天気の割とよい週末で残雪の具合も良いのですが、我が家の女二人が風邪で寝込んでいるので看病で自宅待機。炊事洗濯お掃除などして、久しぶりに溜まった新聞を読むと共同通信系の地方紙(うちは山梨日日新聞)で、村上春樹インタビューの連載が。
村上さんの小説は、闇の世界から開かれた世界へと抜け出す物語が基調にあります。冷戦終結以降の世界やオウム、イスラム国や対米テロの時代についてのインタです。
善悪を簡単に規定できない現代の世界は、ロジックの崩壊しつつある世界。ロジックの地下にある無意識の世界の物語を書いている。ロジック崩壊の時代を乗り越えて行くには、自分の無意識の中にある羅針盤を信じるしか無い。その羅針盤を作る方法は、
”体を鍛えて、健康にいいものを食べて、深酒せず、早寝早起きをする。日常を丁寧に生きる事。”
ここのところに強く共感しました。
村上春樹は闇からの脱出的なお話が確かに多いですね。読ませるのも上手いし・・・
自分の中の羅針盤・・・深いなぁ。
進んでいる方向が違っても、違うと思っている事だけは誤魔化さないのがいいのかなぁ。
”体を鍛えて、健康にいいものを食べて、深酒せず、早寝早起きをする。日常を丁寧に生きる事。”
簡単には出来ないことですね。
「自分の中の羅針盤」は、山に例えているだけに、山の話でもあると思いました。
簡単かもしれないけど、やっている人は少ないですね。しかし、すぐれた登山家はそういう暮らしをしているように思います。
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