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うちの近くに小さいパン屋があって、カンパーニュとかバゲットとかの簡潔な古来のパン(粉と塩と水だけで焼くのを「リーンなパン」というそうです。食事パンです)を焼いているので週一回買いに行きます。
先週の土曜に買いに行って、パン屋の主人に、「妻が風邪で寝込んでいて、カンパーニュを食べたいと云っていましたよ」と伝えました。
きょうは僕が寝込んだので、妻に買いに行ってもらい「夫が風邪で寝込んでいて、カンパーニュを食べたいと云っているんですよ」と伝えたそうです。が、きょうは売り切れ。直径20センチのカンパーニュは、買う人が少なく、イッコか二個くらいしか焼かないそうで、何人かのカンパーニュ客が運次第で買って行く感じみたい。そういえば前に僕が買って無くなったあと店に来て、悔しそうなことばを口にしていたおばさんがいました。
リーンなパンの逆のリッチなパンはバター、砂糖が生地に入り、いろんなものが錬り込んであったり載っていたりのよくある売れ線のパンです。日本のパン屋はこれが商売のメインになると思います。リーンなパンなんか全く置いてないパン屋のほうが多いです。でもね、食事というよりあれはお菓子パンです。プロの焼く食事パンはやっぱりおいしいものです。リーンなパンを少しだけど置いているパン屋が近所にあるのは、豆腐屋や鮮魚店が近所にあるくらい大切な事です。
自分でも焼いてみようと、そういえば土曜日に生地を作りました。低温長時間発酵だ、と、冷蔵庫に入れっぱなしの生地がありました。その後寝込んだので放置発酵継続しています。
お昼は、代わりに買ってきてくれたカンパーニュ生地のバゲットを切って、野菜スープと手製ジャムと蒸し野菜なんかを二人で食べました。思えば妻は、お昼をこうして一人で食べている事もあるのか。つまんないだろうなあ。
風邪をひくと、読書がはかどります。何冊も枕元に置いて、ウトウトしたらまた本を換えて。好きなだけ読書。極楽です。鼻かんで、咳して、読書。パソコンは最近、目が痛いのであまり見ないようにしています。
街場の戦争論 内田樹
知の逆転 吉成真由美
もういちど読む山川日本史
英語で読む村上春樹TVピープル ラジオテキスト
松本連隊の最後 山本茂実
無人島に生きる十六人 須川邦彦
健康的に暮らしていても風邪周期にあたるんですね。薬飲んでも飲まなくても安静保温水分栄養補給で時期が来たら治りますね。
そういえば、慢性疲労があるわりに、一年以上風邪ひいてないです。花粉の薬も飲まず、はなかんでるあいだに終わりました。
私もリッチパンは、あっとゆうまに、二三個食べてしまい、どんどん太ります。スポーツジムの健康ボディのオバ様方は絶対にリッチパンは食べないと仰っています。私は欲望が強いので、パン屋の前を素通りできないです。整骨院の先生に白くて膨れているもの食べたら身体も膨れていくと言われました。手錠をかけるか、お坊さんの修業にはいるか、財布を持たないようにしなくては、欲望のまま食べつづけて自分で律することができないと、先日もオバ様方に泣き言をいいました。
ドイツの固くて旨味のある朝の焼きたてパンが懐かしい。特にヒマワリの種のパン!でも、そのまま食べるより、脂肪分たっぷりの手作りバターとかジャムを山盛り載せて食べるのが好きです。やっぱり、私のような人は、絶対痩せないです。
リッチパンはお菓子みたいなものだから食事代わりにするといけませんね。パン屋の前のニオイがまたいいんですね。まろさんは余人を持って換え難い働き手のようだから何を食べてでも突き進んでもらわないと。でも、そのうち休んだ方がよさそうですね。
うとうとまどろみつつの読書、風邪気味とはいえ気持ちよさそうですね。私は読書の時間がとれず、月に2、3冊読めたらいい方です。
「無人島に生きる十六人」は大好きな本で何度も読み返しています。以前の日記に書かれていた佐川光晴さんも「おれのおばさん」「山あり愛あり」読んでいますよ。
忙しい時代はあるかと思いますけど、付きに2、3冊セレクトしてでもお楽しみですね。
「無人島」噂の古典で、気になっていたのですが、行くと必ず買いたくなってしまう小さい本屋にフラフラ寄ったら、掴んでしまいました。
佐川さんと暮らした、蛮カラな学生時代を思い出しちゃって、ぼくは特別な思いで読んでしまいます。
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