こどもの名前はその時代に渇望されているものが多く付けられてきたという話で、戦況が悪くなって来た1941年以降に「勝」「勇」が人気の名前になった。医療が悪くこどもがよく死んだ頃は長生きするよう「久」「寿」、食料難の時代には「稔」「茂」が。バブル期に「愛」が一番人気になった経緯など頷きながら読みました。
さて、本書のテーマはここ10年ほどなんとコメントしてよいかわからない珍奇な名前(まちがえた読みや無茶な当て字を当てた名前)が多くなって来たそのわけを述べています。
確かにこどもの名前を付けるのは人生で数少ない主導権を握れる機会で、張り切ってしまうので、親が抱える「無意識」の影響が大きいでしょう。
そんな名前を挙げて、親の不見識を責めるばかりではなく、なぜそういう人がこれほど多いのか、というあたりがこの本の読みどころです。著者は命名研究家で、長く命名相談に携わった経験を持ち、漢字の成り立ちや歴史にも詳しい専門家のようです。
著者本人の名前もとても読みづらい名前で、それを付けた父親の苦しみを受け入れることができるようになった話が印象的でした。
本のタイトルが「こういう感じ」なのは、この出版社特有の傾向と思います。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%AE%E5%90%8D%E5%89%8D%E3%81%8C%E5%8D%B1%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%89%A7%E9%87%8E-%E6%81%AD%E4%BB%81%E9%9B%84/dp/4584123578
おはよーございます
今も昔も、初めの子どもにはいろいろと考えますが、3人目、4人目以降は適当ですね
以前、親からもらった自分の本名を変更した人にお話を伺いましたが、新しい名前もご本人も風変わりな方だったのを思い出しました。
現代の名前は、法と行政に縛られた範囲で親が精いっぱいの我が儘を子供に押し付けるツールなのかもしれません
よねやまさん
こんにちは。(^-^)/
その子の人生に深い影響を与えるなんて
なかなか興味深いですね。
実は、私の名前も珍しい部類に入ります。
まず聞かないし見かけません。
一応、普通に音読みはできるし
親に尋ねたら漢字の意味は通っているので
厳密にはキラキラネームとは違うかも。
生まれた当時はかなりインパクトがあったはず。(笑)
でも、虐められた記憶も全くないし
親の希望が込められていると思うので、
「素敵な名前を考えてくれてありがとう」
と思ってます。(^^ゞ
yoneyama さん、初めまして。mesner と言います。
コメントとしては、ihara さんのそれに付け加える事は有りません。
しかし、私は子供の数が減り始めているのが気になって仕方ありません。
我々人類は、1)先ず社会的生き物ですから、働いて社会に貢献して税金を払う事。
2)次に生物として、種族の子孫を残す事、が最も肝心な使命だと思っています。
3)そしてヤマレコは気晴らし、趣味として1)と2)の為の人生を豊かにするものだと思うものです。
若い人が老人になる頃には、日本の人口が今の半分の5〜6千万になると言ふ事がどんな事か、私には想像できません。
今でも全国的に8軒に一軒の割合で空き家があるそうですが、これが半分の家が空き家になると言ふ事です。
老人の繰言ですが、ほんとに心配です。
こんにちは。
我が家ではホットな話題(来年、家族が増える予定)ですので、お邪魔させて頂きました。
学童指導員をしていましたが、今の子ども達の名前は変わりつつあります。正確に言うと、普通に読める名前と、全く読めない名前に二極化しているようにも感じました。
ご紹介頂いた本、名付けに参考にさせて頂きますね♪
名前って一生付き合っていかなければならないのに自分で選べないし
親の願いや愛情の込められた名前なのに
名前のせいでいじめにあってしまったり
その人は「無敵」という名前でした
犯罪者と同じ名前でいじめられる人もいる中で
在日の人は名前を複数持てるから犯罪おかしても本名がでないとか?
聞いたお話なので間違ってたらゴメンなさい。
「悪魔」とか不幸を暗示させるような名前を
市役所の職員が説得して改めさせたけど
「亜久麻」になったとか
愛情と価値観の違いなのか
考えても親の気持ちが分からないことが
増えてきました
一度だけでも自分の意志で変えれるように
出来たらいいなって思います
前の名前が戸籍に残っても
それは結婚で名字を選ぶのと変わりなのではないかしら
名前による不幸がもしあるのなら
知らないでつけてしまった親にとっても
辛いことですよね?
子供の為に幸せを願っても
名前をつけることの難しさと
今置かれている現実の恐ろしさみたいなものを感じました。
イハラさん
名前は一つしかないから価値があるとおもうのですよね。ネット上には自分で名乗る名前がありますね。変える人もいます。しかし、自分で名乗る名前とは本当の意味で名前といえるのか?整形手術した顔のようなものかもしれません。
シオンさん
あまり無い名前であっても、その名前を親に感謝できる関係ならば全く問題ないと思います。
珍奇な名前で問題なのは、親の「満たされない」という情念が無意識下にあって名付けに込められると、負の関係が生じてしまうという点であると、この本は述べています。両者に良い関係があって、読むのに困る名前でなければこれは珍奇ネームではないと思います。
メスナさん
メスナさんは心配性ですね。少子化は問題ではなく、解答です。なって行くしか無いのです。抵抗することは無いと思います。これからは、後退戦です。応戦しながら退却するのは難しいことですが、サイズの小さい、それでも幸福な国はあるはずです。軍拡、経済発展、電力増産、車社会、グローバル化ではない日本を一刻も早く設計しなくてはいけないと思います。今のところみなさん逆を見ていますけど。
マツコさん
ご懐妊おめでとうございます!!!
素敵なお名前を考えるのは楽しい事です。こどもにすばらしい贈り物になる名前を、ぜひ考えてください。
この本、珍奇な名前の増えている理由考察が山場ですが、ちゃんと名前を考える際の真っ当な心構えも触れています。なかなか参考になると思いますよ。
イチゴさん
この本では、親の抱える心の問題が無意識に「悪意無く」珍奇名の名付けになってしまう件について触れています。でもいまどき心に満たされない感覚を持たずに暮らしている人も多くはないかもしれません。親の因果は子に報い、と言いますが、そういうものも引き受けてこそ親子の縁というものなのかも知れません。著者は父親が死ぬまで和解できなかったけれど、死後その心の闇に気づいて理解したと、そういう事だってあると思います。名前を付ける、名前を名のるとは、人にとって、親とは何だったのかを探る、唯一の絆かも知れません。
こんばんは、yoneyamaさん。
こちらは、皆さんほど真剣な話では無いんですが(-_-)。
自分の小学生の頃のことを思い出してしまいました。
よくある“自分の名前の由来を親に聞いてくる”という宿題
が出まして、その時のオトンの答えが
「…んっ。嫌か?」
でした。
「おい、オトン。もっとなんかあるやろ(゜o゜)。」
えぇ、ただそれだけの話なんですけど(^^ゞ。
スギボーズさん
オトンは照れくさかったのでしょう。
語らないという表現もあり〼。これは時間をかけた謎解きで長く楽しめますね。スラスラ教えてくれたって、本当なんだかわかりませんからね。
名前を聞いてから実際会ってみてイメージ通りということは私はよくあります。
音による暗示か何なのかはわかりませんが、名前が人格に与える影響は確実にあると思います。
いまどきは「音」重視の名付けが主流だもんね。
僕の世代は、シゲノリとかヨシヒロとかカズアキとかタカユキとかノリヒロとかタツヨシとか、文字重視で、音は印象弱く、イメージできず。今はかえって、文字を付けない方がまだマシかもしれません。
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