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僕がお勧めするのは古書ばかりです。読みたければ古書店か図書館で、というような本ですが、未知への憧憬、自分で計画を立てる楽しみを読み取れるようなすぐれた山の本は最近多くは出版されません(この十年で僕が知るおもしろかったのは山野井泰史、服部文祥、志水哲也氏あたりでしょうか)。
1950〜70年代、若者の登山人口が多く、今より人が読書した時代には、ヒマラヤ、アルプスの初登記録がたくさん出ました。そのころ山を登る人は南極、北極、中央アジア探検記なども読んでいて当然というご時世だったことでしょう。今60〜70代の人の時代です。僕は80年代ではありますが古い大学山岳部出身なので、先輩の影響でこれらの本を愛読しました。そのような本棚の本をボチボチ登録しています。これらの本は古書店では高価な値のついているものもありますが、山岳部の亡くなった蔵書家のOBにもらったものです。
深田久弥は百名山で有名ですが、そもそもカタログ的登山やツアー旅行を嫌うようなことばかり書いている人です。百名山よりもむしろ、ヒマラヤの登山史の研究家であり、当時は誰よりも精通し、日本中の登山隊の相談相手になった功績が大きかった。氏の「ヒマラヤの高峰」で、僕はヒマラヤの概略を知りました。
というようなわけで、もちろん入り口はカタログ登山でもいいのです。でも、登山の神髄、「未知の山域を、自分の作った計画でなんとかやりとげ、家に帰る」という喜びを知る、珠玉の書の数々をボチボチ紹介していきますのでときどきご覧ください。
おぉ※山古書店!深田久弥の百名本?をみなさんに読んでほしいですね!という私も数冊しか読んでませんが
読んでほしいのはヤマヤマですが、なかなか本が無いので、表紙だけ楽しんでもらうって感じですネ〜。
私の書棚に、ガストンレビファ「星と嵐」近藤等訳でサイン入りの古書が一冊あります。それと加藤文太郎著「単独行」の戦後発売された古書。本をひもとけば紙が破れ崩れ落ちそうです。当時の若い女性が松本で求めた本でした。青い万年筆で書かれたサインに時代を感じます。もう一冊は田渕行男著「黄色いテント」、これは散歩の折りに古書店で見つけたのですが、一年経ってもカビ臭い書棚に並んでいましたので私が買いました。あとは岩波文庫が数冊。博品社「日本の名山』シリーズ全20巻。串田孫一の本が数冊並んでいます。貧しい書棚だなあ。
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