招かれ、久しぶりに名古屋まで出かけました。2016年、20代30代のやる気満々のメンバーたちとイグルー山行の話で大変盛り上がりました。 山ブームとは言われるけど、冬の劔に行きたいというような、就職結婚出産の三大北壁を登攀中の愛好家に会うことはそうそうない、けど、いるところにはい
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2016年 12月 02日 19:51

カイコマ・オーレン谷

甲斐駒ヶ岳黄蓮谷はここ何年か、行こうとして成せず。標高差1000mの凍った沢登りで、技術的にはそれほどでもないけれど古典ルートで、甲府にいた4年のうちに行きたかった。「よく凍っていて雪崩れるほど雪のない」という狭いシーズン狙いなので、なかなか行けそうで行けませんでした。昨年はいい状態がひと月近くも続
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2016年 11月 18日 18:15

東海地方の方へ。明日名古屋の東別院で和田城志講演あり〼

講演会のお知らせ・・案内文より転載します。 冬山に向けて!「和田城志氏が語る冬の剣・黒部(剣沢幻視行) (公)日本山岳会東海支部 技術向上委員会主催  16回もの積雪期の黒部川横断(裏面に概念図有り)を始め、黒部別山、剣岳八ッ峰などに数々のトレースを残されたことから「黒部の怪人」と呼ばれていた
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2016年 11月 16日 07:15

家から見える山を全部登る

隣町の豊川で、通りがかりにボロい店で店内いっぱいに古い荒物を売っている店が目に入り、覗きに入ったら、懐かしの荒物がたくさんありました。 一升も二升も飯を炊けそうな大きな羽釜、大小の五徳、うなぎ漁に使うという長く曲がって尖った鉄の道具、山仕事に使う特殊な形の鉄の鎌、各種包丁とナイフ、ネズミ捕りの籠、
  74   6 
2016年 10月 28日 16:50

野暮な看板、粋な看板とブルーシート

今週歩いた山でたくさんの看板を見ました。「自然を大切にしましょう」「歩きタバコ禁止」「東海自然歩道」「環境省補助事業」などのテレビ画面より大きい看板は不要だとおもいました。それ自体がゴミなのですが、整備した主体は公園整備のつもりなので、設置者としてのマーキングが必要なのでしょうか。名乗りをあげている
  66   8 
2016年 07月 21日 17:56

タイトルには山域名を。《三遠南信山地》かな

愛知、静岡、長野県の県境には1000mから1500mほどの地味な山ではありますが、平野からは遠い、奥深い山域があります。せっかく引っ越してきたけど暑い季節なので低い山には行かずに地形図を眺めて計画をバンバン立てています。 たくさんの計画や山行記録のタイトルに、マイナー山の名前を書いても、自分でもど
  57   4 
2016年 07月 16日 18:19

今週は熊本です。

熊本の阿蘇南麓に一週間います。雨の季節ですが、昨日だけ晴れました。ほぼ初めて来た九州(屋久島だけあります)。植生も風景もかなり違います。阿蘇の南麓から見上げると、阿蘇本山などには木がなくて、黄緑色の草原に覆われています。あんな気持ち良さそうに見える景観でも、僕に馴染みある北国の山では、背丈を越える熊
  43   5 
2016年 06月 28日 07:54

海外遡行同人の会→お墓まいり

今年は奈良県の山中、もと小学校の木造建築でやりました。成瀬さんのタヒチの沢、ケンジリの棒小屋沢、劔沢の黒部横断、離島の滝、田中さんの台湾マリサン渓キャニオニングなど。近頃は、小さいカメラで綺麗に撮れるから、プロ不要かも、というかプロもいろいろ工夫しないと。 昔ながらの同人メンバーは相対少数になって
  26   4 
2016年 02月 28日 18:30

復帰の山、写真なし

腰痛で半年ちょっと休んでいたまともな山行、今週復帰しました。ちょうど雪山初心者氏のデビューを兼ねて、超人気ルートの赤岳通常ルートを20年ぶりに歩きました。多少鈍痛はありましたが、結構たくさんの人が鈍痛抱えて山登っているのを知って、これぐらいでもまあいけるだろ、という線かと思います。今後は、前にも増し
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2015年 12月 22日 23:54

おくやみ

けいさんと、初めて会ったのは、2002年の今頃でした。奥穂の冬季小屋で、厳冬期穂高に来るようなクライマーにインタビューしようと何日か待っていました。三日目に初めてやってきた人が谷口けいと大木ボンドの二人、前穂の北尾根からはるばる縦走してきたところでした。その時のインタで、こんな季節にこんなところに来
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2015年 12月 04日 18:37

甲斐駒黄蓮谷

冬の始まり、凍りつく高差1000mのアイス渓谷、黄蓮谷。これより遅いと雪崩がまずいし、これより早いと凍ってない。で、毎年ここに予定を空けるのですが、昨年は天気で駄目、今年は腰の具合が悪くて、治るかもと準備をしていたけど、やはり諦める。気温が高く冬が遅く、氷もなさそうです。日野春や長坂や小淵沢あたりか
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2015年 10月 26日 11:36

腰痛の未来

今年初夏から腰に変調があり、7月に立ち上がれない激痛を経て、3ヶ月様子を見ましたが、鈍痛は快復しませんでした。本日新たな医師に相談したところ、脊椎骨の経年劣化による摩耗なので、取り替える部品はない、今後は長持ちするように使っていくしかない、という趣旨の話を聞きました。30年以上不調もなく人並以上に働
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2015年 08月 21日 22:26

百名山は百有名山じゃないと思います。

山梨県(の関連団体)が作って無料で配っている山梨百名山手帳の裏表紙に 100Famous Mountains of Yamanashi とありましたが、百名山は百の有名な山じゃなくて、百の名山だと思います。有名な山なんて、そもそも富士山とか金峰山とか、少ししかないです。全国でさえ、100も無いで
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2015年 06月 23日 22:02

事故の目安 年間山行日数

山の体力は年齢でも、経験の累計でも、性差でもなく、間近の年間登山日数が一番指標になるのではないかと、お知り合いの山ガイド氏が話していました。ただし、純粋に体力の話です。とはいえ遭難の原因は、いまや体力不足による怪我や道迷いが直接の原因であることがほとんどなのだそうです。多少地図読みを間違えても体力が
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2015年 05月 02日 07:29

山梨県に岳マンガのような山岳救助隊はありません。

山岳県だから当然山梨県の救助隊には山に馴れた担当者がいて、日々救助訓練していて、あのマンガみたいに助けに来てくれるかもと思っている人は多いかもしれません。でも山梨県警にはそれがありません。警察には少し失礼な言い方をして済みません。 シーズンになると「山岳救助隊員」が装備点検をしたり、山岳救助訓練を
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2015年 04月 04日 06:14

バスルートで山行計画

甲府に住んでいると、県内の迷路のような山間部の集落から山向こうの集落へ歩いて越える山旅が計画できて楽しいです。廃道になっているような道もあるけれど、雪の少ない地方だから、北国の山に比べれば笹薮も大した事がありません。地形図を見れば、めぼしい山頂を通る越え易いラインはわかり、実際に歩けば、古来そこには
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2015年 02月 04日 06:12

繋がり続ける時代の厳冬期黒部川横断

鹿島槍から牛首尾根を下り十字峡で黒部川を横断して剱沢大滝末端壁から剱岳へ抜ける厳冬期黒部横断山行、知人がやっていました。27日分の荷物を持って、一人あたり10キロの米。でも剱沢へ入るには、雪崩の落ち着くのを待つため晴天待ち停滞が延々。結局10日目に行き先を変え、S字峡横断でガンドウ尾根としたようです
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2014年 10月 31日 19:59

セミプロの減った山

昔、プロ登山家(ガイド)は日本にほとんどいなかったのですが、90年代以降増えて今はたくさんいます。プロがいなかった80年代まで、山の上級者はセミプロでした。大学山岳部や、社会人山岳会で長い時間登って、先輩から受け継いだ技術でバリエーションルート山行を登り経験を積みました。何やって食ってるかは知らない
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2014年 10月 17日 22:02

山の香り

今週歩いた徳本峠近くの沢、山の中はくだものみたいな甘い良い香りがしました。木の実だろうか。 藪漕ぎをして朽ちた木などに足を突っ込んで鼻を近づけると、高級なシングルモルトウィスキーの香りが立ち上る事があります。むかし、小学生のころ秘密基地を作って、そこの棚に、ゴミ捨て場から拾って来た高そうなスコッチ
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2014年 10月 03日 22:37

どのように死ぬか

人はいつか死んでしまいます。どんな風に死にたいか?あるいはこんな死に方はイヤだ、という問いをいろんな人に聞いてみると、 ○死の苦しみを味わって死ぬのはイヤだ。楽に死にたい。 ○人に迷惑をかけたくない。 というのが圧倒的に多いようです。 しかし、死ぬほどの苦しみを味わうのが死の直前であるかどう
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2014年 08月 13日 19:29

択捉島の西ヒトカップ山とチリップ山

 国土地理院の測り直しで択捉島の二つの高山の標高が大きく修正されて、最高峰が入れ替わりました。日本でもロシアでもどちらでもいいのですが、自由に登れる山になってほしいです。 国後、択捉は国土地理院に戦前測量して作った地形図があるので、そのままヤマレコの地図でも見られます。もう標高が変わっ
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2014年 08月 04日 20:27

お弔いの山二つ

1967年8月1日、17歳の少年11人が、穂高の独標で落雷に遭って死んでしまった。それから毎年欠かさずこの日に登って来た当時の先生が81歳の今年、もう最後だろうというので、早い夏休みをとってお伴で登りました。松本深志高校の山岳部員17歳前後と遭難同期生ほかOBで47人。狭い独標で花を捧げました。
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2014年 06月 22日 20:30

海外遡行同人会だった

海外の沢登り山行の夢と情報と報告を交換する、年に一度の総会でした。 日本では絶対無い、台湾の超絶ゴルジュの15泊16日山行や、マダガスカル近くのレユニオンの、大穴のような不思議地形の渓谷遡行、ボルネオ島人跡未踏の垂直岩峰の初登攀、それに冬季称名滝、ハンノキ滝クライミング(初登)の報告など、沢の世界
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2014年 05月 12日 20:11

多摩川源流域で連休中行方不明だった3人、ひとり8日ぶり生還

5月4日に後山川の三条の湯から飛竜山経由で雲取山へ行くというメモをおいて出たきりの東京の登山者が今朝生還し、予定とは逆方向の甲州市一之瀬方面から下山して110番したとのことです。 4/28と5/2それぞれ別に入山した他の二人は丹波山バス停で降りたことしかわかっていなくて、何処に登ったかもわかりませ
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2014年 04月 27日 14:30

南アルプスで糸魚川静岡構造線が通るライン

糸魚川静岡構造線が山梨県ではどこを通っているのか自分でも漠然としていましたが、産総研(元通産省地質調査所)のサイトで地質図がネットで見られる時代です。土地勘も付いて来たので詳しく調べました。昨日は奈良田から白根南嶺の山に登ったので早川沿いを延々通りました。 ちなみに先日の日記で紹介した富士山地質図
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2014年 04月 19日 16:19

富士山の美しい地質図1968年以来の改定版完成

富士山の地質図(どんな岩石で地表が覆われているかを示す地図)が、この春、新版になりました。今回のは4人で13年がかり。およそ40人年かけた仕事です。全部足で歩いて走行傾斜を調べて石を集めて鉱物組成、化学組成を調べ、地図を作ります。僕も卒論でやりました。山歩き好きでないとできない仕事です。ネットで見ら
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2014年 03月 28日 22:05

立体地図

10日ほどまえ、国土地理院のデータが3Dプリンタで出力できるように公開されたというニュースを聞きました。3Dプリンター持っていなければもちろん立体地図は作れませんが、最近は貸し3Dプリンタ屋も、秋葉原にはあるようです。近い未来、好きな山の立体地図も作りたい放題ですね。 http://inter
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2014年 03月 26日 20:14

日本の主な山岳標高の改定

4月1日から標高が変わる山あり〼!なんか役所っぽいですね。 そういえば数年前、八甲田大岳の山頂で、GPSで測っていました。 どれもプラスマイナス1mばかりです。 上昇組は羅臼岳、オプタテシケ、皇海山、毛勝山、鳳凰山の観音岳、南アの間ノ岳、鉢伏山、鉢盛山、蓼科山、三沢岳、越百山、大
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2014年 02月 06日 20:31

(南プス)芦安ー奈良田 トンネル着工へ(山梨県民ニュース)

芦安ー奈良田間(ほぼ夜叉神峠の斜め下)にトンネルをあけるそうです。甲府盆地から奈良田へは、いま早川の富士川二股経由なので結構時間かかりますが(図)、これができると一直線で早川、野呂川へ入れます。農鳥岳大門沢のルートが短縮です。冬の農鳥や間ノ岳や北岳の東尾根が近くなります。白根南嶺山脈もぐぐっと近づき
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2014年 01月 31日 17:50

ダイモヤンド富士の日程表!

富士山の真上から日が登るのを見られる範囲は、富士山の西北西のライン、農鳥岳のやや南のあたりを北限(冬至)に、春分には七面山の敬慎院でピシャリです。 1月20日  7:00 塩見岳 1月24日  6:59 蝙蝠岳 2月 9日  7:00 富士見山 2月14日  6:39 悪沢岳 2月17
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2013年 12月 25日 21:35

甲斐駒黄蓮(おうれん)谷は

標高差1200mの氷の谷。12月初旬に計画していたけど、ずっと晴れ続きの中で、その日だけ雨(山は雪)。このルートは雪が少ない初冬だけだ。遅くなると雪が積もって氷壁でなく、ズボズボ雪壁になって、一日で抜けられない。雪崩も来る。でも年によっては下旬も可能性あり。メンバーの都合もあって伸びて、この三連休に
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2013年 06月 07日 16:04

がんた飯と万年筆

さきごろ、登る山が富士山であることを忘れて、うっかり生米やラーメンの食料計画で行ってしまいました。やっぱり3700mで炊く飯は沸点が85度にしかならず、うまくはなりませんでした。しかし諦めず、水多めに、やや長めにしつこく調理し、なんとかなるレベルにまで工夫しました。下で炊くほどうまくはならないけど、
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2013年 05月 01日 09:34

山に行こうと準備していたのに行きたく無くなる時があり〼

休みで、天気よく、山行の準備は前の晩のうちに10分でできている。計画書もできていて、各方面にも連絡済み。あとは駅に行って汽車に乗ってバスに乗り継ぐだけ。でも出発時間ぎりぎりまで迷う。なんだか行きたくありません。ひとりで山に行くより、家族とゆっくりしたりご飯作ったりするほうが楽しそうな気がして来ます。
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2012年 11月 07日 21:01

いい山小屋がよみがえる

金峰山の帰りみち、遅くなったので富士見平小屋に泊まった。日曜の夜だったのでお客は多くなく、ご主人交えて話がはずんだ。この小屋は過去長い間、良くない管理人が続いて荒れていたが(殺人事件まであったのです)、昨年から入った今の御主人は、30数年前の学生時代にこの小屋でアルバイトをしていた事があって、そのこ
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2012年 04月 28日 23:00

地方山岳会の山行記録集

最近、白神の熱血山行を機会に交流をもった弘前の山岳同人、流転の代表から、手作り報告書をもらった。出版でもネットでもないから書きたい放題の自由な記録で、きょう南三陸の志津川からの帰りの新幹線で読みふけった。 「長年山登りを続けているからこそ、こころの安定を保てるような、こころの芯になるような部分があ
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2012年 04月 26日 08:23

この季節の手作り天場は雪が硬いので

夏はタープ、冬はイグルーでテントは持たないです。この季節は雪が硬く重く、イグルー作るのに時間がかかりすぎます。先日の山では、ブナの大木の下に出来た縦穴(2mほど)の底に入り、横穴を広げ、更にブロックを積んだ壁の上にツエルトをかぶせて寝ました。気温が0度前後だし、天気もよかったのでスキマだらけでも問題
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2012年 03月 09日 18:07

御同輩と会う

こんど長い休み(といっても4日)がとれたので白神の奥地を長距離スキー山行する予定。日高や知床と同じく、里からの遠さと人造物の無さが難易度と値打ちを上げる。最近はあまりこういう山登りをする人は流行らないのか記録も少ない気がする。90年代前半はこういう山スキー山行記録が多かったように思う。今は道具はいい
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2011年 11月 07日 18:23

札幌医科大の白井小屋焼失

残念!札幌の近郊山地には、古き良き無人山スキー小屋がたくさんあります。道内の大学山岳部の管理小屋が多いのですが、そのひとつ、札幌医科大ワンゲルの白井小屋が先月から今月にかけ、焼けてしまっていました。古いものは新しく作れない。凄く残念です。 kennさん撮影の、古き良き雰囲気の写真を、↓ http
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2010年 11月 22日 20:59

韓国の裏山散歩

韓国の田舎町、慶尚北道安東に来ており〼。韓国は初めて。乾いた空気感と、遠景のかすみ具合が、以前訪れた満州に似て居〼。 町を囲む標高100mほどの小山に登ったりしてみました。松とクヌギとカシワがほとんどの森で、薮がほとんど無い。葉が落ちて、既に全山冬枯れの風情、カササギと
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2010年 10月 23日 22:49

半島を歩く

夏泊半島を、最高峰を通って岬まで縦断した。林道などを避け、鉄道駅から歩いて新発見沢ルートで。秋の空は晴れ、陸奥湾は湖面の様に穏やかだった。20キロ。農民漁民の脇を歩き、楽しい旅行だった。車を使えば家から1時間ちょっとで行けてしまう。それではもったいないだろう。青森の人には身近すぎる場、県外の人は知ら
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2010年 10月 15日 22:42

沢登り納めで冬山の夢

先週の沢登りでは季節の割に気温水温が高く、ゴルジュで紅葉落ち葉とともに流れ下るというような山川と一体感山行で満足したけど、もうさすがに沢登りは店仕舞い。今年計画しながらできなかった沢の計画は来年にまわしておいた。 http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/us
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2010年 09月 21日 18:39

お弔い

この連休は、山で死んだ友人の三回忌で、岐阜の山奥に行って古い山の知り合いと焚き火して飲んできた。20年ほど前、ヒマラヤ登山のときに、中国語が現地並み、人柄優れた彼の働きで、登山隊は未踏峰を目指した。その後も日中登山にはなくてはならない人物になった。この15年ほどは上海に住んでいながら、たびたび日本に
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2010年 08月 12日 18:07

夏の計画、雨に流れる

毎年楽しみにしている古い仲間との日高の直登沢山行、この台風と昨日の閉塞前線の大雨のため流れてしまった。線路は復旧したが増水が引かないだろうと。 替えのきかない腕のあるメンバー各々の休暇の日程、家族とのかけひき、健康状態も調整して臨んで、最後に天気の不運と、まことに狭き核心部ゴルジュ。 一
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2010年 07月 26日 21:34

防災ヘリの活躍で思いだす事

奥秩父、荒川水系滝川ブドウ沢の事故で防災ヘリが墜落する二重遭難があった。 防災ヘリに以前乗った事がある。遭難者(既に遺体)を沢遡行中発見したので、警察・消防とウインチ降下して現場の案内をした。そのときの機体は岐阜県警の「若鮎」。その後(昨年)穂高ジャンダルムで墜落した機体だ。そのときの記録↓。
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2010年 07月 02日 15:56

八甲田登山規制解除

6月20日に酸ケ湯温泉から東に一キロほどの藪の中で、硫化硫黄中毒の死亡事故がありました。事故は運の悪い、気の毒な事でした。 その日から念のため閉鎖されていた北八甲田のほとんどの登山道が昨日の夕方から再開になりました。 もともと現場はタケノコ採りの人くらいしか行かない登山道外のところであり、登
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2010年 06月 09日 23:33

漆にかぶれた。尻が痒い〜〜〜!

日曜日、十和田湖畔奥入瀬渓流の奥に薮をこいで、巨木調査会の人たちと最近発見された日本一太い(幹回り7m近く)ドロノキを見に行ってきた。 ナウシカの森って感じの新緑の谷の中に、苔を乗せた35mの巨木がずど〜〜んとそびえていた。圧巻。 寝転がって眺めたりしたせいか尻がかぶれた。ツタウルシだと思う。毎
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2010年 05月 25日 23:10

夢の計画を考えた

早池峰に行ってきたので、早池峰を堪能する自分なりの計画が浮かんだ。ヤマレコの計画書作成機能はそういう夢想を現実化するのにすごく良い。 http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-4640.html ○誰もいない季節(ルート)に素直で自由な独自のラ
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2010年 05月 19日 23:50

岳人6月号のクロニクル/棒ラーメンで白山大縦走の記事

クロニクルという地味な白黒ページ(P130)だが、深谷明さんという人のすごい記録がありました。ことしの2月、白山北方稜線の奥獅子吼山(なんて読むねん)から奈良岳〜笈ヶ岳〜白山〜大日岳まで単独18日間縦走。 計画では奥美濃を通って伊吹山まで40日間。120リットルのザックに棒ラーメン45袋(一袋で二
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2010年 05月 18日 09:27

八甲田/種まき老翁(おっこ)の雪型

安曇野からの爺ヶ岳、常念岳、鹿島槍、白馬(代馬)の雪型は有名ですが、八甲田にもありましたありました。18世紀末にこのあたりを旅した菅江真澄が図解入りで画いていて、それが今時分の解け具合にぴったり。ちょうど郊外の水田に水も張られ、田植えの時期にぴしゃり。200年経っても同じなんですね。 http:/
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2010年 05月 01日 20:15

風邪ひき登山と高所登山

頭くらくら、せきごほごほで登るのは、ヒマラヤの高所登山とかわらないなあと気がついた。7000m超えたら誰だってこの症状だ。 連休山行、今夜再出発。風邪も少しマシになってきた気がする。夕方、まだ薬を飲んでいなかったことに気づいてパブロン飲んだら、すごく楽になって驚く。ここぞというところまで飲まな
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2010年 04月 30日 22:45

連休の空席は微妙

全装備しょって青森駅まで行った。今夜の22時40分発夜行急行はまなすで明日朝札幌着、一路道東斜里岳のつもりだったが、風邪でまだげほげほ。 3週間前から待っても今夜の便は寝台が取れず、椅子席の予定だったが、明日なら寝ていけるのが空いているとのことで、急遽一日入山延期して家に戻った。連休の中でもムラが
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2010年 04月 07日 23:13

兼用靴、それほどでもなかった

いまどき主流の山スキー兼用靴とカービングスキーを先日蔵王で始めて借りもので試してみた。普段は20年前のずんどう板と皮登山靴で滑っている。その印象は、足が痛いばっかりで特にいいこと無し。兼用靴はキチキチにするため、バックルで締めるのだけれど、ふだんのユルユルスキー靴に比べると痛くてかなわん。あんな目に
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2010年 03月 25日 22:43

目の前で大木が折れた

お彼岸の三連休、大雪山のクマネシリに登つた。天場でイグルーを作つてゐたら、そのすぐ風下の太いトドマツがバキバキと折れて倒れた。960mb台の台風並みの低気圧が連休の中日に直撃だつたので、計画を大きく変えてこの日は移動日+樹林帯でイグルー泊にしてゐた。 樹林帯は全天候で安全だ。風雪も緩むし、視界もマ
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2010年 02月 02日 03:21

鉄道登山、ストーブ列車

山中一泊で山越え、入山下山は鉄道駅から、というのを久し振りにやってみました。車で入山するとよけいなもの持って行っちゃいませんか?小さな駅の周りではいろんな人がこえかけてくれました。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-56170.html
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2009年 12月 23日 07:04

ヤマレコで、ことしの山を振り返る

マイページの「ランキング」を見て今年の山行回数、日数を例年と比べる。回数は、学生時代以来最多になった。しかし、一回あたりの日数を見ると日帰りやハイキングが増えた。子供がいなかった7,8年前は3日〜5日の山行を、年に何度かは出来ていた。休みの都合がつくヒマな仲間に恵まれていたのもあるけれど、「おとうち
2009年 11月 16日 00:20

地形図から描くこの冬の青森山行計画

マイナー山脈積雪期スキー踏査に向け、昨日五万分の一地形図を2000円分買ってきました。新しい土地に引っ越し、一年ぐらい暮らしていると、晴れた日に遠くに見える立派な山脈など、その県内に、気になる山脈が見えてくる。他の地方にいては目を引かないし、たぶんわざわざ遠くからくるまでも無い地味な山脈だ。どの地方
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