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久しぶりの、日高山脈本が出版されました。
1970年代〜80年代には日高山脈の航空撮影を含む大型写真集があり、冬期縦走の地形研究のため、大真面目にその写真を毎日見ていました。もとより登山道のない特殊山域だから、参考になる記録としては部室にあった手書きでヨレヨレの山行記録か、活字で
本が好きと言ってもいろいろだ。本は情報の媒介が主目的である以上、中身がいろいろなんだから。パソコン・スマフォ好きとはもはや言わない。
だが、本好きといっても、本棚好きはちょっと違う。本棚好きは、図書館や古書店や新書店の自分のテーマの本棚を見ているだけで幸せになる。図書館で完読した本も、「これは
明治以前の登山家は、僧や修験者であることが多く、ずっと宗教家としての側面で「登山愛好家」とは見なされてこなかった。元祖のウェストンが教えるまで日本に登山愛好家がいなかった印象だ。しかし人間そんなに突然変わるかね、と思います。
それに、今の日本人は信仰というものに無縁すぎて、違うジャンルだと思い
先日鉢伏山から中央分水嶺沿いに和田峠までスキー乗っ越し山行した（そのあと下諏訪まで歩き）。鉢伏山は松本の東の山で、高校生の時初めて登った雪山登山だった。1981年の17歳の大晦日は山頂でテント泊した。雪の鉢伏山はそれ以来だ。
この山から松本の寿、白瀬淵に流れる牛伏川は、江戸時代から土石流災害の
雲南、四川、チベット、ミャンマー、アルナチャルプラデーシュ（インド）の接するあたりは世界最難関の秘境でそこから4本の大河が流れ下る。その浸食と、世界屈指の隆起パワーで谷底と稜線の高低差も世界一。
この秘境に惹かれて35年の中村保氏の地図＆写真集を手にしました。書評は以下に書きました↓。
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図書館から借りた立派な本を返す前に、北極圏先住民の分布図を手書きで一日かけて複写した。40ほどある民族グループのうち24だけだが、イヌイット、エヴェンキ、サハ、ユカギール、チュクチ、アレウト、アリュティーク、シベリアンユピック、ユピック、イヌピアット、グウィッチン、イヌヴィアルイット、キヴァィルミウ
松本盆地から飛騨へ越える北アルプス越えの道。古代東山道でも江戸時代の近世中山道や野麦街道でもない中世以来の「鎌倉街道」を、鎌倉から北陸まで踏査研究の実録記。歴史的に最も長く、人の足で踏まれ使われ続けた、地形の弱点を突く合理的なルートが鎌倉街道。
登山愛好家として何度も北ア登山の途上で自動車道路15
図書館にツキイチで行って10冊くらい借りてます。10冊と言っても、すぐに読めそうなのと、4〜5日以上はかかるぞというのと、いろいろです。
今回は、新刊本のところに、いまハマっているインド物がなんと二冊も。しかも二千年前の北インドのアショーカ王評伝と、南インドの抒情詩集パットゥパーットゥ（緑の本
月に一回くらい市立図書館にでかけて10冊くらい借りる本を一日掛けてゆっくり選ぶ。書評やツイッターや読書メーターのフォローさん評で読みたかった本をマークしておいて、検索して集め積み上げる。まえがき、あとがき、目次に目を通して10冊選ぶ。文字びっしり厚々のもあれば、小さな新書もあり、図版中心のものもいろ
もう捨ててしまいたいな、と何度も思いながらも妻が捨てたがらず、ずっと引っ越しでも運び続けていた「地球の歩き方」数十冊の黄色い本。国外旅行をしなくなって久しいが、行く前に当地の言語、文字、歴史、地理などの基本は全部下調べして脳みそにプリントしてからいくのが好きだった。この本は結構その面を踏み込んで書い
夏は沢登りという「登山道フリー登山」の愛好家として、話題の芥川受賞作「バリ山行」を読んだ。建築内装工務業の勤め人主人公が、日常の延長上での六甲山社内ハイキングサークルに入る。それと対極の、職場ではあまり社交的ではないけど仕事ではやや一目置かれるメガさんが、バリエーション登山の愛好家とわかり、惹かれ、
それなりにサラリーマンで企画文書や計画書などをWordやExcelで書いてやり取りしてきましたが誰にも教わらずに体裁はなんとなく整えてきました。しかし所詮、内輪で回す1〜2頁のものだったので。カネのかかった取引先や出世のかかった会議にマジで出すキチッとしたものを作るのがこういうソフトなんですね。表題
1969年、伝承のあった木曽義仲の隠城を著者らが笹藪の枯れたタイミングで見つけ、1971に初本格調査した。その情熱熱い本。著者は地元の元楢川村(現塩尻市)の郷土史家二人。
義仲は信濃一番の悲劇のヒーローだ。15歳から挙兵の28歳までを過ごした木曽宮ノ越の居館から、この標高1752mの朝日ケ峯城
伊那山地の鬼面山に関する童話がある。天竜川を挟んで対岸の飯田市北の市田(現・高森町）から見ると山の斜面が鬼の顔に見えるが、里からだと鬼の顔の目から上しか見ない。裏山の高森山、虚空蔵山と登っていくと顔が見えてくる。12歳と10歳の兄弟が登っていき、そのまま帰れなくなって5日間木曽山脈を彷徨い、奈良井川
9年前の版だが、40年前のものから刷新された現在最新の信州地質図をついに手に入れた。
プレートテクトニクスの付加体の概念が反映されている。西穂の世界一若い花崗岩体も描き込まれておる。
少し前、県の林業施設で壁に掲げてあり、作者に問い合わせてデータを送ってもらい、近所の印刷屋でA0版二十万分の一で
県の松本建設事務所奈良井川改良事務所の設立40周年記念誌（1995年刊）を読んだ。近々奈良井川源流山行をするので。
奈良井川は、槍ヶ岳や乗鞍岳からの梓川と合流して犀川に。その後東信からの千曲川と合流し新潟に入ると信濃川になる。梓川の右岸側を筑摩郡、左岸側を安曇郡という。松本はじめ筑摩郡は奈良井
春の神坂(みさか)峠越えを伊那郡から恵那郡へと古代人のように徒歩でやってみたい。家にある関連本を読んでいる。たずねまほしき園原や。
1990年に出た岐阜新聞の「恵那山と生きる」が、近代ローカル史発掘としてかなり詳しい。古代東山道一の難所として西暦350年くらいから15世紀半ばまでは信濃メインルート
友人が表題の大賞を受賞した。短編ながら文章のノリに優れ、地域の史実の空白をうまく構成した物語。
私が甲府に住み昇仙峡や金峯山の修験道コースを通った頃を思い返す。現地を足で歩いた人には更に味わい深いのではないかな。地域の史実を膨らませて魅力ある結末にしている歴史小説の手法がお見事です。
歌川広重と
久しぶりに札幌にいってお気に入りの地図歴史本シリーズのアイヌ北海道を発見。あとはお正月休みの読書で借りまくった図書館本多し。
信州キュレーター群が「山」をテーマにまとめた書は図書館でなくては出会えない本。
戦略爆撃はここ数年のテーマ。重慶爆撃が世界最先端とは。
2024年1月の読書メーター
読んだ本
ここ数年で亡くなった北大山岳部のセンパイと、隣の北大山スキー部のセンパイの著書を、松本・高砂通りの古書店で見つけました。追悼の会とか、なかなかそのぉう、足を運ぶのも不精で、著書を読んで故人を思い出して、その読書記録を書いておくことにしました。お二人共ほかの著書は読んでいたけれど、晩年のこの二冊はまだ
2023年9月の読書メーターまとめです
松本の郷土本の固め打ちです。どれも身近な現場の驚きの感激を含むマンネリ感なき秀作でした。とくに図版が豊富で見ていて楽しい。こんな本を作る人達が同時代にいて、うれしい。「遊牧民」は偏見的視点の歴史観にいかに我々がハマってきたかを知る啓蒙書。著者の作を続けて読みた
2023年8月の読書メーターまとめです。読んだ本を短文でも残しておくと数年後に読んでこれがとってもおもしろい。忘れてしまっても引っ張り出せるよ。
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2023年8月
読んだ本の数：5冊
読んだページ数：1840ページ
https://bookmeter.com/users/58563
牧野植物原色図鑑はぱらぱら見ていると楽しい。
最近は畑の中の無人販売100円ショップできゅうりやマクワウリを買ったり、スイカの名産地の波多の同僚に一玉もらったりと、ウリ科の縁が深いので、ウリのページを読んでみた。
ウリといえば、この季節は暑い中しゃぶりつくように食べる。日中はおやつ代わりに味噌つ
90年代に槍や穂高の巨大カルデラ起源の溶結凝灰岩調査と、世界一新しい花崗閃緑岩帯の発見をした地質学者原山智。その内容をわかりやすい文体と写真で誘う竹下光士。専門家と写真家ライターのコンビで、目に見づらい地質的世界の奥深い魅力を伝えることに大成功している。
私は原山氏の10年下世代で、 80年代後半
今月15日発売の山と渓谷9月号の書評欄に寄稿しました。
30年前の遠見尾根での雪崩事故、その後の主催者相手の責任を問う訴訟のノンフィクションです。この30年で社会のリスク管理意識は大きくかわりました。ずっとやってきた人も、新しくこの社会に参入した人も、読んで気付きがあるのではないかな。
深田久弥の世界百名山を久しぶりに読んでみました。
1970〜71年の執筆で、私は1984年に読み、広い世界の名峰を一気に憶えた思い出の本です。
日本百名山に続いて深田氏は世界も連載を始めていたのだけれど、41まで書いたところで茅ヶ岳で遭難死し、途中までです。1970年当時、世界は今と違って誰でもど
ドロミテ山群とモンテローザ山群の山舞台の小説がイタリアで高い評価ときいて、久しぶりに小説を読んだ。新潮のクレストブックスはアタリ作品多し。
派手な展開はなく、脚本的には地味ながら、味わい深い表現が目を引く。登山愛好家的には、沢登りのシーン、父の親友が雪崩に巻き込まれ流される描写、それに山をすす
日大山岳部員の北極探検隊員として犬ぞり習得のためにグリンランド最北の村に一年住み込みに行ったら、その暮らしに魅力を感じて、そのままエスキモーになった男の半生を書いた自叙伝。1972年から猟師になって、1989年の本。現在も80歳近くで続けていると思われる。
内容が稀な話である以上に、とにかく文
1979年生まれの平出和也、2000年ころから名前を聞くようになったけれど、この本を読んで、その軌跡と考えがよくわかった。
競技者として体を作り込んだあと、山を知る。競技にない自由が山登りにはある。ヒマラヤの高山を求めて大学山岳部の登山隊に入る。誰にも登られないルートを求めて、カラコルムに山を
30年以上前の雪崩事故裁判について、この3月、その一部始終をまとめたノンフィクションが出版された。私の登山人生の初期の頃と時代も人々もとてもかぶっている事件だったのに、この本を読むまでその裁判の詳細を知らなかった。そのことが読後感として大きなショックだ。登場人物のほとんどの人を知っていて、そのとき札
誰もが知っている平成代表5人の女性登山家との近い付き合いから書く評伝と、山ガール、大学山岳部女子、山小屋女性などの特化したテーマで構成。
雑誌記事に大きく加筆とのことだが、雑誌記事か新聞記事の縛りをあまり出ていない印象だった。対象との長い付き合いに根ざした情報が多いので、著者自身の立ち位置がも
東大スキー山岳部が1984年に初登したK7の快挙は、私が同じ年に北大の山岳部に入部したから、なんとなく知っていた。でも、北大はこんな垂直岩壁の鋭鋒を登るようなセンスでは無く、ひたすら寒冷山地の長期山行を志すようなクラブだったので、あまり関心も無かったと思う。そのとき5年目のセンパイだった藤原章生さ
豊橋の書店に立ち寄って、地域本コーナーを見ると、ここ数年で精力的な本が何冊か出ていた。旅先で買うのに迷って、あとから買っときゃ良かった！ってなるんだよね。部数が少ないから。
その名も本宮山、鳳来寺山と、この地の名山を登り込み、テーマ性のある周辺情報を盛り込んで、過去と今との資料的な独断的まとめ
岐阜新聞中津川支局記者による1991年の新聞連載の集成本。恵那山を巡る神坂（みさか）峠の古代伝承や古典の話、山麓の動植物、天然資源収奪の歴史、各登山道の開発史も知りたかった。
神坂峠を越える東山道が古代ヤマトタケル東征以来の信濃入国メインルートだったのが12世紀頃から木曽を通る中山道に移ってい
ロシアとウクライナの細かい地名をすべて頭に入れてしまったら、コサックとタタールって何が違うんだっけ？などが気になって、圖書館から関連本を固め打ちで借りてきた。
コサック反乱軍の頭目、「ステンカ・ラージン」は山岳部の焚き火ミュージックで80年代は人気の曲だった。「久遠に轟くヴォルガの流れ」とか「
猛暑。日射が致死的。クラクラだったが出かけてよかった。覚王山の縁日で旧友が自作ふんどし店を出すというので、妻のと娘の女性用二枚を、退院上がりで松葉杖の妻を家に置き、娘と二人で片道30分自転車漕いで買いに行った。ふんどしはゴムで肉体を絞めないのが血流を妨げず気持ちいいのだそうである。これで３人ふんどし
品揃えが楽しみな小さな書店が町の印象を変える。名古屋にも何件かあって、熱田区のトウテンブックストアで1時間半立ち読み。二冊買ってきた。こういう店では、現金払いで買う気になる。お札を渡して、おつりまでに軽い会話も。トーテンの意味は「読点」なんだそう。次回はコーヒー頼もう。
●ウクライ
登山愛好家としてこの地域と伝統の暮らしに興味を持った。
標高1000ｍほどだが日本海を背にして豪雪に見舞われ、広大な揖斐川の源流地帯はほとんど平地がなく、渓谷登攀者には静かで広い魅力ある山域だ。山間には、自動車道路が通る以前は数十軒ほどの規模の集落が点在していた。ここに1970年代から長時間かけて
今年はなかなか長めの休みとタイミングが合わなかったなーと思います。
3月は好天が3日と続かず。2月は雪も十分でベストシーズンと思います。とくに今年は雪多く低温のままで。
深い山は、日数がなくてはいけない。週末だけで行って帰れる山は、もう何十年もの間に行っていて、今はあまり興味がない。人も多いし。
山と渓谷12月号の122p〜にイグルスキーの電話インタビューが載りました。
北大ワンゲルの若手、日高全山縦走の野村さんのお隣です。
今号はグラビアの杉山修氏の版画が圧巻でした。
いよいよ本年度もイグルー冬季登山の季節がまもなくです。名古屋起点の長い長い山行案はいくつか揃っているのですが、仲間と休暇
山と渓谷11月号を見て、訃報欄に、エヴェレスト73歳で登頂の渡邉玉枝さんと、中央アルプス千畳敷カールの木下寿男さんの訃報がありました。
玉枝さんは97年のガッシャブルム�曲�に登頂の時ご一緒しました。この時も60代で8000mというパワーでしたが、メンバーの中で田部井さんと並び、とても付き合いや
登山愛好家として、信濃歴史愛好家として、16世紀末、木曽谷ローカルフィクションがたまらなく面白い。木曽御嶽山を中腹登山口からではなく木曽川本流から歩き、木曽駒ヶ岳をロープウェイじゃなく木曽川本流から登ったことのある人なら、この山域の山深さがわかるでしょう。
武田、織田、豊臣、徳川に変わる目まぐ
コロナだし、猛暑だし、オリンピックだし、ヒマだし、で、読書がはかどっています。
娘が渡航したのもきっかけで、数十年ぶりにドイツ関連の歴史地理風物を読んでいます。どれも面白い。
やはり、日本との比較の視点になりますが、連邦制と中央集権、歴史上の分断と継続、自国の犯罪的過去への態度、移民対応と閉
「山梨百秀山」の著者、清水さんと話が盛り上がって、本でも触れられていた、昭和15年朋文堂刊の「樹林の山旅」の話になり、お貸ししますよ、とのことで早速拝借して読みました。
昭和53年復刻版。巻末に森本氏を知る人達の追加記事あり。
欧米アルピニズムとは違う日本の樹林の深山幽谷の楽しさを世に問うた
地方の百名山の書は数あるけれど、県山岳協会や当地の新聞社が手分けして踏査して協議して選んだ本が多いのではないだろうか。中には各市町村に公平にというような選定もある。岐阜にも、上述のような選定を経た1975年の「ぎふ百山」があったが、124山と絞りきれていない。また高速道路ができ徳山ダムができて環境の
毎日新聞夕刊で特集ワイド面記事を書く、藤原章生さん（開高健賞受賞作家）の最新刊です。海外支局取材の長かった58歳記者（当時）の、プライベートなダウラギリ2019遠征記。
藤原さんは北大山岳部で私の4年先輩です。海外支局時代などに夏休み何度も訪ねたり、印象深い山登りも何度か共にしました。あこがれ
読んだ本の書評を255字の短文感想文サイト、読書メーターに記録する。内容を忘れないために、ここがポイントだ、と思った部分は読んでいる最中付箋を貼るか、紙切れに頁とキーワードを書いて箇条書きにし、しおり代わりに挟む。
https://bookmeter.com/users/585631/books/r
■チャップリンとヒトラー 大野裕之
断片的にしか知らなかったヒトラーとチャプリンの運命的な関係を次々と明らかにしてくれるすごくおもしろい本でした。ヒトラーとチャプリンは同じちょび髭である上に、4日違いの同い年だった。ヒトラーが勃興したときすでにチャプリンは、人間愛と平和を訴えるテーマで貫かれた喜劇
日本山岳会東海支部で長く支部長を務め、日本山岳会会長も務めた名古屋の尾上昇氏（1943年生まれ）の追想録が出ました。氏は1970年のJAC東海支部のマカルー南東稜初登のときのカリスマ隊長、原真氏の腹心です。その後50年間に40ものヒマラヤ登山隊を送り出してきた人望厚い人物です。
知っている人は知っ
各地の地方都市に住んで、図書館を利用してきました。2000年以降は検索もネット予約も配本連絡も進んで、自宅や職場の近くで受け取りポイントも増えて、どこの街でも大変使いやすいです。今となっては図書カードが懐かしいです。函館、青森、甲府、豊橋、松本、塩尻、木曽・・。地方では特に、建て替えを機に、ゆったり
「こんなに楽しい愛知の100山」を古書店にて発見、100圓でした。1989年9月第一刷のこの本は、100名山各県ムーブメントの時代、中高年登山時代黎明期の残り香を感じます。1980年代、地域型低山ハイクの指南本など無く、ガイド本といえば有名山域のみだったので、時代の変わり目の標石といえましょう。
岳人誌12月号は「山と絵」特集とのことで、北海道の山画家、坂本直行氏の記事の中で服部文祥氏の日高取材を補足するという格好の1ページ、寄稿しました（P31 ）。お持ちの方はご注目を。
・昔の山絵描き、今の山絵描きの紹介記事に加えて、水彩、水墨、版画の実践の手引もありました。山で絵を書く境地は憧れ
東海大山岳部で2006年、若くしてK２登頂を果たした小松由佳さんは、その後山をやめてシリアの遊牧民を撮影するフォトグラファになった。なぜ山をやめたのか、以前はそれを知りたかったが、今は少しわかる気がする。K２登頂生還者というオリンピック並の金メダルは、その後自分の山登りを若々しく無邪気に正直に続けて
独ソ戦末期の北ドイツで。占領地域から強制連行され働いていたロシア人少年セルゲイと逃避行するドイツ少女のエンヒェンは、1929年満洲生まれの私の母とほぼ同じ歳。父はゲシュタポに連れ去られ、母はハンブルク空襲で行方不明、兄は徴兵され東部戦線で行方不明。10代半ばのエンヒェンとセルゲイが真冬の独ソ戦の戦火
1983年、ロシア極東マガダン生まれの作家。9つの短編で、粛清時代シベリア送りになった人々が築いた流刑地の町、マガダンの三世代の物語が語られる。ロシア辺境好きの僕には願ってもない小説。人の日常に顔を出す、世代を超えた時間軸の流れの意味が、順序逆転でわかることがある。知らなければ意味を知らずに消えてい
先日、昭和19（1944）年になって37歳で徴兵され北支戦線でマラリアに罹患して命拾いして帰った祖父の軍歴を県の公文書を送ってもらった話を書きました。
昨年新書大賞を受賞した「日本軍兵士」を昨日読んで、その境遇をより具体的に知ることができました。まさに、いま読んで良かった本です。
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うちに大量にある戦前以来の山岳古書の修復をしています。破れは和紙テープで最小限の補修をするけれど、手にとって読み続けると傷みそうな表紙全体がやばい感じのや、昭和30年代風の絵画風色合いの初期カラー（総天然色）写真の表紙などは紫外線にやられないようパラフィン紙でカバーしました。カバーすると、傷みを気に
政府軍の狙撃兵に撃たれるかもしれない廃墟で、本を救い出す。2012〜2016、四年間、アサド政権軍に包囲されたシリアの町で、食べ物にも困る暮らしの中で普通の市民たちが朽ちてゆく町中から本をかき集めた秘密の図書館の話。
図書館は、秘密だった。独裁政権は、国民が本を読み、心を豊かにして理想の社会をゆえ
人と会わない8割減となると仕事もいつも通りにはいきません。間際に大仕事をまとめられたことにひと満足して、いまは最近気になる北ユーラシア関連の読書にいそしんでいます。自宅の書架には老後に読もうと思って貯めておいた山岳部OBからの厚めの山岳古書がたっぷりあり、深田久弥の「中央アジア探険史」が目について読
世界一の渓谷クライマー大西良治氏のこれまでの記録の豪華本。写真が凄い。記録が凄い。装丁がグッといい。遡行図も惜しみなく。文章もいい。ためらいと情熱。
何より、誰にも行けない数々のルートの全容がわかる。いかに困難なのかがわかる。わかってどうする？ぞっとするだけ。
写真が凄く良い。今の渓谷登攀には防水で
日本山岳会山梨支部の70周年記念企画で、出ました。1990年代に山梨日日新聞主催で県山岳連盟が選んだ「山梨百名山」を除く百山なので、実質200名山本です。
ガイドブックではない、と書いてはありますが、記述の7割はルート案内の印象です。コースタイム簡易地図と白黒写真のある体裁です。
「山梨200名山」
勤労感謝・新嘗祭の祝日、腹痛のため初めて行った休日当番医の内科の待合室に「ご自由にお持ちください」の本があった。どれも欲しいものだったが、さすがに選んで、４冊頂いてきた。休日割増払ってもラッキーでした。
●一遍上人の絵巻は確か歴史家の網野さんが中世の、多種多様な職業の人の絵図が豊富だと
少々傷んだのをお買い得で古書店にて購入。御嶽山1785、槍ヶ岳1828に比べ、有明山の開山は1873年と明治6年になってから。開山からおよそ100年で出た1974年の郷土本。
麓、堀金烏川の天明行者が開山し、有明講を作って国家神道の登録も受ける。本書の著者はその孫の代にあたる。時代が近いので天明行
樺太アイヌのヤヨマネクフというヨネヤマに名前の似た名の主人公が日露の占領下に生きる姿。
樺太犬ソリ使いとして、1912年白瀬矗の南極探検隊にも参加しているところ、登山愛好家的に重要です。
亡国ポーランドの流刑囚にして文化人類学者のブロツワフ・ピウスツキ。どこかで聞いたことがあると思ったら、191
1980年代から1990年代にかけて8000ｍ級を含む高所の困難なルートに、創造的なルートを見出し、事故もなく、数々の「芸術的」とも言えるラインの登攀を成功させて生き延びたヴォイテク・クルティカの評伝の和訳が8月に出版されて、かみしめながら、こってりと読書した。
表題がart of climb
松本、餌差町の善哉酒造の隣の、蔵を改装した山山食堂（さんさん）でお昼を食べたときカウンターにあった「木彫熊図鑑」。これにぐっと吸い込まれる。ご主人は北アの某小屋のお勤め後にここで食堂を開いている人です。山山マスターから、市民会館近くの「栞日」というカフェ本屋に在庫あると聞き、訪ねて蔵から出してもらっ
中3娘が図書館で借りてきてゲハげハ笑ってポイントを朗読してくれました。
登山愛好家としての注目は109ページ。「ハイペースで登山をしてから8〜11時間経過すると、おならの量は2倍になるという。体内にある二酸化炭素が高所の気圧低下によって膨張し、直腸のガスが増え、おならの増加につながる」とのこと。ち
ポーランドのクライマー、クルティカの評伝をゆっくり読んでいます。
1960〜90年代の活躍で、1989年までのポーランドはソ連陣営下の東側社会主義国。
なんだか最近冷戦が滅びて30年、そのころの風俗に引力を感じて、いろんな分野での読書や音楽、映画をたぐっています。1968年のタトラ山脈でのクライ
このところ新しい山の本を読んでいなかった。書評、感想文もご無沙汰でしたが、最近面白そうな本が出たので紹介します。読んだら感想文書きますから、どなたか読んでみて感想お寄せください。普段は古書店と図書館で本を探していますが、これは買う本だ、と思ったら読んでなくても買います。
●アート・オブ・フリー
85あるロシアの連邦構成体（都道府県のこと）の呪文のような名前を全部覚えて地名と山河が頭に入ったら、民族分布の経緯が分かってきた。テュルク系民族とモンゴル系、フィン・ウゴル系というのがロシア系とせめぎ合ってきて、いまも民族共和国などとして残っている。
鎌倉時代のキエフ公国時代、ボルガ流域にいたポロ
週末、妻はカムチャツカで死んだ友人の葬儀で東京へ。僕と娘は久しぶりにおしゃべりで明るい妻抜きの一日、ひたすら並んで読書をしていた。
娘は初ムラカミで、｢ノルウェイの森」を、私は高校時代の同級生のランちゃんが訳し、本屋大賞を受賞した「カササギ殺人事件」を。
ふたりとも同じ部屋で集中して読み、ほぼ同
木曽福島の和菓子屋で朴葉餅を買い求めました。いよいよ朴葉餅の季節に。店内にあった話題の情報誌、木曽人Vol.19を一部ゴッツアンしました。半分観光情報、半分木曽郡民のこんな人紹介の冊子。
噴火から5年、御嶽山山頂に近いニノ池山荘は昨年までに再建し、いよいよ今年から営業復活の年になります。ニノ池山荘
山登りから里山の古城址巡り、ローカル戦国武将研究、ときて、ローカル古寺古刹を頭に入れたら、150年前の明治初期の廃仏毀釈に興味が。そのものずばりのテーマで全国の激しかった町の事情を尋ね歩く著者のノンフィクション風文体で一気読みした。
なんと松本は廃仏毀釈の最過激地域の一つで、藩内の寺の76％が
元号でたどる日本史 PHP文庫
戦国〜江戸時代の元号は無理やり全部憶えました。どってことないです。そして次の段階として、それぞれの元号の物語をコンパクトに纏めたこの本。ポップな表紙の割に読み応えあります。何度も戻って読みます。武田、織田の滅びた天正10年、1582年が、グレゴリオ暦採用の年とは。こ
全然違う2つの本が芯のところで同じことを言っていたのに気がついた。
ひとつはアイディアを連発する人のノート術の本で、追加記入スペースを設けた2軍ノートに、思いついたアイディアを書き留めておいて、それをちょっとリッチな1軍ノートにインスタみたいな図解入りで清書しておくというもの。1軍ノートにはアイデ
あゝ野麦峠、喜作新道の著者山本茂実は、信州の郷土を題材にしたノンフィクションを書いています。この本では、松本歩兵第150連隊が昭和二十年の二月に連隊を出発し、中部太平洋のトラック諸島に運ばれ、敗戦までを描いていました。
松本歩兵連隊は郷土部隊で信州人ばかり。シベリア派兵、満州、北支へと、40年間こ
家計図は通常、男系列で書かれているが、女で見ると、平家は滅亡していないぞ、という視点がおもしろい。女の家系を書いてみるという発想が斬新。物事のＢ面は大事だ。
源義経の母の地位がその後の世評（またも頼朝による胡説か）よりも高かった話とか、母の経歴に注目する歴史。
中高校生のころから平安貴族の家系図
東京新聞社時代の岳人の巻末の方のコラムで連載していたもののまとめ本です。
以前執筆者の一人から頂いたのですが、ずしりと重く、山のうんちく集のようなもので、頂いたときにはあまり開く気がしませんでした。2001〜11年頃の連載分です。
以前はあまり興味のなかった山の歴史的側面などの面白い話があり、し
ロシアの11のワールドカップ開催市、モスクワとペテルブルク以外はみな知らない町なのではないかな。あらためて見ると百万人の都市が結構ある。どこまでの範囲を市とするかにもよるから一概には言えないのだけど百万人以上の都市というのは世界中でもそうたくさん無かったので、高校生の頃イッキに全部覚えました。地図帳
あと６年で定年なので。図書館の本棚から、これを読め！と声が聞こえて来ました。
この前まで学生だと思っていたのに、なんと光陰矢の如き勤め人人生か。勤め人としての時間にはそれはそれでいろいろありはしたが、もう過ぎたことだ。６０歳から７５歳（体が動かなくなる可能性がある目安）までは人生最後の「黄金の時代
ロック・アンド・スノウ誌2018年夏号080（6月6日発売）の122ｐに今年春に刊行された3冊の書評を寄稿しました。角幡唯介の「極夜行」「新・冒険論」、池田常道の「ヒマラヤ生と死の物語」。
「冒険とは脱システムであり、探検とはそこで何かを探すこと」という角幡氏の考えを紹介しました。
お、俺は今、
1994年秋にミニャコンカから帰らなかった福澤卓也の遺稿・追悼集、この春ようやくできました。24年かかったのにも、すごく意味があって。
ゆっくり全部読みました。読むとき、彼は生き返り、北海道の山も心によみがえる。みんなそれぞれ、今を暮らしているだろうか。死者は生きている人をつなぐ。
ht
こどもが借りてきた「海賊辞典」がおもしろい。「一緒に読もうよ」と誘われた。常々、キャプテンドレイクや、イギリスのPrivateer私掠船、カリブの奴隷、サトウキビ、金銀の巡りの話をしていたので、図版が豊富でおもしろい。
結構欧米では知られた凶悪海賊が、悪そうな顔の肖像画付きで載っていておもしろい。
木曽義仲は源平合戦で京都無血入城を果たし、人望あり、戦強く、イケメンで血筋も万全でしたが、イトコで諜略家の源頼朝に濡れ衣を着せられ全てを失い、800年経っても乱暴な田舎者という評価で地元信州でもそれほど尊敬されていない！と訴えている本を何冊も出している人が居ます。
先日木曽福島の図書館で発見し
電話をかけたら声が聞けた、天井の上をとことこ歩いてる、目が覚めているのに手を振る幻影が見える。話もした。帰ってきてくれた・・・。７年前の震災で大切な人をなくしてしまってその後死者が会いに来てくれた話を集めた本です。当事者にとって真実であるかどうかが大事なことで、科学的にありえなくてもそれはどうでもよ
今月号の特集は「山の謎」。剱岳初登頂者の謎、植村直己マッキンリーで何が起きたのか、比婆山のヒバゴンは今・・・。
東京新聞からモンベルになった時、岳人は随分変わりました。前の岳人のような雑誌は今はありませんが、之は之で良い雑誌になってきたと思います。
定番バリエーションは今やガイド本さえある時代に
雪雲に追われるように、かろうじて、運休一歩手前のあずさ最終便甲府（14：31）→松本で、氷点下の部屋に帰還し、今宵暖かいストーブの前で読了しました、図書館で順番、待ちに待って今頃読んでいる「騎士団長」です。
大切な人を失い、暗い闇に旅に出て帰還する話。
登山愛好家の読書評としては、騎士団長が
自分の歩幅を憶えておいて距離を測る。自分の体の寸法を憶えておいて長さを測る。この魅力は、まえがきにもあるようにGPSで失った「概念と現実を結びつける力」なのでした。
常々人に話す、山の尺度は、標高差は300m/毎時。水平歩行は４km/毎時。これでいつも山行計画をたてます。
この本ではいろんな身体
椋鳩十は国語の教科書で読んだ人が多いかも。日本のシートン動物記というかんじです。
長野県飯田市の天竜川対岸、出身地の喬木村に記念館があります。1905年生まれ、日露戦勝、大正デモクラシー青春、戦中は壮年期の世代で、うちの祖父や深田久弥と同世代です。
よく教科書にあったと聞くのは「大造じいさんとガ
雑草の多い家に住んでいます。抜いてしまえば荒れ地のようだし、緑がきれいだから生やしておいて、ときどき上半分を鎌で刈ります。わが借家は50年前の佇まいなので、周囲の地面も、周囲の畑地にも調和している気がします。
▼雑草は抜いてしまうと必ず次が生えてくる。
抜かれて地面に日が当たるのを待っている次の
松本市立博物館の関連図書コーナーでここ一月、慌てて買うまいと待ちに待っておりましたが、札束を握りしめて、ついに買ってしまいました。二萬圓。
江戸時代の町割り図は集成もありますが、近代はなかなか。維新直後の堀が全て残っている地図から始まり明治大正昭和と堀がどんどん埋められていく様がわかります。
明
人の通わぬ山を歩き見る山城跡。見える目で見れば見えてくる400年前の土塁や堀切。地誌を読み込んでいないと何も見えない藪山（魅力は写真に写りません）。こんな山城跡を全て実地でスケッチし、案内文も全て手書き。全部で8巻のすごい本です。
甲府にいたときに「甲斐の山城と館」上下巻を図書館で借り衝撃を受けま
今年はロシア革命100年で、読み始めた本です。100年前のできごとを、ここ10年ほど毎年辿って読んでいます。国際貢献のため、自衛のため、居留民保護のため、チェコ軍団救出のため。今の国会と全く同じ言い訳を政府は使い、国民はそれを信じたがりました。
シベリア出兵が日本人の記憶に薄いのは、それが醜い歴史
自分の手持ちの力で山を登るという意味でのサバイバル・服部文祥の、自宅の暮らしを図解写真で書いた面白い本でした。
前半は、飼ってる鶏や、それを獲りに来て罠で捕まえたハクビシンの捌き方。獲った亀や、轢かれたテンを捌いておいしく食べるという、日本の多くの方にはちょっとタイヘンな内容（いつものことだけど）
ミルクを飲まない文明
安田喜憲 洋泉社・歴史新書2015
これは面白い本です。これまで常識だった四大文明はすべて牧畜、麦畑作文明だったが、それは西欧中心の史観であり、その対極に漁労米作文明が、揚子江下流域にあり、気候変動で黄河文明の圧迫を受けて四川、貴州を経てインドシナ、漂流民としてジャワ、日本
厳しい沢も、エッ、こんな尾根あるのか、という尾根も満載。写真、図、スケッチどれも素晴らしい。個人によるこれほどの日高記録集はこれまでありませんでした。出版から一年も経ってからですが書評書きました。
日高版、和田城志並のツッコミぶりです。和田は詩人、島田は絵描きとしてのサブ才能を発揮していて、どちら
p56に寄稿しました。何十回も登っている地元の人には申し訳ないんですけど、在住一年弱の新参者の新鮮な気持ちで登り、記事にしました。石巻山は豊橋平野から一番のおっ立ち山ですね。
かねがね鉄道やバスでの山行が好きです。山麓の営みを眺めながら登るのが面白いのです。車で行ってはもったいない。
今回の特集
読者の山行経験の成長に応じて、何度でも繰り返して読ませる価値があるという点で日本百名山という本は名著だと思います。それはまあ、時間が経てばわかることですが、当時あるいはもっと前の、無垢で天然な山を登るには、現代では雪か沢だと思います。
4月号では梶山氏、松原氏のそれぞれ雪と沢からの百名山を紹介して
タイトルが大げさかと思ったけど、その通りの内容でした。というか社会を変えることは決して大げさなことではなく生きていくことそのものと気がつくことになりました。今この激動期だというのに政治史や改革についてそれほど興味を持てなかったのですが、「生きて帰ってきた男」の著者だから読みました。彼の文章なら楽しく
1995年休刊になった岩と雪の歴史的な記事だけをそのまんま集めた本が出ました。同時代を過ごした人には懐かしい本です。
パイオニアワークとは何か？アルパインスタイルとは？高所登山のルネサンス、ビッグウォールクライミングの初体験、極地法（包囲法）批判・・・。懐かしの論争です。
しかし、70年代80年
北大の後輩、サワっちょ（澤田実氏）の著書「体験的登山技術論」の書評を山と渓谷2月号に書きました（172ｐ）。10月に出した米山の本「冒険登山のすすめ」と中身がかなりかぶっていて、読んでいて驚きました。自分の本の書評書いをているみたいです。しかもそれも理由があり、そこのところを論じてみました。どうせだ
奇書であります。トンデモ本か？と問われれば名著だと思います。著者は国内の天狗譚を数限りなく集め、足で歩いて得たことを書いています。全国の天狗の出る山の登山案内とも読めます。いったいどこまで古典を読み込んでいるんだこの人は！という驚嘆の感想です。
「羽黒の天狗に接したいならば、鶴岡の戸川氏を訪ねその
母が満洲引き揚げ者なので、満州国の本を読みます。
言論の自由、出身五民族の平等が保証され、全東アジアのエリートが選抜され集まった満州建国大学の出身者たちのその後を聞き取り書いたルポ。昨年度の開高健賞受賞作です。
私の場合は漫画の「虹色のトロツキー」で初めて知った青春群像です。建国大学の関連書は本
週末の二日間、晴れた青空が見える、日差しの当たる部屋で本を読んだり、音楽を聴いたりして、三食同じ作り置き食事を食べて過ごしました。準備しているときはまたか〜と思うけど、食べているときは美味しいので満足です。
布団を干し、シーツを洗い、掃き掃除もあっという間に。洗濯機を回すのは10日ぶりかな、あまり
1840年代オランダの15歳の少年ハンスと妹グレーテルの話。貧乏だけどスケート靴を手に入れて、町の子供達のスケート大会に挑戦する。この話では19世紀当時のオランダの風俗文化が折に触れ語られてとても面白いです。
中でも登山愛好家として興味深いのは、少年達がアムステルダム近郊のブルックからハールレム、
正座は思いのほか歴史が浅かったとは知りませんでした。明治近代政府が新時代の「日本人キャンペーン」のために作った「正座」に合わせて着物の着付けも作法さえも改良されたと。確かに皇室の宮中行事も装束も、この時発明されたものが多いようです。
痺れてたまらないのになぜ昔の人は平気だったのかという謎は解けまし
ある書評から興味を持って読んだ、近未来の予測本です。凄く大きな変わり目をあと15年から30年の間に人類は迎えるとのことです。恐ろしい人工知能に、人類は奴隷とされるのか？とはならず、とても明るい読書感想を持ちました。
A.I.・・・ artificial Intelligence 人工知能
B.I
自分の著書が本屋の棚に並んでいるのを初めてみてしまいました。在庫検索端末のレシートを持って、お店の人に場所を聞いたら新刊本のコーナーに2冊。「今日は一冊出ていたからまだあるかな」と言いながら案内していただきました。買ってくれた人、ありがとう。書店員は、何がどれだけ売れたのかそんなに把握しているのだ！
本を書いて、出版してもらう事になりました。憧れの新書、ちくまプリマーです。内田樹の「先生はえらい」や、黒田龍之介の「外国語をはじめる前に 」、今尾恵介氏、橋本治氏、森達也氏など専門家による、初心者向けの門外漢にも分かりやすいシリーズなのかな。かねて愛読していたシリーズでした。そんな専門家でもないのに
2006年、東海大山岳部隊の一員として23歳でK2に登頂した小松由佳さんは、その後写真家になっていました。それも戦乱のシリアを撮る写真家に。シリアは知っての通り2011年以来内戦、治安機関の暴力、イスラム国の占拠、他国の空襲と、地獄の極みです。小松さんが内戦前2008年からシリアを訪れて知り合った若
最近、地図好きの間で話題の、1910年の日本全国の地形図がどこでも見られる、米スタンフォード大学のサイトです。
少し前に引っ越し先で家を探すとき古地図を見る話を書きましたが、そのとき見たのがこの地図です。
1910年というのは、日本が近代化を終え、日露戦争に勝って、全国に国鉄の路線を一通り通して
とと姉ちゃんの元の話、暮しの手帖を紹介した特集番組をこの前見ていたら、テルマエロマエのヤマザキマリさんが、「この雑誌はどうかしている！」と、賞賛していました。お母様が全部持っている愛読者で昔から読んでいたそうです。徹底的な商品テストや、読者目線の編集方針を一貫して貫いた編集部のことを紹介していました
三俣山荘の伊藤さんとは９０年代にお付き合いがありました。
安曇野へひっこしてからは年賀状だけのやりとりでしたが、大正生まれでしたからね。よき人生だったのではないかと思います。
長生きしている人というのは育った世界が外国ぐらい違います。でも日本語が通じあうのだから、何でも聞けて、こんなに面白いやり
週末に関連の人たちに会ってきたのと、今年の沢ヤ本でいちばん話題の本なので（というか沢ヤの本はほとんど出ませんが）、読書感想を書きました。文章がとてもおもしろく、マンガのように読めますが、よい言葉もたくさん込められています。
http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modu
学生の時、寮で同室だった仲間がその後小説家になり、山岳部員のその後の人生を描いた小説を書いていました。フィクションなのでもちろん丸ごとではないのですが、山岳部員だった私と過ごした記憶を、多少は参考にして書いているのかもしれないと思って楽しく読みました。
何度か芥川賞候補になっている作家です。なかな
戦争体験だけではなく、どんな暮らしをしていた人が戦争に行き、シベリアから帰って来た後、どう生き抜いたのかを聞き書きした珍しい戦争体験記です。自分史を書くような高学歴ではない「普通の人の凄さ」を「距離をおいて書いた」と橋本治が評していました。
シベリア捕囚を経験した父親の生涯を取材した庶民の記録です
日本の山歩きをするうち、人々が今よりよほど山中を歩いていた室町時代に興味がわき、戦国の古城跡や山岳信仰、中世流通ルートや山間移動民の名残などを山中で目にするたび、山と室町時代がリンクしてまいりました。
中世日本の研究者と、現代辺境探検家ライターの気ままなトーク集です。探検家のふるさと、山登りは「非
「わしは博士じゃ」「悩み事なら、聞いて差し上げてよ」「高いアル、負けるアル」など、人物がステレオタイプにすっかり分かる｢役割語」はマンガに多くて、実在しないバーチャル日本語です。その起源と原典を研究する本です。
役割語の起源は江戸時代の滑稽本や歌舞伎など古典芸能にすでにあったのです。マンガだって
宮本常一「忘れられた日本人」読んで以来の衝撃です。蛇の食べかた、イノシシの捕まえ方、ミミズの煎じ方、魚の捕まえ方、こうもりやヒキガエルがまずいこと、バナナの皮剥くこと知らなかった事、富士樹海の遺体の弔い、一人称とつとつ独白調の文体も良いです。家出した時、追いかけてきてくれた犬、シロとのお別れには泣け
予期せぬ本と出会える、本屋の立ち読みは最高です。ネットでは探してる本しか探せない、と前は言われました。ところが最近は、ネットでも予期せぬ本を知ります。
書評サイトなどには、これは読みたい！と思うようなのも結構あり、マークが増えます。その、マーク方法ですが、書評サイトにアカウントを持ち、読みたい本リ
この本は広く普及して欲しいです。これまでは古書店で高価な値が付いていたようですが、辞書のようなものなんですから。今の時代、会をあげてここまで地域研究をしているような山岳会はほとんど無いでしょうから。元は1980年9月に出た、日本のバリエーションルートの全国的な記録集です。
北海道在住時代には北海道
山登りをして里に下りていくと、山越えをして甲府盆地にやってきて、住みやすそうな扇状地などを見つけた時の、遠い古代人の気持ちを想像することがよくあります。
甲府市千塚に住んで4年になります。加牟那塚古墳という丸い立派な古墳があり、この辺りは地名が示す通り、6世紀後半の古墳がいくつもあります。北側の天
インドヒマラヤの登攀史をまとめ、2015年現在までの画期的な登攀記録などを集めた、記録集大成です。1936立教大ナンダコートから、1974JACナンダデヴィ縦走、ピオレドール賞を受賞した2008カランカ北壁登攀（一村文隆、佐藤祐介、天野和明）、カメット南東壁登攀（平出和也、谷口けい（遺稿））始め日本
ヒマラヤの東（横断山脈） 山岳地図帳(一万圓）とインドヒマラヤ（6千圓）です。
ヒマラヤの東、横断山脈。とくればこの山域に世界一詳しい中村保氏の集大成と思えます。地図、写真が豊富。日中英語表記。行ってみたいな横断山脈。地球上最後のテラ・インコグニタの看板に偽り無しです。メコン、メナム、イラワジ、揚
普段の地元の山のスタイルで、山スキー、テント無し（半イグル―）、うんこペーパーレス（もちろんゴミも無し）の三本の矢が光っています。弘前の、山岳同人「流転」の遠征隊の報告書を送ってもらいました。スパンティークは、カラコルムの7000ｍ峰です。こてこての手作り遠征です。旅は、山は、こうあれというもの。
ギリギリ山、ドンドラ山、ゾウゾウ山、ナメンダラ山、ヤレヤレ峠。日本の山々を名前に注目して読ませる新刊ホヤホヤ本です。著者は全国ひろく歩いているようで、以前、ヤマケイで山名考という連載を担当したことのあるライターさんのようです。
やはり珍名といえば北海道ですが、慣れると、「そんなにヘンですか？」と思
鳥獣戯画を模した漫画がちょっと話題になっていました。記事を読むと、鳥獣戯画の手ほどきをする本がある模様。つい、買ってしまいました。
筆ペンで描くらしいのですが、子供が、毛筆と硯で年賀を書いているのを見て、硯が欲しくなってきました。山梨県の早川町、雨畑には、硯の手作り産地があるんですよね・・・。鳥獣
甲府駅前の山交デパート催し物会場で、古本市始まりました。年に一度のお楽しみです。地方都市の古書店は、いまやほとんど店を開けておらず、ネット販売みたいです。店先で当てもなく古書を探す楽しみは、もう東京とか札幌とか松本とかでないとなかなか。ブックオフじゃ駄目なんです。が、店は開けて無いけど県内に５件もあ
人は体内におよそ1キロの細菌を飼っていて先祖代々（遺伝ではなく生後すぐ親からもらう）、または土地に由来する細菌の生態系が体内にある。それはアレルギーと免疫（病気のなりにくさ）に関して重要な役割を果たす。
著者は腸内細菌学一筋の研究者で、来る日も来る日もウンチの中の菌を注意深く丁寧に観察し続けたのだ
山の生態系と同じく身体には細菌の生態系がありました。「人体の生態系」を損なう過剰な抗生物質社会の影響について書いた本です。
アレルギー、喘息、肥満など、以前より急増した疾病の要因は、幼児のうちから共生すべき菌群を排除してしまった影響かもしれない。
ヒトは自分の細胞以外にその3倍以上の細菌と共生し
朝日新聞山梨版に連載したもののまとめで先月発売の新刊本です。武田統一戦争時代はじめ県内各所にあった100の山城、平城、狼煙台の歩き方ガイド。地図あり、見所案内ありで入門に良いです。
古城跡は人をたくさん呼んで経済活性化などという雰囲気とは無縁なところも良いです。能動的に学習し、堀切や土塁から想像す
特集「地図を旅する」で、表紙に大正の鳥瞰絵師、吉田初三郎の絵です。本屋ブラブラで買いました。
先日、全国平成の自治体名本で知ったばかりの地図研究家今尾恵介氏の寄稿はじめ、江戸の古地図の楽しみかた、凹凸地図から東京の高低数mの原地形をあぶり出す皆川典久。
現場目線代表ではご存知、服部文祥の藪漕ギス
2005年、平成の大合併で出来てしまった全国のヘンな自治体名の総解説。著者の怒りは前書きにある。新しい自治体名にふさわしい命名方法は、
歴史的な地名を尊重する
地名の範囲を守る
中心都市の名称を採用する
安易にかなを使わない
に尽きる。
名前を売り出すためや経済効果のため、身の丈を越えた
毎日新聞の夕刊で、あの人に会いたいシリーズで黎明期の京大山岳部出身、桑原武夫の紹介記事を読んで、積雪期北岳の初登者だったのを知りました。まだこの人の本を読んでいなかったと思い、山について書いた代表の本を読んでみました。
http://mainichi.jp/shimen/news/20150813
日曜日の新聞にはどこも書評欄があります。毎日新聞と共同通信系（山梨日日とか、東奥日報とか、北海道新聞とか、信濃毎日新聞とか）の書評欄は興味ある本が多いです。自分の趣味の分野に限らず、評者の「これを読め」という行間のオススメテレパシーを受けて、書名、著者のメモを取ります。前はノートに書き留めていました
トレイルラニングの日本代表選手クラス、ヤマケンの自伝。人の根源の力を発揮するのを阻むブロックのひとつは慾で、それを外していくと力を最大限発揮できる（96p）。これまで競技に縁は無かったけれど「山」という共通点で読んでみました。おもしろかったです。
トレイルラニングという新ジャンル、ここ数年で人気で
平面的な情報だけの「産業用」ではなく、でこぼこの読める地形図で水の流れを辿り、行政区分ではなく○川○支流の○支流という地図で位置を認識すること。故郷の川をとことん歩くことなど。 山登り歩きで使う地形図で、暮らす街の地形を見直す話でした。
三浦半島にある完全に閉じた流域、「小網代こあじろ」の保護に携
100年間頂点捕食者を欠いてシカだらけになった日本の山の出口はどこに。同じく慾に駆られてオオカミを滅ぼしたアメリカの、80年代、90年代通じたオオカミ復活ものがたりです。ご先祖の犯した過ちを痛切に反省し罪を償う。無かったことにしてとぼけ続けたら、いつまでもその傷が痛いと、どこかで聞いた話です。
日
実家の土蔵の扉に貼ってあったオオカミの護符を追って、多摩丘陵のそして、秩父の山村集落の習俗と農事の伝統を発見していく本です。川崎の宮前区の丘陵地帯は、ほぼ僕と同世代の著者の子供時代には茅葺き屋根の農村最後の時代だった。川崎の宮前にも古い農民社会が40年前まであったのが驚きです。オオカミ信仰の講中登山
最終頁の東京大空襲翌朝、10万人を焼き殺し、まだ煙があがっている真っ白になった東京上空を、米軍が成果撮影している写真には、遠く雪を被った富士山が見えます。
新書判ながら、米軍が東京を焼き払う前日に撮影された失われた東京の鮮明な航空写真が豊富で、1945年まで首都の各地にあった兵器工廠、練兵場、飛行
街場の戦争論 内田樹 2015
もし1942年ミドウェイ開戦の敗北で講和を結んでいたら、大正生まれの200万人の男達は死なずにすみ、焼かれてしまった日本の町並みは焼かれる事は無かった。日本はこれほどひどい負け方ではなく、主権国家を70年も喪失する事も無かった。あるべきだった未来、強い現実弱い現実。
「オオカミは人を襲う」というのが、近代欧米と日本が作った偏見でした。ぼくは古い世界に興味があるのですがそれは、時代が変わると人間はすぐにいろいろな事を忘れて、常識も変わり、勝手な事を言い出すのに興味があるからです。古い時代の偏見は、時代が変わると滑稽でさえあります。そういうものを検証するのには、人の
1940年ペテガリ岳雪崩遭難事故に関わり、1943年、北大山岳部の厳冬期ペテガリ岳初登の勝因、イグルーの軽量戦術を示唆した、当時の北大留学生、イタリア人のフォスコ・マライーニ氏の長女、ダーチャはイタリア現代文学のノーベル賞候補作家です。イグルー繋がりで、マライーニの本を読んでいましたが、最近、ダーチ
こどもの通う小学校の図書室には、なつみちゃん文庫というのがあって、その蔵書がいい本ばかりです。「いやいやえん」「ロボットカミィ」「ねこのタクシー」「エルマーと竜」「森のへなそうる」。妻が昔から知っていた名作で、こどもも大変お気に入りのものばかり。
やっぱりというか、聞いてみたら、なつみちゃんは、1
先週妻が風邪をひき、今週はこちらが風邪ひきました。症状を見ていたので、一日目喉痛、二日目咳というのも同じです。医者も薬も無しでいいだろうというのも同じ。風邪をひいたら寝たいだけ寝て食べたいと思うものを食べて養生するだけ、それだけ。こちらの都合で早く治そうとか症状を抑えようとか我が儘を思わないように。
60歳定年で安易に田舎暮らしを始め、挫折する人があまりに多いと、60年も生きてきてなぜそんなことも判断できないのかと、丸山健二が痛切に、丁寧に事例を述べて、空想家団塊世代の夢に冷水をかける本です。
著者は1943年生まれの芥川賞受賞作家で1966年に信州安曇野に移住した田舎暮らしの先達。「千日の瑠
霊、精神世界、宗教、実在しないものとのコミュニケーション。怪しい話ではありません。古来も今も死んだ人を祀るとき、死んだ人に語りかけるとき、誰でも信じている「外側の世界との関係性」の話です。目には見えない心の問題を人類学的にも政治学的な側面までも論ずる読みやすい対談本です。
宗教は、良いか悪いかでは
ヘンなタイトルですがこのところ読んでいる戦後史考察に関する本の中で、いちばん個人的な目線で書かれた、しかも僕と同年生まれ（1964年）の著者の見た、同時代の戦後論でした。ドラえもんなどの空き地のあった時代は高度経済成長期の建設資材置き場であり、実は時代的には狭い期間だった話。空き地とガキ大将と番長に
山ガールさんとイグルー作りました。楽しかったです。雪山で遊ぶ！というテーマの5つ目で、カラーで7ページもやっていただきました。イグルーはまじめな人が作ると、エスキモーみたいにきれいなのですが、よねやま式は長期山行の実用イグルーなので、1時間以内で作らなければいけません。なのでご覧のとおり穴だらけです
毎日新聞夕刊の文芸時評に載っていたので、服部さん小説書いたのか、と思って本屋に行くと売り切れで、図書館に行って読みました。1時間ほどで読める短編です。
「野火」や「ひかりごけ」に通じると時評にあったのでそんな予感はありましたが、遂に書いてしまったか！という域のサバイバル小説でした。読後感は爽やかで
1945年以降に生まれ、消えた国の大百科。183もありました。有名なソ連、南ベトナム、チベットはじめ、ツウ向きにはコーチシナ共和国、ムスタン王国、東トルキスタンなど。その崩壊の行きさつと最後の最高権力者の悲哀などが記されています。国とは何か？歴史とは何かを考えます。やさしい言葉でよくまとめた歴史背景
今住んでいる甲府には陸軍歩兵第49連隊があり、故郷の松本には50連隊がありました。どちらも40年足らずで姿を消しましたが、一時は町の発展に大きな影響を与え、町民にとって身近な世界情勢だったはずです。消えて70年、近頃郷土史としての研究書が盛んになってきた気がします。こんなシリーズ本が出ました。
二
Johndaeさんが作った「バスルート」というサイトが面白く、あちこちのバス路線を見ています。まちなかのバス路線は、地下鉄路線みたいに頭に入るほど路線図が出回っていないので、地元の人でも知らない事が多いと常々思っていました。これは助かります。
まずはウチの近所のバス停から調べると、茅ヶ岳山麓へ直接
【日本劣化論】笠井潔、白井聡 2014.7ちくま新書
チーズさんの読書感想文のあと図書館で借りて読みました。ここ10年、20年感じてきた違和感、それから震災後の日本社会の急な展開など、笠井潔氏、白井聡氏の対談で「なぜだろう」と思っていたことのひとつの仮説を読んで凄く面白い本でした。国民戦争の19世
岳人モンベルから5冊目。特集は富士山。11月に田子の浦から佐藤裕介と海から登山のリポート。佐藤さんの手袋がワークマンのテムレスに見えるのは気のせい？近年復活した村山登山道を登っています。富士山の価値は首都からの近さにある（服部文祥）、江戸から歩く富士詣で道のり（加藤芳樹）、短編小説（関口尚）など、富
人が何千年も前から身につけていた技術に興味があります。パンもそんな不思議な技のひとつで。普段食べてるパンの断面をよく観察し、噛みしめ味わい、確実においしくなる本です。いままでパンの断面など凝視もせずに食べていました。
パンとは何か？なんでふわふわ発酵させなきゃいけないのか？強力粉薄力粉って何だ
チーズさんの書評見て図書館でかりて来ました。
日本の美しいはずの景観を壊す、風景の中の送電線鉄塔、電信柱、看板、巨大建築、山の中で必ず見る堰堤、護岸工事の工業的なコンクリート構造物を写真豊かに並べて論じます。著者は日本の風景と伝統を愛して40年も関わっている外国人です。
「看板をたくさん並べて、
10年ほど前の、影響の大きかった本です。文庫で新刊になり、今回初めて読みました。ビジネスとして農家をするのは大変なことでしょうが、自分の家族とご近所さんに配る分くらいの食べ物を作っていけたらいいなあと常々思っておりました。
著者が勧めるのはそういう人生でした。自分の家族が食べられる規模の農を家族で
山野井泰史の10年ぶりの本、読みました。
前回の本は10年前でした。
山野井氏とはほとんど同世代ですが、僕とは比べ物にならないピシャリと狙いを定めた青春で、気持ちのよいほど一直線の垂直アルパイン人生です。あの時代にそんなことをしていたのだなあと感慨深く読みました。
今回の本は、ギャチュンカン生
1972年3月の24人遭難死の事例紹介です。
積雪期に南岸低気圧などで大量の雨が降ると、積雪下層に氷水がたまり、そんなところを緊急下山しているうちに下半身が冷えきって急速に低体温症になり多くが疲労凍死しました。その雪崩も通常のとは全く違う、氷の土石流のようなものになると云います。40年前の大遭難の
本を書くほどの人のツイッター中にはとてもおもしろいものがあります。そんな一人の能楽師安田登さんの「日本人の身体」は、気になることがたくさん触れられていて、興奮する一冊でした。
身体とは何か？近代が失った人の心身とは何かについての書です。
言葉の語源を説明し、古典をたくさん引用し、わすれてしまって
無謀な戦争を、どんないきさつで始めてしまったのか、当時書かれた文書や新聞を丹念に読んで、どんなノーリターンポイントを過ぎてそうなったかを読み易くまとめた本でした。幕末、日露戦争、統帥権、八紘一宇、鬼畜米英、戦艦大和、特攻隊、原子爆弾、八月十五日、昭和天皇、新聞、それぞれに関してのまとめです。
著者
この週末、北岳バットレスを登ったので、書棚の古い本を読み返しました。東京商科大一橋山岳部の部報、「針葉樹９號 昭和12年」です。北岳バットレスのルートは1930年代に初登が続き、一橋の小谷部全助たちが、冬季初登を二年続けて通って成し遂げました。こんな素敵な未踏の壁を前に、張り切って計画して、張り切っ
山梨県内の戦国期のほとんどの山城や館を、地形図、スケッチ、詳細図面で紹介した、郷土史家の書。先人の文献はたくさんあるけれど、これだけ図が多いのは初めてではないかな。全部足で歩いて書いた記録です。五百沢智也氏のヒマラヤ本思い出します。
甲斐一円は武田時代の16世紀に、盆地を囲む峰には無数の烽火台と物
この数日、引き込まれて読んだ久しぶりの小説です。といってもほとんどドキュメンタリーです。旧七帝国大学の柔道部だけが継承する、点取りルールではない寝技中心の「練習量だけが勝敗を決する柔道」にうちこむ北大柔道部の青年の昭和61年の物語。僕の同時代の、よく知っている人たちや町並みがたくさんでてくる、人ごと
胡椒の独占で栄えたヴェネチア、それを求めたコロンブスやマゼランの話、古代中国で流出を厳しく管理した桑の葉、黒人奴隷をアメリカへ運んだサトウキビや綿花、ボストン港に投げ込まれた茶の意味、貧富の差を広げ、権力を集中させた小麦やコメ。じゃがいもとアイルランドの物語。
はじめは世界のどこかだけにあった植物
五合目佐藤小屋で以前見せてもらった「富士行」という写真集、1960年代から90年代までの白黒ばかりで、今はなき人たちや小屋、今はほとんど人が寄り付かない歴史的名所の写真などがふんだんにあり、すごくおもしろい本です。ネットで探したら、たった100圓でした。山麓に住む、佐々木留雄さんの本です。
196
岳人の発行が東京新聞出版局からモンベルにかわって初めの一冊。編集長はモンベル代表の辰野勇氏本人自ら。いきさつも触れられていて、岳人出版継続断念のごあいさつまわりを受けた際に即断で引受の申し出をしたとありました。こういう即断社長すごいなあ。
ぼくはぴしっと小さいB5判が好きです。表紙も畦地梅太郎で固
次号からはモンベルの関連出版社からになるという岳人東京新聞最後の号を買ってきました。
出版社が変わるとどうなるのかは読んでみないと分かりませんが、これまでのアーカイブ的な特集ページを読んで、さまざまな記事を思い出しました。
「岳人アーカイブズ こんな山、人、記録を紹介してきました」
の「初登攀
もったいなくてちびちび読んでいた剱沢幻視行の感想、北大山岳部の書評コーナーに寄稿しました。
http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/AACHBlog/details.php?bid=700
全然書評になってなくて済みません。ぜひ読んでもらいたい本です。
山伏、修験道の読みやすい入門書で、山登り好きの人が、山の歴史や修験道、山の手ブラ技術、信仰史、身体能力、鉱物、祭り、芸能に興味を持っているなら、読むと面白いです。
著者は山伏。1975年生まれで、研究実践していて、出羽三山で籠ることが多い山伏。
ヒジリ、ヤハタ、シジマ、タタラ、モノ、ブシ、モノノ
朝ドラの花子とアンは甲府出身のおばさんの話なので実家は甲府のどこズラ？と思っているのですが、どこなのかよくわかりません。ロケ地のボロ屋はうちの裏山を登ったところなのですが。
それで、前に花子が東京から実家の母親に書いたハガキが大写しになった際、宛名住所に、「甲府市阿母村落合」と書いてありました。甲
以前この場で紹介した伊沢さんの「くうねるのぐそ」の子供むけ絵本を図書館にて発見しました。本気のエコロジ本です。今回は「調査用のぐその仕方」なども図解があり、こどもの自由研究にも役立つかもしれません。
人間は普段、思い込みの檻の中に安住していますが、伊沢さんのおかげで、キノコ目線になる事のすばらしさ
今週櫛形山に登ったので、図書館で1954年の古い本、「櫛形山」を読みました。登った山に関する本を読むのが好きです。櫛形山は甲府に来るまで知らなかった「ふるさとの名峰」ですが、麓に住んで朝夕眺めていると登りたくなる山です。
今回登った平林集落の氷室神社ともう一つの古い穂見神社に関することや、今は
存命中では最も敬愛する登山家の一人、和田城志さんの本がとうとう出ました。届きました。読んでます。泣いてます。
本の帯には「最後の”怪物登山家”」と書かれています。が、多面的なのです、人は。
http://www.tokyo-np.co.jp/tbook/shoseki/tko2014030104
本を読むのが好きなので書評を読むのも好きです。ネット上のHONZという書評サイトで人気の書評を集めた本、「ノンフィクションはこれを読め2013」読んでます。去年一年の好評本の書評集です。これは読みたくなる。関係ない分野ほど読みたくなります。書評の魔力ですね。
「弱くても勝てます」「出ない順、試験に
がんの治療法に関し、本当の事はわからないけれど、常識と思われている事の不確かさについて考えてみる事が出来る本です。近藤誠さんの本、とうとう菊池寛賞受賞してしまいました。この一年とても売れた本だそうです。
▼がんに関して、医者が出来る治療は無い。▼がんと診断されるものにはがんと「がんもどき」があり、
きょうのグーグル検索表紙絵は吉田初三郎風だったので調べたら、大正の鳥瞰図絵師吉田初三郎の記念日だそうです。この人の絵はあちこちで見るのですが、時間を忘れて眺めてしまいます。ちょうど大正時代の旅行が盛んになり始めた頃の観光マップです。戦争で焼けてしまった昔の町並みが描かれていて、その様子も見所です。こ
1911年（明治44年）に穂高や甲斐駒、木曾駒はじめあちこちの日本の山を登りに来た普通の山好きドイツ人の紀行。ウェストンより20年後の時代で、中央線は通っていて日露戦争も終わっている頃。富山から立山、戸隠、妙高、富士山。
甲府、日野春から甲斐駒に登れば、講で登る信仰登山の一派がいて、その様子に惚れ
日本の山の近い過去の歴史。明治期〜1950年代までの里山の写真に、やけに禿げ山ばかりの山の写真が多いと思っていはいたが、驚きました。多摩川源流の甲州市一之瀬や十和田の南八甲田一帯の禿げ山写真には、現在の現地を知っているだけに驚き。確かに、緑豊かな函館山も、明治初期には禿げ山の写真でした。ネパールもパ
天気のよい休日だけど、こどもと遊ぶ気分の日なので、中心部のサビレ商店街のえびす講祭りを通りぬけて、かろうじてやっている、シネコンではない映画館に徒歩で行って見てきました。封切り日なのにお客は10人以下で寂しかったなあ。
良い映画でした。日本最古の9世紀のフィクション、竹取物語はつくづく不思議な物語
この連休、山岳部の現役学生の山行の下山連絡係を引き受けました。丹沢で日帰り5連発の沢登り山行で、毎日連絡があります。
私の大学山岳部は山行計画を立てたら部員全員でそれを検討し、入下山の連絡をして、遭難があれば助けに行きます。だからお互いに責任があり、経験にあった力量、力量にあった計画でなければ承認
先日ぱそこむさんの日記で山梨百名山の話がありました。あちこち転勤してきたので各地のご当地百名山本を持っています。一番古いのは信州百山（信濃毎日新聞社・1970）と信州百名山（清水栄一・1979）。それから90年代に中高年登山＆百名山ブームが起きて、各地でご当地百名山の本が出ました。北海道百名山（山と
4月に発売のころ図書館で予約した村上春樹の新作「多崎つくると・・・」の順番が50人まわってやってきて、読みました。おもしろかった。組み立ての面白さはもちろん、ことばのひとつひとつが良く、声に出して読む速さで読みたくなるものでした。速読するのがもったいないという感じでした。
村上春樹、宮崎駿、それに
最近の富士山に関するTV番組の中でいちばん、こういうのが見たかったと思ったのがETV特集で6月8日に放送した、「富士山と日本人
〜中沢新一が探る１万年の精神史〜」という番組でした。富士がどのように信仰されてきて、日本人は何を考えて来たのかをたっぷり見せてくれる内容でした。
http://www.
きのう触れた、目利きの店主のいる、さびれ商店街の操業94年の小さい書店で、予期せず買った雑誌です。
小さい庭でカボチャ、ナス、トマト、トウガラシ、ピーマンなど育ってきました。こういうのはプロに任せておいても買えますが、一番の楽しみは、パクチ、ミョウガ、トウガラシ、バジル、シソなど、買うと高くてちょ
本屋のおやじがお勧め本を送ってくれる、札幌のくすみ書店の友の会「くすくす」から、第一回のお勧め本リストが到着しました。今回は以下の10冊からひとつ（文庫や新書は2冊）選びます。全部の本の紹介がなんとすべて手書きです。都内でよく立ち寄る品揃えの良い本屋さんに立ち寄ってネタを見つけたり、本屋なりの目利き
凄い本です。「ヒトが自然に返せるものと言ったら、ウンコしかない。ウンコはトイレに流せば厄介なゴミに成り下がるが、じつはヒト以外の生き物にとってはたいへんな御馳走なのだ。私がそう断言できるようになったのは、長年試行錯誤を繰り返し、さらには百以上の野糞を掘り返し、見て触れて、嗅いで味わった経験があってこ
札幌のくすみ書房は、ブルータスの「本屋好き」特集にも載った、本好き、本屋好きにはうれしい企画を連発してくれる小さい本屋さんですが、その活動とは裏腹に経営が危なく、いま復活をかけて支援会員の募集をしているそうです。
http://kusumierika.com/shobouplus/
お店
▲少し前、書評で「アメリカ黒人の歴史(中公新書)」はいいよ、というのを読んで、図書館で借りて読みました。南北戦争では南北軍の米兵併せて60万人死んだそうです。さきの日米戦独米戦併せても米兵死者は30万人だそうだからアメリカにとっていまも大きな大事件でしょう。南北戦争中に黒人兵はどういう扱いだったのか
図書館には絶版になっていた本がたくさんあります。
冠松次郎と云えば今世紀初頭に黒部川を歩きまわり、名著もたくさん。黒部好きなら大好きな登山家ですが、なんと富士山の本も書いていました。山麓の甲府に来ると、こういう本が見つかります。昭和23年の版。厳冬期含め四季を通じ登っていて、どのルートも書いていて
ポリ袋にハンバーグのたねとソース入れて20分ゆでて煮込みハンバーグ、袋にツナと卵を入れて混ぜたものを10分ゆでたらツナ卵料理・・・と、ポリ袋を使った料理本があり〼。先週毎日新聞の人気本紹介で読み、本屋で山積みでした。1000円なのでうっかり買って帰りました。
これは山での料理に、なか
この前の北海道の暴風雪の日に、こどもを抱いて亡くなったお父さんの話は何度も思い出しては泣けてくる話です。
昔、小学校の教科書で読んだ「少年駅伝夫」の話は、心のどこかにいつも残っていました。吹雪の中で身を守る術を山岳部のイグルー術で身につけたときも、この話を思い出しました。
話の大筋は、スウェーデ
教育テレビの「100分で名著」という番組でフランクルの「夜と霧」今夜11時から再放送です。ナチスの強制収容所を生き延びた精神科医フランクルの名著で、読まずに死ねない一冊です。凄くたくさんの人の人生を変えた本として有名です。
どんな人生にも意味がある／極限の状況で最も最後まで生き残れたのは体力の強い
図書館で見つけた本があまりに良い出来で、出版元の博物館に問いあわせたら、在庫が全部あり、まとめて買いました。
博物館の出す図録のミニ版で一冊1000円（3だけ500円）ですが、すごく良い出来です。古い絵図や古写真がふんだんに使われていて、たくさんある遺構の背景がよくわかります。富士山の山頂だけでな
新しい転勤地に引っ越して、すみかの周りの山を登ろうと調べるのに、30年前、高校生の時先生にもらった日本百名山を開く。この本で日本中の山を憶えたけれど、その都度、違う山域に住んで読み返すと、なるほどと分かる。その頃はもちろん百名山ブームなどなかったし、深田氏の信条は、俗化してゆく山を嘆くトーンが基底に
という特集に、いろんな人のウラワザが紹介されています。何かいい知恵ありますか？と問われ、いくつかyoneyamaも書きました。ストックで三脚法、とかイグルーで脱糞法とか、図解入りで載せてくれました（本当に載るとはおもわなかた）。他の人の名案もあり、面白かったです。パラシュート生地で超ウスウスオーバー
東京の社会人山岳界の源流、墨田区緑の緑山岳会の寺田甲子男氏の本。ケンカケンカ、遺体収容、またケンカと、まるで男一匹ガキ大将の世界。大正１３年生まれの戦前、戦後の谷川岳事情が書いてありすごくおもしろい。
僕は大学山岳部系の育ちなので、この岩壁登攀社会人の流れにこれまであまり深い縁がなかったのだが、と
春の花をめで、秋の紅葉をのみめづるはものかは、夏の青葉こそあかずめづらしけれ。そのころの空のけはひ、日々にこころよく晴れわたりて、あつからずさむからぬ風の音なひ、ほどよくはだへに吹とほりつつ、家にあられぬここちぞする。
「春の花や秋の紅葉だけを賞嘆するのではなく、夏の若葉こそが限りなくすばらし
「江戸の紀行文」中公新書がおもしろかつた。江戸時代は有史以来の太平で、初めて長距離旅行を楽しめる様になつた時代。膨大な紀行が残つているのに、今はほとんどが活字化されていないといふ。その面白さを著者が紹介し「これを読め〜読め〜」と魔力をかけ〼。
自分の書いた紀行が数百年たつてどのやうに
青森の山仲間の大先輩の残した、以前所属していた山岳会時代の山行記録集(20年前のもの）を市民図書館で見つけた。
これは秋田、青森県境を数年かけて全部つないだ試みです。御本人に手助けして、全部ヤマレコにアップしました。今はこんな記録を残す山岳会、もうないでしょう。貴重な記録と思います。トップページの
「筑摩書房の世界ノンフィクション全集３巻」というのを一橋大学図書館のご自由にお持ちくださいコーナーでいただいた。いずれも抄訳ながら、よくまとまっていた。
エドモンド・ヒラリーの「わがエヴェレスト」
チャールズ・リンドバーグの「翼よあれがパリの灯だ」
フリッチョフ・ナンセン「フラム号漂流記」
パタゴニア全般で手持ちの本を並べてみた。うちには古本屋みたいな本棚があるので無いと思っていても結構出て来た。
シプトンの「未踏の山河」、テレイの「無償の征服者」、ティルマンの「高い山はるかな海」、ダグ・スコットの「ビッグウオールクライミング」、ボニントンの「地の果ての山」。今夜はシプトンだけ斜め読
え〜また書評を書きました。他ブログへの転送で済みません。
oracionさんも書いていましたよ。
http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/AACHBlog/index.php?cid=7
今月、来月あんまり山に行けそうにないのですが、読書は快進撃し
先日ざっと紹介しましたが、あらためて読み込んで長く書きました。チベット、探検、人生、山、いろいろ含んだ面白い本です。山読書スキな方、お勧め本です。角幡さんは、同時代の真っ当な探検家です。
http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/AACHBlog/detai
ヤマレコ図書館の書評にも挙げました。同世代、若い世代の、指南本ではない、長く読まれるだろう新刊２冊です。
○百年前の山を旅する 服部文祥
100年前、田部重治、ウエストンがたどった縦走登山を当時の装備と装束でたどる。道具を捨てた山登りの手法で、なぜ登るか、山登りとは何かを考える面白い本。
NHKラジオフランス語講座、けさ今期の最終回だった。清岡さんとレナさんの漫才授業ほんとうにおもしろかった。ラジオ講座の最終回を聞いて涙ぐむなんて。きのうは二人が夢の中にまで出てきて驚いた。講師陣は半年ごとに変わりますが、半年後にまるごと半年かけて再放送することもあり升。清岡先生はブログあり升。この人
ヤマレコの山の本レビュー（上の緑のボタン右から三つ目）には、アマゾンに画像のない古い本でも、アマゾンに本の番号だけは載っているのでたいていは登録できます。
ここに本を登録するというヤマレコサポートがあります。もし未登録のおすすめ本があれば登録して、紹介文を添える事ができます。手持ち本があれば下記の
アイヌのクマ世界観と、実践ガイド、それに良い写真集をかねた本です。↓
http://www.yamareco.com/modules/amaxoop2/article.php?lid=1276
アイヌ最後のクマ撃ち、姉崎等さんの実践クマ話です。↓
http://www.yamareco
ヤマレコ山の本紹介を見ていたら、山と渓谷連載の漫画・でこでこてっぺんが遂に単行本になったそうで！作者のゲキさんは僕のお友達なんです。
単行本に入っているか落ちているかは不明ですが、光栄にもネタになった事もありました。関西ノリの漫才漫画です。
http://www.yamareco.com/m
ヤマレコの「山の本」の登録、何冊かしてみました。
http://www.yamareco.com/modules/amaxoop2/index.php?cid=21&cid2=81&Sort=New&Page=2
今書店に売っている山の本のほとんどはガイドや指南本か雑誌か漫画ばかりですが、ぼくは
日記
カテゴリー「読書 書評」の日記リスト
全体に公開
2025年 04月 25日 19:20読書 書評レビュー（書籍）
日高山脈ファンブック発刊、寄稿しました！
2025年 04月 18日 11:11読書 書評
お気に入りの古書店を構築
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2025年 04月 05日 08:12読書 書評
「円空の冒険」を巡る冒険 大垣の清水さん
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2025年 03月 06日 20:27読書 書評
鉢伏山の災害史本を見つけた
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2025年 01月 31日 09:59読書 書評
川の名前が流れ下る
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2025年 01月 26日 20:36読書 書評
北極圏の先住民地図を手書きで複写
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2024年 11月 16日 19:40読書 書評
【読書備忘】アルプス越えの鎌倉街道
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2024年 11月 11日 13:54読書 書評
またしてもインドとシベリア 図書館、読書メーター
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2024年 10月 02日 22:21読書 書評
図書館で「出会っちゃった本」インド→おりたたみ自転車で輪行
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2024年 09月 22日 15:29読書 書評
30年前の地球の歩き方
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2024年 08月 19日 19:18読書 書評
【読書備忘】バリ山行 松永K三蔵
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2024年 08月 15日 11:10読書 書評
WordやExcelやPagesやNumbersやGoogleDriveやiCloud
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2024年 06月 20日 22:22読書 書評
【読書備忘】木曽義仲の隠れ城―朝日ケ峯城址 謎を秘めた大遺跡 (1973年)
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2024年 06月 11日 04:13読書 書評
鬼面山の童話
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2024年 05月 30日 23:33読書 書評
信濃地質図を手にしました
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2024年 05月 09日 11:03読書 書評
奈良井川研究読書
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2024年 05月 03日 22:22読書 書評
春の神坂越えを古代人のように
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2024年 04月 22日 15:52読書 書評
友人が地域の文学賞の大賞を受賞・昇仙峡開削の物語です
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2024年 02月 03日 20:34読書 書評
1月は6冊読みました。
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2024年 01月 08日 16:43読書 書評
亡くなったセンパイの本を古書店で
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2023年 10月 08日 05:49読書 書評
2023年9月の読書メーターまとめ
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2023年 09月 01日 17:06読書 書評
2023年8月の読書メーターです
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2023年 08月 27日 20:09読書 書評
牧野原色図鑑でウリのページ
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2023年 08月 22日 05:26読書 書評
【読書備忘】槍・穂高・上高地・地学ノート
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2023年 08月 21日 05:45読書 書評
山渓に書評 天才か人災か？松本雪崩裁判の真実 泉康子
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2023年 06月 13日 20:42読書 書評
深田久弥の世界百名山
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2023年 06月 01日 21:27読書 書評
【読書備忘】帰れない山
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2023年 05月 13日 14:09読書 書評
【読書備忘】エスキモーになった日本人
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2023年 04月 26日 23:23読書 書評
【読書備忘】What's Next?終わりなき未踏への挑戦 平出和也
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2023年 04月 11日 22:14読書 書評
【読書備忘】天才か人災か？松本雪崩裁判の真実 泉康子
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2023年 03月 20日 10:00読書 書評
【読書備忘】彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか 柏 澄子
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2023年 03月 07日 20:08読書 書評
【読書備忘】酔いどれクライマー永田東一郎物語 80年代ある東大生の輝き
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2022年 12月 28日 20:01読書 書評
東三河の地域本＆古道探索本
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2022年 12月 15日 21:25読書 書評
【読書備忘】恵那山と生きる
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2022年 10月 27日 20:13読書 書評
ドン・コサックとタタール人
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2022年 07月 31日 22:55読書 書評
名古屋のシマウマ書房で古い本
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2022年 07月 25日 21:23読書 書評
名古屋の本屋TOTEN BOOKSTORE
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2022年 07月 12日 09:55読書 書評
【読書備忘】ホハレ峠 大西暢夫
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2022年 03月 25日 07:55読書 書評
屏風山脈の旅
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2021年 11月 15日 20:24読書 書評
山と渓谷12月号にイグルー紹介記事です
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2021年 10月 22日 21:50読書 書評
玉枝さんと木下さんのおくやみ
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2021年 09月 20日 06:53読書 書評
【読書備忘】木曽の杣うた
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2021年 08月 29日 04:42読書 書評
ドイツの本、連読
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2021年 05月 24日 20:42読書 書評
樹林の山旅・復刻版 森本次男
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2021年 04月 25日 08:14読書 書評
【読書備忘】岐阜百秀山 清水克宏
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2021年 04月 19日 06:41読書 書評
電子書籍端末をはじめました。
本は紙だろ！というオヤジなんですが、最近新しい分野にいろいろ首をツッコミ始めると、実用本を読みたくなる機会が多く、同じ読書でも、思索するツールではなく、How to doを学ぶ本が増えまして、紙ではないほうが助かるようになりました。
そういう本は数年後には情報も古くなるし、装丁もまるでスーパー
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2021年 03月 07日 11:14読書 書評
【読書備忘】ぶらっとヒマラヤ 藤原章生
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2021年 01月 21日 20:05読書 書評
読書・興味を持ったことに関して本を探す方法
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2021年 01月 17日 09:47読書 書評
【読書備忘】チャップリンとヒトラー ほか3冊
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2020年 12月 16日 21:42読書 書評
名古屋のヒマラヤ登山50年の本
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2020年 11月 20日 08:10読書 書評
図書館の地方差
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2020年 11月 19日 09:00読書 書評
愛知の１００山（旧版）発見
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2020年 11月 15日 21:22読書 書評
坂本直行とペテガリ岳（岳人12月号）
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2020年 09月 29日 22:10読書 書評
【読書備忘】人間の土地へ 小松由佳
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2020年 09月 27日 10:39読書 書評
【読書備忘】ふたりきりの戦争
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2020年 09月 14日 15:18読書 書評
【読書備忘】五月の雪 クセニヤ・メルニク
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2020年 07月 22日 21:43読書 書評
【読書備忘】「日本軍兵士」（文春文庫）/猫を棄てる（村上春樹）
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2020年 06月 07日 10:08読書 書評
ブーブー紙で古書を包む
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2020年 06月 05日 15:12読書 書評
【読書備忘】戦場の秘密図書館
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2020年 04月 21日 19:43読書 書評
書庫の山行。
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2020年 04月 05日 18:07読書 書評
【読書備忘】大西良治「渓谷登攀」
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2020年 02月 17日 22:10読書 書評
「感動を与える」「勇気をもらう」の違和感がわかった
90年代後半くらいから表題の二つの言い方がはやりだしたのですが、どうしても違和感があり、自分の口からは出ません。 日本語と英語の文法から来る思考の違いの本を読んでいて、 これは英語の影響を受けた言葉なんだと気がつきました。
金谷武洋氏はモントリオールの大学で日本語を教えている文法研
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2019年 12月 20日 17:41読書 書評
甲斐山岳・山梨県101〜200名山
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2019年 11月 29日 13:28読書 書評
ご自由にお持ちください本
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2019年 11月 05日 20:45読書 書評
【読書備忘】有明山史 古書店で郷土本
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2019年 10月 20日 19:22読書 書評
【読書備忘】熱源
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2019年 09月 28日 15:45読書 書評
【読書備忘】アート・オブ・フリーダム
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2019年 09月 24日 22:35読書 書評
【読書備忘】木彫りクマ図鑑
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2019年 09月 19日 08:19読書 書評
【読書備忘】おならのサイエンス
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2019年 09月 05日 15:51読書 書評
Back in the U.S.S.R. 1968年の世界
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2019年 08月 28日 19:47読書 書評
山の本二冊 まだ読んでないけど紹介
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2019年 06月 24日 18:37読書 書評
【読書備忘】最近のロシア読書ブーム
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2019年 06月 23日 17:54読書 書評
土曜日の読書、集中の相乗効果
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2019年 05月 31日 05:36読書 書評
木曽のフリー情報誌・木曽人でニノ池小屋
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2019年 03月 12日 19:51読書 書評
【読書備忘】仏教抹殺
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2019年 01月 05日 22:47読書 書評
【読書備忘】お正月読書
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2018年 12月 25日 06:16読書 書評
ルーティーン・行
仏教の本を読んでいたら、苦しみや怒りを克服する実践的な手段としての「行」のことが書いてありました。自分でも時に抑えきれない怒りを、どう制御するか。不安や緊張や不愉快な気持ちをどう克服するか。仏教ってかなりリアリストというか実践的なんですね。宗教的ではない側面がかなり多いと思います。
瞑想や座禅は一
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2018年 12月 08日 17:24読書 書評
想念は流れる川で、自分の心の中なのに何が流れてくるのか予測できない。
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2018年 11月 01日 23:24読書 書評
【読書備忘】松本連隊の最後 山本茂実
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2018年 10月 19日 22:02読書 書評
【読書備忘】女系図でみる驚きの日本史×素数ゼミのなぞ
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2018年 10月 06日 22:54読書 書評
【読書備忘】山の雑学百科 岳人編
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2018年 06月 22日 21:33読書 書評
ワールドカップで変化を知った百万人都市
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2018年 06月 18日 05:35読書 書評
【読書備忘】定年後
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2018年 06月 04日 21:08読書 書評
ロクスノに書評書きました。極夜、新冒険論。
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2018年 06月 01日 00:22読書 書評
旧友の遺稿・追悼集がようやく
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2018年 05月 24日 09:25読書 書評
「海賊辞典」がおもしろい。
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2018年 04月 30日 07:31読書 書評
木曽義仲復権を訴える郷土図書
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2018年 03月 09日 21:33読書 書評
ものがたりの力
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2018年 03月 05日 23:26読書 書評
著作権、といあわせ。敬意あるパクリは世の宝
すこしまえ本を出版したのですが、先日、その中の一文を、ある模試の問題に使わせて欲しいという旨の手紙をいただきました。
国語の試験でよく取り組んだ、括弧にあてはまる接続詞を次から選べ。傍線の部分の指す内容として正しいものは次のどれか。というあの例文に選んでいただいたのです。これはうれしい。出版時に劣
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2018年 02月 13日 23:45読書 書評
モンベル岳人は山の文化雑誌になっています
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2018年 01月 22日 22:20読書 書評
【読書備忘】騎士団長殺し
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2017年 12月 18日 23:21読書 書評
【読書備忘】測り方の事典
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2017年 11月 13日 09:59読書 書評
椋鳩十記念館にネコ
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2017年 09月 05日 22:37読書 書評
雑草の名前・名前なきものは見えないもの
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2017年 08月 05日 07:44読書 書評
近代松本地図集成、買ってしまって〼
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2017年 06月 06日 20:51読書 書評
買ってしまったよ！信濃の山城と館4・松本塩尻筑摩編
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2017年 05月 23日 23:59読書 書評
【読書備忘】シベリア出兵
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2017年 05月 15日 09:09読書 書評
【読書備忘】アーバンサバイバル
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2017年 05月 04日 09:01読書 書評レビュー（書籍）
【読書備忘】ミルクを飲まない文明、図説大航海時代、困難な成熟、シベリア出兵、絵が語る知らなかった江戸のくらし農山漁民の巻
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2017年 04月 20日 09:33読書 書評
地平線会議のリポート 花谷泰広さんの近況
山梨県北杜市で登山ガイドのピオレドール登山家、今年上映のメルー峰で人生を変えたという）花谷泰広さんが今年から甲斐駒ケ岳黒戸尾根の七丈小屋の管理人になります。
花谷さんは一昨年からヒマラヤキャンプといって、以前のように山岳会や山岳部でヒマラヤに行く人、機会が減ったいま、若い世代にそれをつなげてもらお
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2017年 04月 19日 23:00読書 書評
【読書備忘】無名峰 島田茂（日高山脈の40年間の個人山行記録集）
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2017年 04月 17日 21:23読書 書評
岳人5月号鉄道で行く山 寄稿しました
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2017年 03月 24日 06:43読書 書評
岳人4月号 百名山を雪と沢で
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2017年 03月 16日 21:40読書 書評
NHKエコチャンネル 3/29サイト閉鎖です
NHKエコチャンネルというサイトで何度かブログを書いて、山の映像リポートを載せてきましたがこの年度末でサイトが無くなることになりました。はじまりの2010年ころは、山のリポートをネットでいつでも見られるようになった事自体が最先端でした。放送ならばローカルで、一回でおわりの労作映像リポートも、このサイ
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2017年 02月 24日 09:14読書 書評
【読書備忘】社会を変えるには
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2017年 02月 08日 22:56読書 書評
【読書備忘】岩と雪BEST SELECTION1958-1995
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2017年 01月 18日 19:14読書 書評
書評・サワっちょの本
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2017年 01月 16日 20:40読書 書評
【読書備忘】天狗の研究
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2017年 01月 13日 20:05読書 書評
【読書備忘】五色の虹・満洲建国大学生たちの戦後
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2016年 12月 11日 16:07読書 書評
終日読書の晴れた週末
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2016年 11月 27日 15:55読書 書評
【読書備忘】銀のスケート／ハンス・ブリンカーの物語
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2016年 11月 15日 16:47読書 書評
【読書備忘】正座と日本人
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2016年 11月 10日 23:16読書 書評
【読書備忘】人工知能と経済の未来
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2016年 10月 08日 19:26読書 書評
これまでの本屋さんに感謝したい気持ち
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2016年 10月 01日 19:47読書 書評
ちくまプリマーブックス「冒険登山のすすめ」
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2016年 08月 12日 22:06読書 書評
【読書感想】オリーブの丘へ続くシリアの小道で
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2016年 08月 08日 08:25読書 書評
1910年の日本の全国詳細地形図
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2016年 07月 27日 08:40読書 書評
暮しの手帖96 特集戦争中の暮しの記録 1968 うちにありました
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2016年 07月 02日 13:29読書 書評
伊藤正一さんおくやみ
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2016年 06月 29日 18:20読書 書評
【読書備忘】外道クライマー 宮城公博
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2016年 03月 21日 21:59読書 書評
【読書感想】山あり愛あり 佐川光晴2013
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2016年 03月 04日 06:11読書 書評
【読書備忘】生きて帰ってきた男ーある日本兵の戦争と戦後ー
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2016年 02月 26日 19:13読書 書評
【読書備忘】世界の辺境とハードボイルド室町時代
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2016年 02月 09日 12:27読書 書評
【読書備忘】バーチャル日本語「役割語」の謎
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2016年 02月 04日 19:27読書 書評
【読書備忘】洞窟オジさん
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2016年 01月 23日 12:15読書 書評
図書館の本検索サイト／カーリルはいいですよ。
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2016年 01月 13日 20:55読書 書評
白水社の日本登山大系が、全巻復刊したようです。
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2016年 01月 12日 05:07読書 書評
千塚物語 甲府市千塚のローカル古代フィクション
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2016年 01月 09日 20:21読書 書評
【書評】インド・ヒマラヤ（ナカニシヤ出版）
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2015年 12月 30日 06:29読書 書評
ナカニシヤ出版から年末だっちゅーのに凄い本二冊
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2015年 12月 29日 06:15読書 書評
手作りヒマラヤ登山隊 カラコルム・スパンティーク報告書
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2015年 12月 28日 07:33読書 書評
【読書備忘】山の名前っておもしろい
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2015年 12月 20日 17:43読書 書評
鳥獣戯画、筆つかい入門
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2015年 11月 25日 22:04読書 書評
山交古書祭り
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2015年 11月 23日 18:26読書 書評
【読書備忘】腸を鍛える／ヨーグルト1日300グラムの著者
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2015年 11月 16日 21:39読書 書評
【読書備忘】失われてゆく、我々の内なる細菌
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2015年 10月 20日 21:53読書 書評
古城探訪案内本｢山梨の古城」（読書の備忘）
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2015年 09月 08日 10:11読書 書評
kotoba(ことば) 2015年10月号地図特集、たいへんおもしろいですよ
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2015年 09月 04日 09:38読書 書評
【読書】生まれる地名、消える地名（ダサい自治体名は元に戻して欲しい）
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2015年 08月 28日 21:09読書 書評
【読書備忘】桑原武夫 登山の文化史
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2015年 08月 16日 20:50読書 書評
読みたい本のメモを読書メーターに
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2015年 08月 11日 02:39読書 書評
【読書】トレイルランナーヤマケンは笑う
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2015年 07月 22日 17:38読書 書評
【読書備忘】「流域地図」の作り方
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2015年 07月 15日 15:59読書 書評
【読書感想】ウルフ・ウォーズ 絶滅オオカミの再放獣
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2015年 06月 29日 21:23読書 書評
【読書備忘】オオカミの護符
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2015年 06月 28日 21:15読書 書評
【読書備忘】写真と地図でめぐる軍都・東京
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2015年 06月 18日 22:03読書 書評
【読書の備忘】戦後史関連の三冊
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2015年 06月 12日 08:40読書 書評
【読書備忘】オオカミが日本を救う！
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2015年 06月 03日 21:58読書 書評
【読書の備忘】ダーチャと日本の強制収容所
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2015年 05月 28日 21:09読書 書評
なつみちゃん文庫・・・アラビアンナイト
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2015年 04月 23日 17:10読書 書評
パン屋に伝えることば
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2015年 04月 19日 16:53読書 書評
体を鍛えて、健康にいいものを食べて、深酒せず、早寝早起きをする
天気の割とよい週末で残雪の具合も良いのですが、我が家の女二人が風邪で寝込んでいるので看病で自宅待機。炊事洗濯お掃除などして、久しぶりに溜まった新聞を読むと共同通信系の地方紙（うちは山梨日日新聞）で、村上春樹インタビューの連載が。
村上さんの小説は、闇の世界から開かれた世界へと抜け出す物語が基調にあ
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2015年 04月 06日 21:13読書 書評
【読書備忘】田舎暮らしに殺されない法（丸山健二）
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2015年 03月 19日 19:00読書 書評
【読書の備忘】現代霊性論 内田樹／釈徹宗
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2015年 03月 13日 06:21読書 書評
【読書備忘】愛と暴力の戦後とその後
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2015年 02月 16日 19:27読書 書評
PEAKS3月号で、イグルー作りました。
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2015年 01月 29日 05:22読書 書評
【読書備忘】K2 服部文祥 新潮2月号
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2015年 01月 28日 05:26読書 書評
【読書の備忘】消滅した国々 吉田一郎/社会評論社2012
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2015年 01月 25日 12:47読書 書評
【読書備忘】地域の中の軍隊３中部／山梨のアジア太平洋戦争
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2015年 01月 17日 07:53読書 書評
バスの山登り スバらしきバス
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2015年 01月 08日 19:06読書 書評
【読書の備忘】日本劣化論、高い城の男、イタリア敗戦記、地方消滅の罠
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2014年 12月 24日 18:48読書 書評
岳人1月号 寸評
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2014年 12月 19日 04:37読書 書評
【読書備忘】パンの世界 志賀勝栄 講談社選書メチエ
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2014年 12月 15日 05:05読書 書評
【読書備忘】『ニッポン景観論』 アレックス・カー
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2014年 12月 11日 18:26読書 書評
【読書備忘録】半農半Xという生き方・塩見直紀 ちくま文庫
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2014年 12月 07日 20:01読書 書評
【書評】アルピニズムと死 山野井泰史 2014.11
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2014年 11月 26日 20:03読書 書評
スラッシュ雪崩 雪代災害（山岳109年 2014）
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2014年 11月 13日 18:06読書 書評
読書備忘録 日本人の身体 安田登 ちくま新書
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2014年 11月 03日 07:57読書 書評
読書感想 あの戦争と日本人（半藤一利2011）と多摩の歴史
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2014年 09月 18日 19:00読書 書評
北岳バットレス 冬季初登1937の記録読む
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2014年 09月 12日 21:11読書 書評
甲斐の山城と館 （読書備忘録）
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2014年 09月 10日 21:52読書 書評
七帝柔道記 （読書の備忘）
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2014年 09月 05日 12:25読書 書評
図説・世界史を変えた５０の植物（読書の備忘）
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2014年 08月 18日 09:11読書 書評
少し昔の富士山の写真集「富士行」
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2014年 08月 17日 16:06読書 書評
あたらしい岳人9月号
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2014年 07月 26日 20:37読書 書評
岳人8月号 東京新聞からの最終号
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2014年 07月 24日 22:04読書 書評
剱沢幻視行 感想
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2014年 06月 28日 07:48読書 書評レビュー（書籍）
山伏ノート
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2014年 05月 21日 04:07読書 書評
花子とアンと赤毛のアン
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2014年 04月 18日 08:34読書 書評
うんこはごちそう
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2014年 04月 09日 13:33読書 書評
櫛形（くしがた）山の古い本
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2014年 03月 16日 11:42読書 書評
剱沢幻視行
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2014年 03月 13日 18:28読書 書評
やる気ある本屋さん
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2014年 03月 06日 23:40読書 書評
医者にできることは薬処方だけではない
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2014年 03月 04日 19:48読書 書評
吉田初三郎 鳥瞰絵図
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2014年 01月 29日 18:30読書 書評レビュー（書籍）
日本山岳紀行 ドイツ人が見た明治末信州
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2014年 01月 25日 09:48読書 書評
電子書籍と「自炊」
スキャナー関連であちこち見ていたら、「自炊」という言葉に当たりました。書籍内容をどこかからダウンロードして自分の手元に取り込むのを「外食」に例えて、自分で持っている本をスキャンして取り込む事を言うのだそうです。しかし書籍を開いてスキャンしてページめくって、を本一冊繰り返すのはタイヘンな作業です。中に
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2014年 01月 10日 20:38読書 書評レビュー（書籍）
森林飽和
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2013年 12月 21日 11:19読書 書評
「こどもの名前が危ない」 という本を読みました
こどもの名前はその時代に渇望されているものが多く付けられてきたという話で、戦況が悪くなって来た1941年以降に「勝」「勇」が人気の名前になった。医療が悪くこどもがよく死んだ頃は長生きするよう「久」「寿」、食料難の時代には「稔」「茂」が。バブル期に「愛」が一番人気になった経緯など頷きながら読みました。
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2013年 11月 26日 21:32読書 書評レビュー（書籍）
地図中心（月刊誌）
日本地図センターの月刊誌、地図中心というのがあります。
今月号（2013年11月号 （通巻494号））の目次は
特集 地形模型の世界
徳山ダム〜立体地図で湖底を見る〜 山口愛加
自作の立体地形模型からカシミール３Ｄへ 杉本智彦
「やまなみ」の出来るまで
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2013年 11月 23日 19:33読書 書評
こどもとかぐや姫の映画をみてきました
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2013年 09月 15日 21:54読書 書評
丹沢連発日帰り沢登りと木本哲「クライマー魂」
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2013年 08月 23日 20:31読書 書評
各地の百名山
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2013年 08月 19日 21:42読書 書評
長くつきあう作家
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2013年 07月 18日 09:04読書 書評
アースダイバー 中沢新一→「山登りと信仰と死」
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2013年 07月 09日 19:10読書 書評
現代農業8月号 「夏！香辛野菜が主役」
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2013年 07月 08日 21:08読書 書評
高額な本は図書館で借り期限決めて読む／良いまちの本屋発見
書評で気になった興味深い分野の本で、高くて厚いのはいきなり買えませんからまず図書館で借りて読みます。何度も読みたいと思えば、結局買って書架に置きます。
●辺境から眺める テッサ・モーリス＝鈴木 大川正彦訳 みすず書房2000年
3000円
「植民地時代の探検家が行った旅とは逆に、〈奥地〉の
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2013年 06月 27日 20:57読書 書評
まちの本やさん 続き
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2013年 06月 23日 23:24読書 書評
くう・ねる・のぐそ（伊沢正名／山と渓谷社）
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2013年 06月 20日 20:43読書 書評
まちの本やさん
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2013年 06月 10日 20:53読書 書評
リンカーンの連鎖
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2013年 04月 10日 22:37読書 書評レビュー（書籍）
【古書の書評】富士山の旅／冠松次郎著1948
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2013年 03月 16日 19:58読書 書評
イグルーのはなし
最近になって行き着いた境地など、いろいろイグルーの話、書きましたよ。ごらんください。
http://www.nhk.or.jp/ecochan-blog/400/148842.html
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2013年 03月 10日 20:06読書 書評レビュー（書籍）
山で便利、ポリ袋レシピ
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2013年 03月 07日 23:16読書 書評
吹雪の死 少年駅伝夫とデルスウウザーラ
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2013年 03月 06日 09:09読書 書評
夜と霧 フランクルと山
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2013年 03月 02日 14:17読書 書評レビュー（書籍）
お勧めの富士山本 富士吉田市歴史民俗博物館の叢書5冊
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2012年 12月 15日 11:33読書 書評
外国語翻訳＋朗読、凄い
グーグルの翻訳サイトで瞬時に外国語に訳せる。そういうことが出来るのは知っていましたが、自分の山行記録をやってみて、これは凄いと思いました。確かにヘンなところもあるけれど、これは凄い。しかも音声で読み上げられてしまいます。しかもカーソルで間違い部分を指すと、すぐ代案がポップアップで手直しが早い。やっぱ
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2012年 07月 30日 00:28読書 書評
日本百名山は、やはり何度も読む本です。
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2012年 01月 12日 23:19読書 書評
岳人２月号「知って得する雪山の裏技」
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2011年 10月 19日 18:56読書 書評レビュー（書籍）
谷川岳大バカ野郎の５０年【本】
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2011年 06月 30日 22:12読書 書評
白山書房の本アウトレット情報転載です
明日から四日間、白山書房の本、「アウトレット・フェア」開催とのことです。以下引用。
今回は下記の書籍を出品予定です。
早いもの勝ちですので、お見逃しなく！
『東京周辺の沢』（カバー無し） 特価1,000円（価格2,000円）
『日本百名谷』（カバー無し） 特価1,500円（価格3,00
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2011年 06月 30日 17:45読書 書評
再度「江戸の紀行文」板坂耀子／中公新書の感想
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2011年 06月 06日 09:17読書 書評レビュー（書籍）
彼らは徒歩旅行者だったのですよ！
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2011年 05月 26日 18:30読書 書評
20年前くらいの地方山岳会記録は凄い
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2011年 02月 18日 06:33読書 書評レビュー（書籍）
筑摩書房の世界ノンフィクション全集は凄い
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2010年 12月 07日 00:42読書 書評レビュー（書籍）
パタゴニア研究中
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2010年 12月 06日 01:43読書 書評レビュー（書籍）
北海道の登山史 書評 かきました
北海道の登山史という本が今月出ました。その書評を書きました。
それが以前はどうだったか？私は歴史の中の、どの位置にいるのか？
オヤジになると我が身の時間的立ち位置が知りたくなります。
http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/AACHBlog/ind
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2010年 11月 30日 23:50読書 書評レビュー（書籍）
「百年前の山を旅する」服部文祥 の書評書きました。
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2010年 11月 26日 23:03読書 書評レビュー（書籍）
空白の五マイル書評書きました
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2010年 11月 18日 09:57読書 書評レビュー（書籍）
おすすめ本２冊
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2010年 09月 27日 22:08読書 書評
70年前の青春と追悼
山岳部OB会の、年に二度の会報の編集担当をしている。1937年入部、94歳の今村先輩からの手書き原稿を校正している。
日高のペテガリ岳の厳冬期初登は1943年１月。1940年には雪崩事故で８人の先輩が犠牲となっていて、なんとしても仲間の手で登りたかった。そしてもう戦争が激しくなり山どころではなくな
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2010年 09月 23日 14:49読書 書評
たのしかったNHKラジオまいにちフランス語
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2010年 08月 25日 22:59読書 書評
ブクレビューに白山書房数冊更新しました。
白山書房は山の本、特に沢の本をどしどし出版している奇特な会社です。装丁はおしゃれじゃないし絶版もあるし名著もあるし、駄本もありますが、今程ネットに沢記録が無かった頃は、沢の記録集など読んで、タイヘンお世話になりました。
沢の本、地域研究の凄い人の本などあります。
ブックレビュー登録からは漏れてい
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2010年 07月 29日 16:58読書 書評レビュー（書籍）
サンナイとサンケナイ（アイヌ語源の山名解）
前に触れたアイヌ語地名解の本で
サンナイという地名の意味がわかった。積丹の珊内川、青森の三内（丸山遺跡のあるところ）。ナイは、アイヌ語で川。サンは上流からどどっと何かを押し出てくる様だそうで、多くは、大雨が降ると増水するというのが命名のきっかけらしい。確かに積丹の珊内川は、上流の集水域に対し、河口
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2010年 07月 21日 00:05読書 書評レビュー（書籍）
山の本
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2010年 07月 19日 07:29読書 書評
トイレットペーパーを持って行かない
岳人の終わりのほうの白黒ページに、チーム84の澤田くんが連載している記事があり、今月号のお題はトレペを持って行かない話。人の多い有名山の道歩き登山では通じない話かもしれないので、そのつもりでおききください。
トレペは最後にゴミになるものであり、野のフンが汚く見えるのはトレペがあるからであるので、尻
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2010年 07月 05日 21:25読書 書評レビュー（書籍）
モイワとモヤ、岩木山（アイヌ語源の山名解）
市民図書館でふと見つけた本がおもしろいのでこれをネタに新発見をご披露します。
東北・アイヌ語地名の研究／山田秀三
http://www.yamareco.com/modules/amaxoop2/amaxo.php?ASIN=4883230635
札幌にある藻岩山、実はその横の円山がモイワで、
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2010年 06月 08日 22:53読書 書評レビュー（書籍）
おすすめクマ本２冊
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2010年 03月 08日 18:44読書 書評レビュー（書籍）
でこでこてっぺん
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2010年 02月 13日 23:53読書 書評レビュー（書籍）
読めない本の短書評シリーズ始めました
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