表紙写真の登山道具が懐かしいです。ナショナルの豆電球ヘッドライト、アルミ琺瑯引き水筒、カジタックスのピッケル(必要な山はないですけど)、この鍋も見覚えあります。このマグカップは真空作りの走りで、ウチでも自宅用で使っています。(軽登山靴は地下足袋派なので、コメントできる知識がありません。)
タイトルは100ですがまえがきには111山とあり、項目番号は94まで。近い山を抱き合わせで扱ったりの事情で、数が合わないのはご愛嬌ですが、その後この本は130山として再生して定着した模様です。
130−111の19はどこか?これから徐々に分かってきそうです。
1989.9初版
1994.8新訂第二刷
あつた勤労者山岳会
風媒社
yoneyamaさん、こんにちは。ベルクハイル(bergheil)です。
昔の山のガイドブックって、実用的な価値は既にありませんが、昔の登山ルートや、昔の山の様子のことが解り、ある意味、貴重な山の資料ですよね。
私の本棚には、例えば、
「九州の山」(しんつくし山岳会 編、初版 1957年、改訂二版 1958年)という、古い九州の山のガイドブックがあります。(1981年に古本屋で購入)
九州の山々は、昭和後期に自然林の伐採が進み、杉林などの人工林化して、かつ林道が縦横無尽に山肌を切り刻んで、九重などの一部の有名な山以外は、パッとしないのですが、魅力的だった本来の九州の山々のことを教えてくれます。
他に、「愛媛の山と渓谷」(愛媛大学山岳会編、初版 1973年、改訂2版 1986年)という本も本棚に並んでいます(1987年購入)。
こちらは、ちょっとした岩場の紹介や、沢登りの図解などあり、昭和の時代の愛媛での山登りの状況を教えてくれています。
九州の山の変貌ってそんな最近(といっても昭和後期は40年も前ですね)なんですね。
1950年代にも郷土出版物にはそういう山の本があったのですね。案外、長野県なんかだと有名山域のものばかりで、里の山の紹介などはガイドとしては平成になるまで殆どなかったかもしれません。
四国にも。住む人にとっての名山はたくさんありそうです。わざわざ遠くまで出かけなくても毎日眺めているそういう山を登って、上から住む街を見る。それが山登りの喜びの始まりではないかなと思います。
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