スネの傷、下半身動物

登山愛好家を長く続け、結局いつからあるアザなのか、いつ治ったのかもあまり記憶せず、いつもアザはあるけれど、多分古いものもある。身体に残された山の痕跡はこれだ。

藪こぎ、ヤブスキー、遡行で水中の岩にぶつける、など一回山に行けば必ず脛のどこかから血が出ている。ぶつけて1秒後くらいに痛みが来るやつの待ち時間がぞくぞくする。この夏は珍しく蛭にやられて生傷期間が長かった。多分跡になっているけどどれがどれやら。

表面は傷跡だらけだが、私は自分の身体の中で脚が一番好きだ。筋肉に守られた完璧なフォルム。この脚がある限り、山で死ぬ気がしない。加えて足の裏についた筋肉も好きだ。この肉の効能は日々の五本指靴で感じる。

道ではない急斜面などで、地下足袋の前半分を使って地面にめり込ませて登るときなど、自分が「下半身動物」という馬に乗って登っているかのような心地よい錯覚を持つ。とても頼もしい脚だ。

コメント

itoo

　ヨネちゃん良い脚してる
　ふくらはぎはもちろんやっぱり、重登山？とかトレラン？やってる人って、腿の外側と膝上の内側の筋肉がすごく盛り上がってると思うんですが、やっぱりそういう筋肉がいるんだってまさにヨネちゃんの足だなって！まだまだそこまで行けてまてん（笑）

イグルスキー米山

itooさん
ありがとうございます。重登山？とかトレラン？最近ご無沙汰です。イトーさんこそ歩き倒しているんだから、こんど脚見せてね。万歩計の目盛り、10万歩計くらいがいいでしょう？