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何より、誰にも行けない数々のルートの全容がわかる。いかに困難なのかがわかる。わかってどうする?ぞっとするだけ。
写真が凄く良い。今の渓谷登攀には防水でレンズの滴もすぐとれて、明るくて、操作のし易いものもあるのかな。
私に見覚えがあるのは剱沢のD滝。これの右側をひとりで登ったのだと・・・。
称名川の廊下。圧倒的な岩の模様、濡れて黒光りする岩肌の層理や、そびえる高度間を写した写真は美しい。単独の多い中、称名廊下で偵察に来ていた成瀬さんの写っている写真は、スケールを示す。人が居ると、摩天楼のような大きな壁の縮尺がわかる。
御岳山赤川地獄谷。美しい滝の写真と、行くか戻るかためらいながら登る文章がいい。
税込み3850圓ながら、満足。高級ワイン一本分を遙かにしのぐ。
こういう男が人知れず観客もなく倒す相手も無く勝ち負けでもなく、挑み生き残って来た探検登山記を読むと、オリンピックができないくれえでなんだ?と思う。
実家近くの、子供の頃から馴染みの書店で注文購入。なじみのばあちゃんにこの本凄いんですよ、と説いてみせたが、まあいいや。ちょっと語りきれない。
なじみの本屋さんは壊滅状態なのでアマゾンで発売日に届きました。
凄いですね。
若いころ25,000でゲジゲジを探して挑戦したのがオツルミズ沢でした。
雨が降り始めて慌てて逃げましたが死ぬところでした。
後でとても有名な沢であることを知りました。
山の本はだいたいは読むといってみたくなりますが、この本はその気になりません。(笑)
一流のクライマーは一流の写真家と言いますが、写真が説得力あります。
都会の本屋は全滅なんですか。南無阿弥陀仏。
オツルミズに地形図だけから見て行ったのですか。それは幸福な時代です。
ちょっと無縁の異境地で、これは想像させてくれるいい本です。
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