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その名も本宮山、鳳来寺山と、この地の名山を登り込み、テーマ性のある周辺情報を盛り込んで、過去と今との資料的な独断的まとめをしている。
各地の名山には、必ずこんな地元登山愛好家や地元史家による熱血本がある。たとえ自費出版でも、自分の研究のまとめが書店に並ぶのはうれしいもので、言いたいことはすべて書いた、もういつ死んでもいいやって気分になります。
その土地でその山を巡る暮らしをしている登山愛好家なら、思わず手に取るものだ。こういう文化が盛んな街は大好きだ。三河地方には良い書店も出版社も何軒かあり、山ネタも街ネタも歴史ネタも、地域書籍が充実していると思う。6年前に1年だけ豊橋に住んでいたときには、おかげでずいぶんたくさんのことを知ることができた。多分平均的な地元の人より詳しく知っている。
全部は買えなかったけど表紙だけ写真で紹介。買ったのは「中部地方の古道」岡崎の古道研究家77歳の自費出版本。中世以前の古道は、山の尾根筋にあったというもので、今私が歩いているような国境越え山行にかぶるテーマなのである。ちょうど最近興味のある木曽古道について現地踏査のルポがメイン。現在の国道は江戸時代の中山道で、8世紀以来の道はもっと本流から離れた、木曽山脈中腹を縫っていたというもの。手作りなので地図は手書きで写真とのレイアウトも見づらいが、これだけまとめれば大したもの。各地で古老に取材していて、文献だけでは無いナマ情報も大盛りだ。
時々、久しぶりに訪れる豊橋だが、書店が健在でうれしい。
この本見て、本宮山男のイト-さんがまっさきに目に浮かびましたよ。
そういえば、一番左の作家さん、本宮山でたまたま会いました。本宮山のみちびきの像のお話聞かせていただきました〜鳳来寺山(利修仙人)との関連をお聞きしました。面白かったです。
やっぱり。きっとあっていると思っていました。
木曽古道も風越山行ったときに気になった道です。護良親王の話かしら、なんだろう…と。こんな本の存在を知らせて頂きありがとうございます。
「親王の道」は南北朝時代の信濃大鹿村に住んでいた宗良親王と子の「三河の宮」尹良親王の話でした。その後の飯田街道と矢作川のラインのちょうど真ん中あたりにその「矢作川東岸道」の痕跡をたどるルポです。土地の古老の案内で山道をたどると、いろいろと痕跡があって、どこそこの祠や石仏をたどると・・・というような話が並び、マジたのしそうです。最後に鎌倉に幽閉された護良親王も通ったのかな。この石仏の脇の坂道を・・・などとイマジンするのが楽しいですね。
豊橋の本屋は、市役所近くの豊川堂と駅前の精文館書店です。どっちも充実です。今回は豊川堂でした。
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