著者は腸内細菌学一筋の研究者で、来る日も来る日もウンチの中の菌を注意深く丁寧に観察し続けたのだと思う。ドイツにまで留学して東大のセンセイなのに、家族は、人に聞かれてもウンチの菌の研究ですとも言えず、きっと大半は地味な研究人生だったと思うのですが、今やお陰でこれだけのことがわかりました。ノーベル賞の大村智さんやうちの父(別に学者じゃないですが)と同じ世代。地味な日々の調査、観察を何十年も続けてこその科学です。
腸内細菌にダメージ を与える抗生物質はやはり最小限度にしたいもの。人は沢山の菌の宿主であるという自覚を。
第3章免疫の仕組みなど、90年代以降明らかになった免疫の仕組みの内容は読書速度をぐっと落として丁寧に読みました。乳酸菌は、腸の自然免疫機能のエサ(活発にする物質)だそうです(p86)。食べた乳酸菌が生きたまま棲みつくのではなく、乳酸菌の死体が腸管細胞のエサになるそうなので、生きていることより、テニスコートなみに広大な腸の表面積に行き渡るだけの量が大事なのだそうです。
で、その量ですが、著者は1日250〜350グラムのヨーグルトを食べるそうです。乳酸菌は死んでいても生きていても関係ないので、煮込み料理でもOK。
うちは毎朝3人で450グラムヨーグルトを分けて食べるので、150グラムしか食べていません。3人なら晩にもう一回食べれば適量か〜。こどもがジャムをトッピングしてくれます。
明治ブルガリアヨーグルトは、前は500グラム入りだったのに、450に減りました。もっと大盛りで売って欲しいです。
トルコ旅行した時に見たのですが、トルコ人は、バケツでヨーグルトを買っていました。スーパーでも商店でも、一斗缶把手付きみたいなのを両手に持って歩いているおっさんがたくさんいました。大家族だし、数日で食っちゃうんじゃないかな。トルコ人に教わったヨーグルトスープで、肉団子を煮込んだヤエラ・チョルバスという熱々のスープは、うちの定番です。
http://cookpad.com/recipe/2464255
私はクリアしてます。1日置きか毎日1リットルづつ牛乳パックでヨーグルト作成してます。腸は同じ乳酸菌だと慣れてしまうので、時々違う乳酸菌にしたらいいみたいですね。なので、いろんなヨーグルトを種にして増やしてます
マロさん無敵の理由は腸が強いところなんですね。乳酸菌もいろいろなのだなあ。うちも牛乳で作ります。以前、暑い夏は常温でできたことがありました。
そういえば、私もヨーグルト発祥の村?かなんかトルコで訪問しました。イスタンブールの川のそばの村です。トルコにいくまでブルガリアがヨーグルトだと思ってましたが、パンもヨーグルトもトルコから輸出した地で有名になったんですよね。私も手製ヨーグルトに毎日いろんなジャムを娘でなく自分で選んで入れてます、手作りりんごジャムやイチジク、今日は生姜湯の元?いれたら美味しかったです。ゆず茶の瓶もでかいから便利。乳酸菌の餌は食物繊維らしく、スーパードクター達はヨーグルトにバナナや人参いれて毎晩食べるらしいです。今から頭良くならないですが、便秘知らずです。
むかしはブルガリアもコーカサスもオスマントルコの一部ですからね。ロシアの腸内細菌研究者が調べた長生き村はコーカサス地方でした。
ジンジャージャムというのが欧米の小説なんかに時々出てきて、どんなだろうと思っていまして、このまえ輸入ジャムで買ってみたのですが、なんだかうちでは不評でした。しょうが湯の元は少しいいかな。韓国産のゆず茶のデカ瓶、時々買ってきますよ。あの空き瓶昆布入れるのに便利です。
乳酸菌のエサは繊維質の話、まさに牛は草食べて消化して生きているんじゃなくてあの草は腸内細菌のエサで、腸内細菌が作った栄養を牛が餌にしているそうです。びっくりです。
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