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例えばロシアの旗は赤青白だけど順番どうだっけ?色鉛筆で実際描いて塗って眼を通してみれば、ああこの順番だってわかるけど頭の中で色を並べて検証することがちょっと難しいことに気がついた。色を頭の中で配置する能力って、もしかして個人差あるのかな。
アフリカ諸国の赤黄緑のラスタカラーは、順番が自由のようで、これを憶えるのが最も難関だ。
赤青白黒が最もメジャーな色で、日本語ではこの4つだけが「い」を直接つけて形容詞になる。ほかは、黄い、緑い、茶い、などできない。
赤、青、白は旗では最も人気だ。米英仏蘭露、それにスラブ諸国。でもロシアの例に見るように、順番を心のなかで想起するのが難しい。フランスは信号機と同じで左が青で右が赤と憶える。オランダはそれを90度回したものと憶える。
大体、赤と青を離接するのは避けるのが紋章学の掟らしいのだが、ロシアもポルトガルもやっちゃっている。しかも白を端に持ってくると、白い紙に描く時、枠を改めて描かないといけない。ピョートル大帝がオランダに留学した際、オランダ国旗を見てこれをアレンジ流用したのがロシア国旗とのこと。
ドイツは掟破りの黒を入れているところが昔から好きだ。更に、並びも掟破り。紋章学的な掟で言えば、黒と赤の間に黄とか白とかいれるほうが順当なのだが上から順に黒赤黄。夜明けの東の空のイメージで憶えた。ベルギーは90度回っているが、やはり真ん中が黄。
19世紀の国民国家形成で近世から近代になった時、国旗が世界スタンダードになった。初期に名乗りを上げた国がやはり赤青白ばかりで、後発は黄や緑だ。日本も1868年はわりと早い方だ。早い者勝ちのシンプルデザインを名乗ることができた。後発は紋章を入れたり独自の色をいれたりの工夫がいる。
画像左は一番好きなザクセン=アンハルト州旗。ドイツには黒を使う紋章の伝統があるらしい。城壁のうえをトコトコ歩くクマが好きだ。
右はチェコのヴィソチナ州旗。赤と青基調ながら見ていて飽きない。ヤマアラシが名物なのか。
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