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山スキーの新製品は今、滑り重視で、登り重視の私にはたいそうな丈高だ(ふくらはぎの半分がかぶさる)。アイゼンに履き替えたりラッセルしたりするには歩きにくそうで、買う理由もなかった。
先月、後輩のお古でTLTビンディングのついた板をもらって、その機会に兼用靴を買った。今まで通りの登り重視山行に不自由が無いか、昨日、伊吹山に出かけた。南西面は思ったほど雪がなく、その北のスキー場に替える。
スキー場トップ周辺の藪の急斜面の新雪尾根に取り付いて30分ばかりシール登行&キックターンで登ってみた。足首回りの締め具を緩めれば十分に使えた。なんだか十分だ。これなら長期の山スキー山行もできると思う。
もっと驚いたのは滑りだ。これまで足首グラグラの靴で滑っていたので、何の苦労もなくターンできて、後ろに寄りかかってもまったく転ぶことができない。楽なものだ。何だこりゃ。みんなスキーがうまいんじゃなくて、靴のおかげなんだ、と知った。今更だけど。
これまで私のグラグラ足首の登山靴スキーで姿勢を低くして転ばずに滑るのを見て、よくもあんな靴で滑れるものだと感心する人もいたが、下手な人だとみていた人もいた。
転ばない楽な靴で滑ってみても、スキー場の圧雪ゲレンデは飽きてしまう。どうにでも滑れるし、降りるだけだし。吹雪の目つぶしでほとんど目を閉じて雪面見ずに滑っても全然転ばない。スキー場に来てリフトに乗って滑るのは、娘が幼稚園の八甲田以来で、10年以上前だった。
やはりたとえ藪だらけでも山スキーのほうが楽しい。登り五時間、下りはいっとき。だから楽しいんじゃないかな。リフトで登って圧雪を何度も降りてもつまらない。何か技術的な課題でも練習するのなら楽しいのだろうが。
2月、長期の地味山脈イグルー山行計画を立ててみたが、仲間が見つからない。山スキー長距離山行文化の愛好者、誰かいないものか。シール登行技術は必須。
一人で行くと、かみさんが反対する。
おお!期待大なり。
夫婦間の密約は極めてそれぞれ(笑)
道具が高すぎて、学生に勧められないのが辛いです。私の時はみんなもらいもので、靴もビンディングも、買ってもせいぜい2,3万円でした。高校生にやらせたいのに!!
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