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やはり珍名といえば北海道ですが、慣れると、「そんなにヘンですか?」と思ってしまうから不思議。モッチョム岳、オッカバケ山、キムンタップコップ山・・別に普通じゃん。やはり知らない土地のヘンな山名はヘンです。僕もカニカン岳のイグル―でカニ缶食べました。
カムイエクウチカウシ山の山名由来について、まえに著者から問い合わせがあり、北大山岳部の部報2号の当該個所を紹介しました。アイヌの古老、水本文太郎氏から、カムエクの名を聞きだす下りが詳しく書かれています。また、山の会きっての文豪・井田清氏による部報3号の水本氏追悼の印象的なところも引用されていました。ここは私も好きなところです。
日高の国土地理院の地形図の間違い訂正の一件(2013年)も厚く書かれています。
聞いたところは面白いし意味も深いアイヌ語地名ですが、内地の山も修験道、タタラ文化、ご当地富士に富士塚、歴史のいきさつが盛り込まれた地名解が満載です。ガツガツ登る年ごろを過ぎると、こういう、山の歴史を知って、また楽しむというたしなみが、山登りにはあります。
思わず噴き出す珍名山リストに難読山名リストなどもたくさんあります。
やはり、山行計画では、無名峰よりは名のある山。同じ名前でもヘンな山名の山は、遠回りでもアタックしとこう、って事になります。
小学五年のこどもが、思わず噴き出す珍名山リストを見てゲラゲラ渡っていました。
ブルーガイド 山旅ブックス
大武美緒子/著 中村みつを/絵
実業之日本社
1,728円
ISBN 978-4-408-11165-0
2015年12月
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